入金データを請求データと照合することなく得意先を特定し、前受区分に振替することができます。
主な使い方としては、次月以降の消込に使用する入金データを「前受」として振り替え、一旦の顛末をつける際に利用します。
※マネーフォワード クラウド債権管理上の「前受」とは…請求を作成する前に先入金された入金の区分です。
ユーザー様の会計ルールにより「前受金」「仮受金」「預り金」などと呼ばれる、過入金を別科目として振替し、後に消込を行う場合に使用します。
目次
メニューの選択
サイドメニューバーの【入金】、サブメニューから【前受一括計上処理】を選択します。
前受に変更したい入金データの検索
検索したい入金データの条件を入力して検索ボタンをクリックします。
検索条件に一致したデータが存在すると一覧に表示されます。
また同時に検索条件入力のフィールドが自動で隠れて一覧表示部分が拡大されます。
入金データの前受変更
前受に変更したい入金データがある場合には、該当の入金データのチェックボックスをONにします。
チェックをONにすると、区分コードが選択可能です。初期値は照合ロジックで設定した「前受区分初期値設定」が入ります。
データの更新処理が行われます。
また再検索処理が行われ、先ほど更新した入金データは一覧からは除外されます。
前受にした入金データを戻す(解除)方法
前受に変更した入金データを元のデータに戻すことができます。
ただし以下の処理を行った前受データは、先に各々の処理解除が必要です。
※消込区分が「一部消込」「消込済」 →消込取消
※消込仕訳を出力済→ 消込仕訳出力取消
※検索結果自体に表示されない→未消込入金データ削除にて前受計上データを復元
検索条件の「前受のデータのみ表示」のチェックをONにして検索をします。
検索条件に一致した前受データが存在すると一覧に表示されます。
解除したい前受データのチェックボックスをONにして、更新ボタンをクリックします。
データの更新処理が行われメッセージが表示されます。
また再検索処理が行われ、先ほど更新した入金データは一覧からは除外されます。
前受の振替/分割をする
前受に変更した入金データを、さらに複数の前受データに分割できます。
まとめて入金された金額を複数月分に分割したり、分割した一部を他の得意先に振り替えたりすることで、一括消込でのマッチングに上がりやすくなります。
年払い請求が一括で前入金された場合などにご利用ください。
検索条件の「前受のデータのみ表示」のチェックをONにして検索をし、分割をしたい前受データの「振替分割」をクリックします。
前受金振替・分割処理画面へ遷移し、該当の前受データが表示されます。
画面上部には元となる入金の情報、画面下部は振替/分割処理を行う画面が表示されます。
分割を行いたい場合は、追加ボタンをクリックすると入力可能な行が追加されます。
複数行を一度に追加したい場合は「行数」に希望の行数を入力して追加ボタンをクリックすると、同じ行がまとめて追加できます。
追加した行に得意先コードと入金額を入力します。
入力した入金額の合計は「振替額合計」に表示され、元の入金額との差が【差額】に表示されます。¥0になるように調整します。
※処理予定日を入力すると、一括消込照合時の入金日に反映されます。(実際の入金日とは異なります。)
一括消込を使用したい場合、処理日を請求データの入金予定日に合わせて処理予定日を登録すると、一括消込ができます。
前受計上したデータを、さらに複数の前受区分に分割することも可能です。
前受分割後の消込
消込の際は通常と同様、個別消込画面からの消込が可能です。消込したい入金と請求を選択し、消込を行ってください。
消込処理年月日を問われる画面がポップアップします。
仕訳伝票に記載したい日付を選択します。
デフォルトは本日です。
請求額>入金額の場合は、続けて下記のポップアップが出ます。
「はい」を押すと、請求残とすることができます。
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