概要
このガイドでは、「開始処理」画面の使い方についてご説明します。
「開始処理」画面では、以下の操作が可能です。
- 会社ごとに、前期における科目分類「利益剰余金」に属する連結科目の期末残高を今期の連結科目「期首利益剰余金」に引き継ぐ
- 連結仕訳種別ごとに「開始仕訳」を作成する
- 「発生日レート(HR)」で換算を行う連結科目の円換算金額を引き継ぐ
- 開始処理操作を「リセット」する
- 開始処理操作の「履歴」を確認する
対象ページ
連結決算準備>開始処理
対象のお客さま
マネーフォワード クラウド連結会計を「連結担当者」「連結承認者」「閲覧者」のいずれかのロールでご利用中のお客さま
※ロールごとに利用できる機能に制限があります。詳細はこちらのガイドをご参照ください。
目次
画面の説明
「連結決算準備」>「開始処理」画面の各項目について説明します。
「利益剰余金」タブ
「換算修正」タブ
開始処理方法
事前準備
開始処理を行う前に、以下の内容が実施されているかを確認してください。
今期の連結決算単位に「前期末」が登録されているか
「連結決算単位」画面で今期の連結決算単位の右側にある「編集」をクリックし、「前期末」として前期の連結決算単位が設定されているかを確認します。

前期の連結決算単位を「確定」しているか
「連結決算単位」画面で前期の連結決算単位が確定されているかを確認します。
「確定解除」と表示されていれば、確定されている状態です。

未確定の場合は、「開始処理」画面に「前期末の連結決算単位が確定されていないため、引継ぎができません。前期末の連結決算単位を確定してください。」というメッセージが表示されます。
「連結決算単位」画面で前期の連結決算単位を「確定」し、再度「開始処理」画面を開いて開始処理を行ってください。

操作方法
- 「開始処理」画面右上にある「前期末引継」をクリックします。

- 画面左下に「前期末のデータの引き継ぎを開始しました」というメッセージが表示されたことを確認し、開始処理が完了するまで時間を置きます。

- 「前期末のデータを引き継ぎました」というメッセージが表示されたことを確認します。

データのリセット方法
- 「連結決算準備」>「開始処理」画面右上にある「リセット」をクリックします。

- 「開始処理のリセット」画面で内容を確認し、問題がなければ「リセット」をクリックします。

- 画面左下に「開始処理のリセットを開始しました」というメッセージが表示されたことを確認し、リセット処理が完了するまで時間を置きます。

- 「開始処理をリセットしました」というメッセージが表示されたことを確認します。

- 操作中の連結決算単位の「連結仕訳」画面に1つでも「保護済み」ステータスの連結仕訳種別がある場合、「リセット」はクリックできません。
- 操作中の連結決算単位が確定されている場合、「リセット」はクリックできません。
操作履歴の確認方法
「開始処理」画面で「履歴」をクリックすると、「開始処理」画面で行った「前期末引継」や「リセット」の操作履歴を確認できます。
| 番号 | 項目名 | 説明 |
|---|---|---|
| ① | 日時 | インポート・個別修正・換算修正・リセット操作を行った日時が表示されます。 |
| ② | ユーザー | インポート・個別修正・換算修正・リセット操作を行ったユーザーのユーザー名が表示されます。 |
| ③ | 前期末連結決算単位 | 今期の連結決算単位において、「連結決算単位」画面で「前期末」として登録されている前期の連結決算単位名が表示されます。 |
| ④ | 内容 | 操作内容が表示されます。 |
| ⑤ | 引き継ぎ対象データ | 「前期末引継」の履歴の場合、「前期末引継」を行った時点の今期のデータの名称が表示されます。 各データの名称をクリックすると、該当のファイルがダウンロードできます。 |
| ⑥ | 当期データ | 「前期末引継」の履歴の場合、「前期末引継」操作を行った時点の今期のデータの名称が表示されます。 各データの名称をクリックすると、該当のファイルがダウンロードできます。 |
「期首利益剰余金」の仕組み
連結科目の「期首利益剰余金」には、マネーフォワード クラウド連結会計の「開始処理」によって引き継がれた、前期における科目分類「利益剰余金」に属する連結科目の「期末残高」の合計金額が自動反映します。
詳細は以下のガイドをご参照ください。
連結科目「期首利益剰余金」について教えてください。
主なエラーリスト
| No. | エラーメッセージ | 原因と対処方法 | 画像 |
|---|---|---|---|
| 1 | 利益剰余金に差額があります。 | 今期における連結科目「期首利益剰余金」の「期首残高」から、前期における科目分類「利益剰余金」に属する連結科目の「期末残高」の合計金額を差し引いた金額(差額)が0円でないことが原因です。 再度開始処理を行ってください。 | ![]() |
| 2 | 換算修正に差額があります。 | 「発生日レート(HR)」で換算を行う連結科目のうち、今期の「換算修正金額」から前期の「換算後金額」を差し引いた金額(差額)が0円でない連結科目が存在することが原因です。 再度開始処理を行ってください。 | ![]() |
| 3 | 当期で連結処理対象外となるデータが発生するため、引継ぎができません。 当期の連結処理対象にするか、データを修正してください。 | 前期の「利益剰余金」の期末残高が0円でない「会社」について、今期の連結決算単位における「連結処理」の設定が「対象外」となっていることが原因です。 「連結決算単位」画面で今期の連結決算単位の「編集」をクリックし、対象の会社の「連結処理」の設定を「対象」に修正するか、前期でメッセージ内に記載されている連結処理対象外のデータを修正してから再度開始処理を行ってください。 | ![]() |
| 4 | 前期末で利用していた連結科目が当期の利用科目にないため、引き継ぎができません。 当期の利用科目を修正するか、前期末の連結仕訳を修正してください | 前期の期末残高が0円でない連結科目について、今期の「利用科目」画面で「未使用」設定となっていることが原因です。 今期の「利用科目」画面で対象の連結科目を「使用」設定に修正するか、メッセージ内に記載されている「連結科目」「連結仕訳種別」「仕訳キー」を確認し、前期で対象の連結仕訳を修正してから再度開始処理を行ってください。 | ![]() |
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