• 作成日 : 2015年4月23日
  • 更新日 : 2019年3月26日

マッサージ師の請求書の書き方

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マッサージ師は、「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」に基づいた国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」による施術のほか、民間資格によるマッサージ関連技術者も増え、ますますそのすそ野は広がっています。

整体師やカイロプラクターとしての道を選べば資格の必要なく開業ができるため、起業のひとつとして注目されている職種です。

技術がものをいう職業ですから、開業後もサービスの質を磨いていかなければなりません。技術に加えて経理業務がしっかりしているマッサージ師は、継続した施術の依頼も得やすくなるはずです。今回は、国家資格のマッサージ師による請求書の書き方をメインに挙げていきます。請求書の書き方で信用度をアップさせるためにも、要点を押さえておきましょう。

マッサージ師の請求書の書き方と他の書類との関連性

マッサージ師の業務は、来院した利用者に施術し、施術代を受領する現金決済が基本です。一方で、病院や介護施設からの依頼で出張する業務も増えています。出張施術では現金決済の煩雑さを避けるために、一括請求による支払い方法を取ることも多くなります。こうしたときのために、請求書の書き方を知っておく必要があります。

請求書に記載する内容を確認するためには、既に発行済みの施術した日時、回数、内容を証明できる書類との連動が必要になります。このため、出張時に作業報告書を作成し、依頼者の承諾(利用者や責任者の確認印やサインなど)を得ておくことが求められます。請求書がこうして作成された作業報告書の内容と同じ書き方であることによって、請求内容の信頼性が確保されます。

マッサージ師の請求書の書き方で必要な明細

マッサージ師の施術の種類は多種多様です。施術者の専門性によって、あん摩、マッサージ、指圧、はり、きゅうなどに分けられます。また、部位によるフェイスマッサージや足裏マッサージなどの区別もあります。目的別にスポーツマッサージ、リンパマッサージといった分け方もあり、クイックやアロマのような手順の違いや付加価値を表現した呼称も使われます。

請求書の書き方では、こうした施術の違いが明確になるような明細が求められます。

例えば、普通のマッサージとクイックマッサージの時間単価が異なる場合、同じ「マッサージ代」でまとめてしまうと、請求金額がまちまちになってしまうことが起きます。こうした信頼性を損ねる書き方は避けなければなりません。

初診料、器具使用代、湿布薬や包帯などの費用も、それぞれ別々に明記することで、オプション料金であることがわかりやすくなります。

マッサージ師の請求書の書き方

デイケアの施設から、イベントを開催して簡易マッサージのコーナーを設けたいのでマッサージ師3名を派遣してほしいとの依頼があったとします。施術料は利用者から個々に徴収せず、イベント費用として施設がまとめて支払う契約です。

明細

イレギュラーの依頼内容であっても、原則として通常の施術の料金体系に則した明細であることで、請求書の信頼性が高まります。

イレギュラーであることを通常の料金に割り増しするのではなく、たとえば別に「出張料」とするほうが、理解を得られやすいでしょう。

請求日

施術実施日が原則ですが、締日など依頼者の要望があればそれに従います。その際には明細に実施日を記載しておいたほうがよいでしょう。

まとめ

マッサージ師の請求書は、日常の来院者に対してよりも、規模が大きな業務に対して必要になるものです。企業や施設からの依頼が入ると、大口注文となるだけでなく、地元での宣伝にもなり、事業の安定化へとつながります。

請求書の書き方については、できるだけ施術の内容をわかりやすく記載することが求められます。それが請求書の信頼性を高め、さらにはマッサージ師としての評価にもつながります。

マッサージ師の出張は、従来は宿泊施設が主でした。しかし、近年では、老人介護施設や特別養護老人施設からの要望も増えています。また、治療という意味合いだけでなく、美容やリラックス効果を期待する側面も注目されてきました。来院者を待つだけのマッサージ師の業務を変化させれば、ビジネスチャンスにもつながっていきます。そして、異なる業種との協業作業が増えるほど、請求書の書き方の重要性も増していきます。※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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