定時決定や随時改定の手続きでは、従業員を「短時間就労者(パートタイマー)」または「短時間労働者」として設定することができます。
それぞれの設定方法は、以下をご確認ください。
短時間就労者(パートタイマー)の場合
「短時間就労者(パートタイマー)」とは、1週間の所定労働時間および1ヶ月の所定労働日数が、通常の労働者の4分の3以上である従業員が該当します。
従業員が短時間就労者の場合、定時決定の支払基礎日数および報酬月額は以下のように計算します。
- 支払基礎日数が17日以上の月がある場合:支払基礎日数が17日以上の月を計算対象とする。
- すべての月で支払基礎日数が17日未満だが15~16日の月がある場合:支払基礎日数が15~16日の月を計算対象とする。
従業員情報を編集する方法
- 「従業員一覧」画面で従業員の「編集」をクリックします。
- 「本人情報」タブを選択し、「短時間就労者(パートタイマー)」にチェックを入れて画面最下部の「保存」をクリックします。
なお、「マネーフォワード クラウド給与」の「従業員情報」で「短時間就労者(パートタイマー)」を選択している場合は、自動でチェックが入ります。
- 「定時決定」画面で手続きを追加し、「算定基礎届一覧」画面で従業員の「編集」をクリックします。
操作の詳細についてはこちらをご参照ください。
- 「算定基礎届の編集」画面の「備考」で「7. パート」が選択されていることを確認します。
「入力内容で更新」をクリックすることで、短時間就労者として計算されます。
手続きを編集する方法
従業員情報を編集せず、算定基礎届の「備考」を変更して短時間就労者として計算が行なえます。
ここでは、すべての月で支払基礎日数が17日未満だが、15~16日の月がある場合を例に説明します。
- 「定時決定」の「算定基礎届一覧」画面で従業員の「編集」をクリックします。
操作の詳細についてはこちらをご参照ください。
- 「給与計算の基礎日数」を編集します。
※「給与計算の基礎日数」とは、支払基礎日数のことを指します。
- 「算定基礎届の編集」画面の「備考」で「7. パート」を選択し、「入力内容で更新」をクリックして短時間就労者として計算を行います。
支払基礎日数が15~16日の月(以下画像では4・5月分)をもとに計算されます。
短時間労働者の場合
「短時間労働者」とは、1週間の所定労働時間が通常の労働者の4分の3未満、または1ヵ月の所定労働日数が通常の労働者の4分の3未満で、特定の要件を満たす従業員が該当します。
詳細については、以下のページをご参照ください。
参照:短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大|日本年金機構
従業員が短時間労働者の場合、定時決定や随時改定の支払基礎日数および報酬月額は以下のように計算します。
- 支払基礎日数が3ヶ月とも11日以上の場合:3ヶ月を計算対象する。
- 支払基礎日数に11日未満の月がある場合:支払基礎日数が11日以上の月を計算対象とする。
手続きを編集する方法
短時間労働者の設定は、算定基礎届または月額変更届の「備考」を変更して行います。
ここでは、定時決定において支払基礎日数が3ヶ月とも11日以上の場合を例に説明します。
- 「定時決定」の「算定基礎届一覧」画面で従業員の「編集」をクリックします。
操作の詳細についてはこちらをご参照ください。
- 「給与計算の基礎日数」を編集します。
※「給与計算の基礎日数」とは、支払基礎日数のことを指します。
- 「算定基礎届の編集」画面の「備考」で「6. 短時間労働者(特定適用事業所等)」を選択し、「入力内容で更新」をクリックして短時間労働者として計算を行います。
支払基礎日数が11日以上の月(4・5・6月分)をもとに計算されます。
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