有給休暇が自動付与されない場合、算定期間中の出勤率が8割未満である可能性があります。
詳細を確認し、付与予定日の確認と出勤率を計算するための設定を行ってください。
自動付与の詳細
有給休暇を自動付与するためには、暦上の付与予定日を迎えた時点で、算定期間中の全労働日における8割以上の日数を出勤している必要があります。
そのため、付与予定日をすでに過ぎている場合やマネーフォワード クラウド勤怠を導入する前の勤怠データが未登録の場合は、自動付与が行われません。
必要に応じて手動での付与を行ってください。
手動での付与方法については、以下のガイドをご確認ください。
休暇の付与・削除方法
「付与予定日」をすでに過ぎている場合
有給休暇は、今後到来する付与予定日にのみ自動付与できます。
付与予定日をすでに過ぎている場合は、算定期間中の勤怠データが登録されていても、過去に遡って有給休暇を自動付与することはできません。
クラウド勤怠を導入する前の勤怠データが未登録の場合
有給休暇を自動付与するためには、クラウド勤怠に付与予定日以前の1年間の出勤率が8割以上となる勤怠データが登録されている必要があります。
そのため、クラウド勤怠を導入する前の勤怠データが登録されていない場合は、有給休暇の自動付与を行うことができません。
勤怠データは、「上長メニュー」>「勤怠確認」画面などで確認してください。
- 「前倒し付与」を行わない場合、初めて付与される有給休暇に必要な勤怠データは有給休暇起算日から半年間分です。
- 「前倒し付与」を行う場合は、有給休暇起算日から前倒し付与日までの出勤実績と、前倒し付与日から有給休暇起算日の半年後の日までの残りの期間を出勤したものとみなした日数を加味して出勤率を算定します。
- 全労働日は、勤怠区分が「平日」および「有給休暇の共通設定」画面にある「全労働日として扱う日」で設定している日を指します。
具体例
条件
以下の条件で有給休暇を自動付与する場合を例に説明します。
- 有給休暇起算日:2019年4月1日
- 初回付与日:2019年10月1日(半年後)
- 2回目付与日:2020年10月1日(初回付与の1年後)
- マネーフォワード クラウド勤怠の利用開始日:2019年8月1日
自動付与の挙動
初回の付与
初回付与日に有給休暇を自動付与するためには、「有給休暇起算日」として設定されている日付からクラウド勤怠の利用開始日前日(2019年4月1日~2019年7月31日)の勤怠データを登録しておく必要があります。
クラウド勤怠の利用開始日から初回付与日までの勤怠データでは、出勤率が8割未満と判定され、自動付与が行われない可能性があります。
2回目の付与
2回目付与日は、「2019年10月1日~2020年9月30日」の勤怠データが登録されているため、出勤率が8割以上となった場合に自動付与が行われます。
付与予定日の確認
従業員に対する有給休暇の付与予定日は、「従業員」>「休暇管理」>「有給休暇自動付与予定一覧」画面で確認できます。
有給休暇起算日から初めて付与する日付は「0.5年目付与」を、それ以降の付与予定日は「1.5年目以降」をご確認ください。
出勤率を計算するための設定
計算の仕組み
出勤率は、以下の計算式で算出した出勤日数と全労働日を用いて、「出勤日数 / 全労働日」で計算されます。
- 出勤日数:【「勤怠区分:平日」で出退勤打刻をした日】+【「有給休暇の共通設定」で「出勤したものと取り扱う日」に設定した日】
- 全労働日:【「勤怠区分:平日」の日 】+【「有給休暇の共通設定」で「全労働日として扱う日」に設定した日】
出勤率を確認する場合は、手元で計算してください。
設定方法
「有給休暇」や「代休」を取得した日、および「育児休業」などの休職・休業については、出勤日数や全労働日に含めるかどうかを任意に設定できます。
「休暇ルール」>「有給休暇」画面の「共通設定」をクリックし、「有給休暇の共通設定」画面で設定してください。
「出勤率設定」の詳細については、以下のガイドをご参照ください。
有給休暇の共通設定を設定する方法
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