Q. 変更前と変更後の標準報酬月額を両方登録することはできますか？

はい、適用開始月を指定し、標準報酬月額を複数登録することが可能です。
これにより、定時決定や随時改定によって標準報酬月額が変更となる場合に、事前に変更後の標準報酬月額を登録できます。

操作方法については、以下をご確認ください。

• 従業員情報から登録する方法
• 従業員情報CSVアップロードで登録する方法
• 登録した標準報酬月額を削除する方法

従業員情報から登録する方法

1. 「従業員情報」＞「給与情報」＞「健康保険/厚生年金保険」欄の「編集」をクリックします。



2. 「適用開始月」の右端にある「標準報酬月額を追加」をクリックします。



3. 「適用開始月」と「標準報酬月額」を選択して「更新する」をクリックします。「標準報酬月額」は、「保険料額表」をクリックして金額を選択してください。

適用開始月について

適用開始月は、「基本設定」＞「全般」画面で「締め日グループ」ごとに設定している「社会保険料の徴収方法」によって異なります。
当月徴収の場合：「適用開始月」に設定した月の当月支給の給与計算から、標準報酬月額や保険料率が反映します。
翌月徴収の場合：「適用開始月」に設定した月の翌月支給の給与計算から、標準報酬月額や保険料率が反映します。

従業員情報CSVアップロードで登録する方法

1. 「従業員情報」＞「従業員の追加/更新」＞「従業員情報CSVをダウンロードする」をクリックし、従業員情報CSVをダウンロードします。
   
2. ダウンロードしたCSV内にある「標準報酬月額(社会保険)」と「適用開始月(社会保険)」を入力します。
   なお、「適用開始月(社会保険)」は「yyyy年mm月」の形式で入力してください。
   「健康保険の報酬月額の下限値(社会保険)」の項目は、標準報酬月額等級表の上限または下限に該当する場合にのみ入力してください。
   ＜ご注意＞
   標準報酬月額等級表の上限または下限に該当する場合、「健康保険の報酬月額の下限値（社会保険）」にも金額を入力する必要があります。
   入力がない場合、従業員情報CSVのアップロード時にエラーとなります。
   【入力例】健康保険が1等級、報酬月額53,000円未満の場合
   「標準報酬月額(社会保険)」：58,000
   「健康保険の報酬月額の下限値(社会保険)」：0

登録した標準報酬月額を削除する方法

誤って登録した標準報酬月額は、「適用開始月」欄の右端にあるゴミ箱のアイコンをクリックすることで削除できます。

なお、すでに確定処理を行った給与計算に適用されている標準報酬月額を削除した場合、給与計算の確定を取り消すと社会保険料が再計算されますので、ご注意ください。
給与計算の確定を取り消すにあたってのその他の注意事項につきましては、こちらをご確認ください。

「従業員情報」と「社会保険設定」の操作方法については、それぞれ以下のガイドをご参照ください。

従業員情報の使い方
「社会保険」の設定