入金予定入力は、実入金前に得意先から受領できる「支払通知」「支払予定」などに記載された、「入金予定額」「入金予定日」の情報を、登録済み請求データに付与する画面です。
事前に入金予定の情報を登録することにより、請求金額と入金金額に相違があった場合でも消込金額がマッチし、一括消込ができるようになります。
当ページでは「支払通知」などがCSVデータで存在する際、一括でインポートする方法をご紹介します。CSVデータが存在しない場合や個別で入力する場合は、入金予定入力をご参照ください。
※当機能は無償オプションです。ご希望の際は貴社の導入支援担当までご連絡ください。
■操作手順
0.取込設定を作成する
入金予定フリーインポーターの取込設定を作成します。支払通知のパターンの数だけ設定が必要です。
作成手順に関しては入金予定フリーインポーター 取込設定をご確認ください。
1.データの処理方法を設定する
データを取込する前に、処理方法の確認・設定を行います。運用に沿った取込内容を設定してください。
処理対象請求データ
入金予定額を更新するデータを指定します。
- 未消込のみ:消込区分が「未消込」の請求データのみ対象にします。
- 全て :消込区分が未消込・一部消込の請求データを対象にします。
同一得意先(債権代表者)請求データ
同一得意先の請求データの中で、支払通知に存在しないキーが存在した場合、更新するか否かを選択します。
- 無視:指定条件に一致するデータのみ更新します。
- 全て更新:得意先が同一の他データも更新します。(更新した場合、入金予定額は0円となります。)
例)得意先 Aの請求データが下記のように存在し、
請求書番号 0001、入金予定額 3,000円
請求書番号 0002、入金予定額 1,000円
請求書番号 0001に対して予定額 2,900円をインポートした場合
「無視」の場合
請求書番号 0001、入金予定額 2,900円(更新される)
請求書番号 0002、入金予定額 1,000円(更新されない)
「全て更新」の場合
請求書番号 0001、入金予定額 2,900円(更新される)
請求書番号 0002、入金予定額 0円(更新される)
処理方法
同一の請求データに対し、複数回入金予定データを反映させる場合に指定します。
- 更新:請求データの元の入金予定額を上書きします。支払通知自体を取込する際に使用します。
- 加算:請求データの元の入金予定額に加算します。金額差異のみを計上する場合に使用します。
例)当初請求額(=入金予定額) 3,000 円、インポートした入金予定額 1,000円の場合
更新の場合:入金予定額 1,000 円
加算の場合:入金予定額 4,000 円(3,000円+1,000円)
※上記の状態で2,000円をインポートした場合、入金予定額は6,000円
2.支払通知データを取込する
支払通知のCSVを取込します。パターンNo.を設定し、取込ファイルを選択して左上「登録」ボタンをクリックしてください。
読込が完了すると、画面下部の取込件数などが表示されます。
「読込が完了しました。」という緑のメッセージが出れば、全て取込が可能です。
そのまま「登録」ボタンをクリックしてください。
「登録が完了しました。」と表示されます。これでデータの登録・更新は完了です。
取込したデータは、請求データの関連画面に反映されます。
(入金予定額)
消込画面の「消込対象額」に反映されます。
実入金額と消込対象額が合致している場合は、一括消込の対象となります。
※消込完了後に請求残が残った場合、通常通り請求残としてデータが残ります。
(上記例では¥2,000が請求残として一括消込画面に表示されます。)
(入金予定日)
各種管理帳票や請求データ検索の「入金予定日」に反映されます。
当初予定日の欄がある場合は、当初予定日(請求データ登録時の入金予定日)と併記されます。
※支払通知取込時、取込エラーが発生した場合
取込エラーが発生した場合、エラーメッセージとともにエラーログが自動で出力されます。
出力されたログファイルの内容に従い、データを登録・修正後、再度取込をお試しください。
【主なエラーログの内容】(支払通知取込時)
■「取込キーに合致する請求データが存在しないためインポートできません。」
取込キーが不一致、もしくはその伝票番号をもつ請求データが存在しません。CSV内のキー項目が空白、かつ除外設定を行っていない場合も当エラーが表示されます。
当機能で取り込む場合は、取込キーが完全一致しているデータのみが取込できます。
例)請求書番号をキーに設定時、請求データの請求書番号が0001の場合
支払通知の請求書番号が「0001」の時のみ取込ができます。「1」や「01」の場合は取込できず、エラーとなります。
取込キーを確認し、相違が無いかご確認ください。
■「取込ファイルの入金予定額と符号が異なる請求残の請求データが存在するためインポートできません。」
請求データの金額がマイナスで、支払通知の金額がプラスなど、正負が異なるデータは取込できません。
上記以外のエラー内容を解決するには、こちらの記事を参照してください。
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