いつも、マネーフォワード クラウド確定申告をご利用いただきありがとうございます。
マネーフォワード クラウドコンタクトセンターの竹下です。
当コラムでは、これから数回に分けて確定申告をマネーフォワード クラウド確定申告で終えるまでの流れやポイントについて書いていきます。
今回は、次年度繰越についてです。
次年度繰越機能を使えば、本年度の確定申告と並行して次年度の帳簿の入力が可能です。
次年度繰越機能
次年度繰越機能とは
マネーフォワード クラウド会計・確定申告では年度ごとに帳簿を管理しています。
そして次年度繰越機能とは、今年度が終わった際に次年度の帳簿を作成する機能です。
また、今期の期末残高をもとに来期の期首残高を作成する機能でもあります。
具体的には、今期の期末残高を読み取り、次年度の開始残高に金額を反映させます。
次年度繰越機能の使い方
「決算・申告」>「次年度繰越」をクリックします。
次のような画面が表示されます。
今年度の決算が確定する前で、とりあえず次年度の帳簿を作りたい場合には、画面上部の「データを繰り越さずに次年度を作成」ボタンをクリックします。
新年度に移動しました。
右上の事業者名をクリックすると表示される「事業者・年度の管理」画面から、事業年度の切り替えはいつでも可能です。
なお、次年度繰越のあと再度今年度の帳簿を修正した場合、再度次年度繰越を行うことで、その時点の期末残高を元に再計算が行われ、次年度の開始残高に反映します。
そのため、以下の手順で次年度繰越を活用するとシンプルです。
- まずは一度、次年度繰越を実行する
- 年度を切り替えながら現年度の確定申告の為の処理と、次年度の仕訳入力を並行して行う
- 現年度の期末処理などが完了してから、再度次年度繰越を実施する(その時点の残高が次年度に反映する)
※必ず前年度に戻り、次年度繰越を行ってください。
「次年度繰越」画面の使い方については以下のガイドをご参照ください。
「次年度繰越」の使い方
よくある質問
固定資産台帳の次年度繰越について
減価償却仕訳の反映について
次年度繰越を行っただけでは翌年の固定資産の減価償却の仕訳は登録されません。
減価償却の仕訳は、「固定資産台帳」画面で各固定資産の編集ボタンを押し、保存ボタンを押すことで反映されます。
既に次年度に固定資産台帳の登録がある場合
既に次年度に固定資産台帳の登録がある場合には、次年度繰越で固定資産台帳にチェックがつけられません。
その場合には、次年度の「固定資産台帳」画面で表示されている減価償却の仕訳を削除してください。
「固定資産台帳」画面の使い方については以下のガイドをご参照ください。
「固定資産台帳」の使い方
前年度の仕訳のロックについて
前年度の仕訳をロックし、入力制限を掛けた場合、「帳簿管理」画面でロックの解除ができます。
確定申告期間中も、口座連携済みであれば自動で明細が取り込まれ、確認し保存するだけで仕訳が作成されていきます。
仕訳登録を貯めないように、こまめな仕訳登録を行いましょう。
「帳簿管理」画面の使い方については以下のガイドをご参照ください。
「帳簿管理」機能の使い方
仕訳履歴保存機能について
電子帳簿保存法の仕訳履歴保存をおこなうための設定は、翌年度に仕訳の登録が無い場合にのみ選択できます。
こちらの設定をおこなう場合には、忘れずにチェックを入れておきましょう。
操作でご不明点がある場合には
操作の不明点については、弊社コンタクトセンターまでお問い合わせください。
なお、仕訳内容などの経理業務に関するご相談や、申告方法・申告内容などの税務に関するご相談はサポートの対象外です。
経理業務や税務に関するご質問につきましては、税理士などの専門家や税務署へご相談ください。
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