マネーフォワード クラウド会計・確定申告では、仕訳に設定する取引先が、仕訳の登録時点で適格請求書発行事業者として有効であるか否かを自動判定することはできません。
取引先の登録情報は、国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトに記載されている事業者の情報を照会する操作を行うことで更新されます。
取引先の登録情報を更新しておくことで、仕訳の登録時に「取引先の新規登録」画面と「取引先の編集」画面に表示される「履歴情報(期間)」を参照し、「適格請求書発行事業者」であるか判定できます。
詳細については以下をご確認ください。
「事業者」画面の「インボイス経過措置の自動入力補完」で【「適格」チェックボックスの自動入力補完をする】にチェックを入れた場合のみ、「取引先」の登録内容に応じて自動で「適格」チェックボックスのチェックが切り替わります。
「適格」チェックボックスの詳細については、こちらをご参照ください。
一括で照会する方法
「取引先一覧」画面では、一括で「適格請求書発行事業者|国税庁 」の公表情報を照会し、登録番号が入力されている取引先の登録情報を更新できます。
- 「各種設定」>「取引先」画面を開きます。
- 「取引先一覧」画面で「登録番号情報の更新」ボタンをクリックします。
- 「登録番号の公表情報を取得」画面で「実行」ボタンをクリックします。
- 「取引先」画面の上部に【「登録番号の公表情報を取得」の実行を開始しました。】と表示されたことを確認します。
- 「ホーム」画面に処理完了のメッセージが表示されたら、「取引先」画面で取引先の情報が更新されているかを確認します。
- 「登録番号情報の更新」ボタンをクリックして「適格請求書発行事業者公表サイト」の照会する操作は、1日1回(14時以降)のみ実行可能です。
- 登録番号情報の更新を行った最新の日時は、「取引先一覧」画面で確認できます。
取引先ごとに照会する方法
取引先の新規登録時や編集時に「適格請求書発行事業者公表サイト」の公表情報を照会し、取引先の情報を更新することも可能です。
仕訳の入力フォームでの照会
- 「振替伝票入力」画面の仕訳入力フォームで「取引先」のプルダウンをクリックし、「取引先情報の照会・登録」を選択します。
- 「適格請求書発行事業者を登録番号から検索する」画面で「登録番号」にハイフンを除く半角数字13桁の半角数字を入力します。
- 「登録情報」に国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトで照会した登録情報が表示されたことを確認します。
「取引先」画面での照会
「取引先の新規登録」画面での照会
「取引先の新規登録」画面で「適格請求書発行事業者」の「登録番号」を入力すると、国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトで照会した情報が反映します。
「取引先の編集」画面での照会
「取引先の編集」画面を開くと、国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトに登録されている最新の情報※が取引先に反映します。
※国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトのデータは1日1回更新されます。
仕訳登録時の判定について
「適格請求書発行事業者公表サイト」の公表情報を照会した内容をもとに、「取引先の新規登録」画面と「取引先の編集」画面にある「取引先」の「照会情報」を更新します。
仕訳に取引先を設定すると、「取引先」の「照会情報」に表示されている「履歴情報(期間)」を参照し、「適格請求書発行事業者」であるかを判定します。
具体例
「取引先の新規登録」画面または「取引先の編集」画面の「履歴情報(期間)」が以下のように表示されている場合を例にご説明します。
- 失効 2023/11/01~
- 登録 2023/10/01~2023/10/31
仕訳の取引日が「2023年10月1日~2023年10月31日」の場合
仕訳に該当の取引先と課税仕入系の税区分を設定すると、適格請求書発行事業者であると判定され、「適格」チェックボックスに自動でチェックが入ります。
仕訳の取引日が「2023年11月1日以降」の場合
仕訳に該当の取引先と課税仕入系の税区分を設定すると、適格請求書発行事業者ではないと判定され、「適格」チェックボックスにはチェックが入りません。
照会した情報をもとに登録済みの仕訳は更新されません。
取引先の状況の応じて正しく仕訳が登録されているかについては、必ずお客さま自身でご確認ください。
※本サポートサイトは、マネーフォワード クラウドの操作方法等の案内を目的としており、法律的またはその他アドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトに記載している内容の正確性・妥当性の確保に努めておりますが、実際のご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家に相談するなど、ご自身の判断でご利用ください。
頂いた内容は、当サイトのコンテンツの内容改善のためにのみ使用いたします。