「自動仕訳ルール」機能は、連携サービスから取得した取引明細に対して、あらかじめ設定した任意のルールを適用して仕訳を作成できる機能です。
自動仕訳ルールの設定は、「連携サービスから入力」>「通帳・カード他」画面における仕訳の登録方法によって反映内容が異なります。
仕訳の登録方法と各項目の具体的な仕組みについては、以下をご確認ください。
仕訳の登録方法
「連携サービスから入力」>「通帳・カード他」画面における仕訳の登録方法は2通りあります。
■自動で仕訳>連携サービスから入力
一覧で登録する
一覧に表示されている仕訳候補を確認し、「登録」ボタンをクリックして仕訳を登録する方法です。
仕訳候補の詳細画面で登録する
仕訳候補の「詳細」をクリックして仕訳の詳細画面を開き、「登録」ボタンをクリックして仕訳を登録する方法です。
仕訳の詳細画面では、借方・貸方の両方について項目を設定できます。
勘定科目・補助科目
勘定科目と補助科目は、仕訳候補に自動仕訳ルールが適用されているか否かによって仕組みが異なります。
詳細は以下をご確認ください。
自動仕訳ルールが適用されている場合
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの上書き |
---|---|---|
一覧で登録 | ○ | ○ |
詳細画面で登録 | ○ | ✕ |
自動仕訳ルールが適用されていない場合
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの上書き |
---|---|---|
一覧で登録 | ○ | ○ |
詳細画面で登録 | ○ | ○ |
部門
部門は、仕訳候補に自動仕訳ルールが適用されているか否か、および貸借対照表科目・損益計算書科目のどちらの科目に対して設定されているのかによって仕組みが異なります。
詳細は以下のとおりです。
自動仕訳ルールが適用されている場合
貸借対照表科目に対する部門
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの上書き |
---|---|---|
一覧で登録 | ×※ | △※ |
詳細画面で登録 | ○ | × |
損益計算書科目に対する部門
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの上書き |
---|---|---|
一覧で登録 | ○ | ○ |
詳細画面で登録 | ○ | × |
貸借対照表科目に対する部門を指定した「自動仕訳ルール」を保存する場合は、必ず「詳細」ボタンをクリックしてから仕訳候補の詳細画面で仕訳を登録してください。
「詳細」ボタンをクリックせずに一覧で仕訳を登録した場合、貸借対照表科目に対する部門は「全部門(共通)」で登録され、自動仕訳ルールも「全部門(共通)」で上書きされます。
自動仕訳ルールが適用されていない場合
貸借対照表科目に対する部門
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの作成 |
---|---|---|
一覧で登録 | × | × |
詳細画面で登録 | ○ | ○ |
損益計算書科目に対する部門
「詳細」 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの作成 |
---|---|---|
押す | ○ | ○ |
押さない | ○ | ○ |
貸借対照表科目に対する部門を指定した「自動仕訳ルール」を保存する場合は、必ず「詳細」ボタンをクリックしてから仕訳候補の詳細画面で仕訳を登録してください。
「詳細」ボタンをクリックせずに一覧で仕訳を登録した場合、貸借対照表科目に対する部門は「全部門(共通)」で登録され、自動仕訳ルールも「全部門(共通)」で作成されます。
取引先
取引先は、仕訳候補に自動仕訳ルールが適用されているか否か、および自分側・相手側のどちらに設定されているのかによって仕組みが異なります。
詳細は以下のとおりです。
自動仕訳ルールが適用されている場合
自分側の取引先
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの上書き |
---|---|---|
一覧で登録 | ×※ | △※ |
詳細画面で登録 | ○ | × |
相手側の取引先
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの上書き |
---|---|---|
一覧で登録 | ○ | ○ |
詳細画面で登録 | ○ | × |
自分側の取引先を反映した状態で仕訳登録し、かつ取引先を反映した状態で自動仕訳ルールを作成・上書きする場合は、「詳細」ボタンをクリックして仕訳の詳細画面を開いたあと登録する必要があります。
「詳細」ボタンをクリックせずに一覧で仕訳を登録した場合、自分側の取引先は「未選択」の状態で仕訳が登録され、自動仕訳ルールも「未選択」で作成・上書きされます。
自動仕訳ルールが適用されていない場合
自分側の取引先
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの作成 |
---|---|---|
一覧で登録 | × | × |
詳細画面で登録 | ○ | ○ |
相手側の取引先
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの作成 |
---|---|---|
一覧で登録 | ○ | ○ |
詳細画面で登録 | ○ | ○ |
