概要
予定実現とは、「将来入出金があることは確定しているが、まだ入出金が完了していない取引」のことを指します。
仕訳登録するとき、将来的に入出金が実現することが予定されている「予定」の仕訳として登録ができます。
予定していた入出金が実現した際に、予定実現の処理を行うことで、未実現の入出金を管理することができます。
利用対象
- マネーフォワード クラウド会計・マネーフォワード クラウド確定申告をご利用で、「未実現」仕訳を作成されているお客さま
- マネーフォワード クラウド請求書をご利用で、「請求書に対応した入金予定の仕訳」を作成されているお客さま
対象ページ
手動で仕訳>振替伝票入力
自動で仕訳>連携サービスから入力
帳票設定(マネーフォワード クラウド請求書)>会計連動
利用方法
1. 予定の仕訳を登録する
2-1. 予定実現する(連携口座の入出金)
2-2. 予定実現する(手入力の入出金)
3. マネーフォワード クラウド請求書を利用している場合
1. 予定の仕訳を登録する
今回は、以下のケースを例としてご紹介いたします。
3/1 100万円売上計上、支払いは売掛金で入金期日は4/30とします。
まず、売上の仕訳を登録します。
3/1 借方:売掛金 1,000,000円 / 貸方:売上高 1,000,000円
続いて、入金予定の仕訳を登録します。
4/30 借方:普通預金 1,000,000円 / 貸方:売掛金 1,000,000円
この際、「未実現」のチェックボックスを選択する必要があります。
「未実現」を選択して登録した仕訳は、取引日の下に「未実現」と表示されます。
未実現の仕訳を指定して検索することができるので、仕訳帳にて未入金の売掛金管理も可能になります。
2-1. 予定実現する(連携口座の入出金)
売掛金の入金データを登録済金融機関から自動取得した場合は、「連携口座の入出金」から予定実現を行います。
通常、勘定科目のプルダウンからは文字通り勘定科目を選択しますが、「予定実現」にチェックを入れると、勘定科目のプルダウンから未実現の入出金予定を選択できるようになりますので、該当の入出金予定を選択し登録します。
その結果、入金予定の仕訳から「未実現」の表示が消え、取引日も予定日の4/30から実際の入金日である4/25に自動的に修正されます。
また、対象の年度に登録されている未実現仕訳がすべて「複合仕訳」である場合、「実現」のチェックボックスは表示されません。
2-2. 予定実現する(手入力の入出金)
売掛金の入金データを自動取得していない場合は、手入力で予定実現を行います。
例えば仕訳帳などで、既に入力済の入金予定の仕訳を表示します。
未実現の仕訳の場合、右側に「実現」ボタンが表示されますのでクリックします。
確認のダイアログが表示されるので、「OK」をクリックします。
「未実現」の表示が消えました。ただし、取引日は予定していた4/30のままなので、「編集」より、実際の入金日に修正する必要があります。
このように、入金予定の仕訳を作成し実際に入金したら「実現」することで、未入金の管理が可能になります。
(買掛の管理も同様に可能です)
3. マネーフォワード クラウド請求書を利用している場合
マネーフォワード クラウド請求書では、請求書作成時に売上の仕訳と入金予定の仕訳を自動作成する機能があります。
設定を行うには画面右上、歯車マークの「帳票設定」より行います。
「会計連動」の「請求書に対応した売掛発生の仕訳」と、「請求書に対応した入金予定の仕訳」を「作成する」として、「変更を保存」をクリックし設定完了です。
「帳票設定」の変更をしても、既に作成済みの請求書には反映されません。
そのため、作成済みの請求書の設定を変更する場合、請求書の編集画面の「詳細設定」より変更可能です。
「請求書に対応した売掛発生の仕訳」と、「請求書に対応した入金予定の仕訳」を「作成する」として、「更新する」をクリックしてください。
上記設定を行うと、自動的にマネーフォワード クラウド会計・確定申告に仕訳が登録されるようになります。
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よく見られているガイド
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- 「メンバー追加・管理設定」の使い方全般設定(ユーザー、メンバー、プラン等)