年次決算報告書

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年次決算報告書とは、企業が会計年度ごとに作成する決算書(財務諸表)であり、当該会計年度の貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、キャッシュフロー計算書などをまとめたものである。
年次決算報告書は決算日(会計期末日)時点での会社の資産・負債・財政状態・経営成績・その他の状況などを会社の利害関係者に開示するためのものであり、会社法によれば株主総会による承認などの手順を巡視し、遅滞なく公告されることが義務づけられている。

年次決算報告書に含まれるもの

本来の決算報告書は決算日以降に作成される年次決算報告書を意味するが、大企業や上場企業においては四半期決算や月次決算が行われており、その都度財務諸表も作成される。これらの財務諸表と識別するため、本決算における財務諸表を特に「年次決算報告書」と呼び分ける。
ただし年次決算報告書とその他の決算報告書では作成される資料に違いがあり、年次決算報告書に必要とされる財務諸表は次のようになっている。

基本財務諸表

・貸借対照表(B/S)
・損益計算書(P/L)
・キャッシュフロー計算書(C/S)
・株主資本等変動計算書(S/S)

それ以外の資料

・注記表
・附属明細表(資本金が1億円を超えるか、貸借対照表の負債合計が200億円以上の株式会社)
なお、上場企業以外の株式会社はその規模により貸借対照表、あるいは貸借対照表および損益計算書を官報・日刊新聞・コーポレートサイトなどで公告しなければならない義務がある。

上場企業などにおける年次決算報告書の扱い

年次決算報告書は不正や誤謬(ごびゅう)を避けるため、上場企業や会社法に規定される大会社などは公認会計士または監査法人の会計監査が義務付けられている。
また、金融商品取引法により有価証券報告書を提出しなければならない会社の財務諸表はEDINET(電子情報開示システム)により開示され、誰でも閲覧できるようになっている。



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