自分側の取引先を反映した状態で仕訳登録し、かつ取引先を反映した状態で自動仕訳ルールを作成・上書きする場合は、「詳細」ボタンをクリックして仕訳の詳細画面を開いたあと登録する必要があります。
「詳細」ボタンをクリックせずに一覧で仕訳を登録した場合、自分側の取引先は「未選択」の状態で仕訳が登録され、自動仕訳ルールも「未選択」で作成・上書きされます。
税区分
税区分は、仕訳候補に自動仕訳ルールが適用されているか否か、および自分側・相手側のどちらに設定されているのかによって仕組みが異なります。
詳細は以下のとおりです。
自動仕訳ルールが適用されている場合
自分側の税区分
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの上書き |
---|---|---|
一覧で登録 | △※ | △※ |
詳細画面で登録 | ○ | × |
相手側の税区分
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの上書き |
---|---|---|
一覧で登録 | ○ | ○ |
詳細画面で登録 | ○ | × |
「詳細」ボタンをクリックせずに一覧で仕訳を登録した場合、自分側の税区分は「勘定科目」画面で設定されているデフォルトの税区分で登録され、自動仕訳ルールもデフォルトの税区分で上書きされます。
自動仕訳ルールが適用されていない場合
自分側の税区分
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの作成 |
---|---|---|
一覧で登録 | △※ | △※ |
詳細画面で登録 | ○ | ○ |
相手側の税区分
「詳細」 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの作成 |
---|---|---|
押す | ○ | ○ |
押さない | ○ | ○ |
「詳細」ボタンをクリックせずに一覧で仕訳を登録した場合、自分側の税区分は「勘定科目」画面で設定されているデフォルトの税区分で登録され、自動仕訳ルールもデフォルトの税区分で作成されます。
インボイス
インボイス項目は、仕訳候補に自動仕訳ルールが適用されているか否か、および自分側・相手側のどちらに設定されているのかによって仕組みが異なります。
詳細は以下のとおりです。
自動仕訳ルールが適用されている場合
自分側のインボイス項目
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの上書き |
---|---|---|
一覧で登録 | △※ | △※ |
詳細画面で登録 | ○ | × |
相手側のインボイス項目
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの上書き |
---|---|---|
一覧で登録 | ○ | ○ |
詳細画面で登録 | ○ | × |
「詳細」ボタンをクリックせずに一覧で仕訳を登録した場合、自分側のインボイス項目は「勘定科目」画面で設定されているデフォルト税区分に応じて以下のように反映します。
- デフォルト税区分が「課税仕入系の税区分」の場合:「適格」チェックボックスにチェックが入った状態になる。
- デフォルト税区分が「課税仕入系の税区分」以外の場合:「適格」チェックボックスを切り替えられない状態になる。
自動仕訳ルールが適用されていない場合
自分側のインボイス項目
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの作成 |
---|---|---|
一覧で登録 | △※ | △※ |
詳細画面で登録 | ○ | ○ |
相手側のインボイス項目
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの作成 |
---|---|---|
一覧で登録 | ○ | ○ |
詳細画面で登録 | ○ | ○ |
「詳細」ボタンをクリックせずに一覧で仕訳を登録した場合、自分側のインボイス項目は「勘定科目」画面で設定されているデフォルト税区分に応じて以下のように反映します。
- デフォルト税区分が「課税仕入系の税区分」の場合:「適格」チェックボックスにチェックが入った状態になる。
- デフォルト税区分が「課税仕入系の税区分」以外の場合:「適格」チェックボックスを切り替えられない状態になる。
タグ・摘要
タグや摘要は、仕訳候補に自動仕訳ルールが適用されているか否かによって仕組みが異なります。
詳細は以下のとおりです。
自動仕訳ルールが適用されている場合
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの上書き |
---|---|---|
一覧で登録 | ○ | ○ |
詳細画面で登録 | ○ | × |
自動仕訳ルールが適用されていない場合
登録方法 | 仕訳への反映 | 自動仕訳ルールの作成 |
---|---|---|
一覧で登録 | ○ | ○ |
詳細画面で登録 | ○ | ○ |
※本サポートサイトは、マネーフォワード クラウドの操作方法等の案内を目的としており、法律的またはその他アドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトに記載している内容の正確性・妥当性の確保に努めておりますが、実際のご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家に相談するなど、ご自身の判断でご利用ください。
頂いた内容は、当サイトのコンテンツの内容改善のためにのみ使用いたします。