- 更新日 : 2026年7月31日
Notion AIで議事録を自動作成するには?手順・コツ・料金を解説
Notion AIは録音ボタンひとつで会議の文字起こし・要約・タスク抽出を自動化し、30分以上の作業を数分に短縮できます。
- リアルタイム文字起こしとタスク自動抽出
- ビジネスプラン月額3,150円(年払い)以上で利用可能
- テンプレートとプロンプトで精度向上
Q. 無料プランでも使える?
A. フリープランでは利用不可。ビジネスプラン以上が必要です。
会議後の議事録作成に30分〜1時間を費やしているバックオフィス担当者は少なくないでしょう。Notion AIのミーティングノート機能を使えば、録音ボタンひとつで文字起こし・要約・タスク抽出が自動化され、作業時間を大幅に短縮できます。本記事では、機能の概要から操作手順、精度を高めるコツ、料金と導入効果まで順を追って解説します。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
目次
Notion AIの議事録機能とは何か?
Notion AIの議事録機能(AIミーティングノート)は、会議の録音・文字起こし・要約・タスク抽出を一括で処理する自動化ツールです。Notion AI Meeting Notesは現在ベータ版として提供されており、バックオフィス担当者を中心に導入が広がっています。
リアルタイム文字起こしに対応している
Notion AIのミーティングノート機能は、Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsなど主要なWeb会議ツールと連携します。会議中の発言をリアルタイムで文字に変換できます。話者ごとに発言を識別する「スピーカー分離」にも対応しているため、1台ずつのマイクがある場合は、誰が何を話したかを後から確認しやすい点が特徴です。
従来の議事録作成では、担当者が会議に集中しながらメモを取り、終了後に清書するという二重作業が発生していました。Notion AIを使えば、録音ボタンを押すだけで文字起こしが始まるため、議事録担当者は会議の議論そのものに集中できるようになります。
ただし、Notion AIのミーティングノート機能は、システムの音声とマイクを使用している場合に会話をキャプチャ可能です。ヘッドフォンを利用している場合は、通話ツール側の音声がキャプチャされない点に注意してください。
決定事項やタスクを自動抽出できる
文字起こしだけでなく、会議の内容からAIが決定事項・アクションアイテム・次回までの宿題を自動で抜き出してくれます。抽出結果はNotionページ上に構造化された形で表示されるため、手動で整理する手間が省けます。
例えば、1時間の定例会議で「来週までにA社への提案書を作成する」「予算案を経理部に確認する」といった発言があった場合、それらがタスクとして一覧化されます。担当者名や期限もあわせて記録されるため、会議後の抜け漏れ防止に役立ちます。
Notion AIの議事録機能で自動生成される主な項目は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会議の要約 | 議論のポイントを数行に凝縮 |
| 決定事項 | 合意に至った内容を箇条書きで表示 |
| アクションアイテム | 担当者・期限付きのタスク一覧 |
| 議題ごとの発言要旨 | トピック別に発言内容を整理 |
手作業で議事録を作成すると、1時間の会議に対して30分〜1時間ほどかかるケースも珍しくありません。Notion AIを活用すれば、この作業が数分に短縮されるため、月間で数時間単位の工数削減が見込めます。
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Notion AIで議事録を作るにはどうすればいい?
Notion AIでの議事録作成は、録音開始から共有まで以下のステップで完了します。Notionのデスクトップアプリ(Windows・Mac)を使う方法が基本となるため、事前にアプリをインストールしておきましょう。
STEP 1:録音を開始して文字起こしを取得する
会議が始まったら、以下の手順で録音をスタートします。
- Notionデスクトップアプリを開き、新規ページを作成する
- ページ上部の「ミーティング」ボタン、またはスラッシュコマンドで /meeting と入力して機能を呼び出す
- 使用するWeb会議ツール(Zoom・Google Meet・Teamsなど)を選択する
- 「録音開始」をクリックし、会議の音声キャプチャを開始する
録音中はNotionがバックグラウンドで音声を取得し続けます。会議中にNotionの画面を開いておく必要はなく、Web会議ツールの画面に集中して問題ありません。
なお、対面会議の場合はPCの内蔵マイクや外付けマイクで直接録音する方法も利用できます。会議室の広さやマイクの集音性能に応じて、スピーカーフォンなどの外部機器を併用すると文字起こし精度が上がりやすいでしょう。
STEP 2:AIで要約・タスク抽出を実行する
会議終了後に「録音停止」をクリックすると、Notion AIが自動で文字起こしデータを解析し、要約とタスク抽出を実行します。生成までの所要時間は会議の長さによって異なりますが、1時間の会議であれば通常2〜3分程度で完了します。
生成結果はNotionページ上に以下の構成で表示されます。
- 要約セクション:会議全体のポイントを短く整理
- 決定事項セクション:合意内容を箇条書きで記載
- アクションアイテムセクション:担当者・期限を含むタスク一覧
- トランスクリプト(全文文字起こし):発言者別の全文記録
生成された内容は編集可能です。AIの認識ミスや補足が必要な箇所があれば、その場で修正・追記できます。要約の粒度を変えたい場合は、プロンプトを調整して再生成することも可能です。
STEP 3:データベースに保存して関係者へ共有する
作成した議事録はNotionのデータベース(DB)に保存することで、過去の会議記録を一元管理できます。議事録専用のDBを用意し、日付・参加者・プロジェクト名などのプロパティを設定しておくと、後から検索・フィルタリングがしやすくなります。
共有方法としては、主に以下の選択肢があります。
- Notionワークスペース内で関係者にページを共有する
- ページリンクをSlackやメールで送付する
- Web公開機能を使い、Notionアカウントを持たない社外関係者にも閲覧を許可する
STEP 4:タスクの進捗を確認してフォローアップする
議事録を共有して終わりではなく、アクションアイテムの進捗を定期的に確認する運用を組み込むことで、会議の効果が最大化されます。NotionのDBではフィルター機能を使って「未完了タスクのみ表示」といった絞り込みができるため、次回会議の冒頭で前回の宿題を一覧確認するフローが作りやすくなります。
週次の定例会議の議事録をDBに蓄積していけば、過去の決定事項やタスクの進捗を時系列で振り返れます。「あの件はいつ決まったのか」「前回の宿題はどうなったか」といった確認作業が数秒で済むようになるのは、Notionならではの強みといえます。
Notion AI議事録の精度を高めるにはどうすればいい?
テンプレートで出力形式を統一し、プロンプトを具体的に指定することで、Notion AIの議事録精度は大きく向上します。以下に3つの方法を紹介します。
テンプレートで出力形式を統一する
テンプレートを使って議事録のフォーマットを固定しておくと、部署やプロジェクトをまたいでも同じ形式で記録が蓄積されます。議事録の形式がバラバラだと、読み手によって解釈がずれたり、必要な情報を探すのに時間がかかったりするため、全社統一のフォーマットが業務効率の観点で有効です。
テンプレートに含めておきたい項目の例は以下のとおりです。
- 会議名・日時・参加者
- 議題一覧
- 各議題の要約と決定事項
- アクションアイテム(担当者・期限)
- 次回会議の予定・持ち越し事項
Notionのテンプレートギャラリーには議事録用のテンプレートが複数公開されています。そのまま使うほか、自社の会議スタイルに合わせてカスタマイズすることも可能です。
プロンプト指示で要約の質を上げる
プロンプト(指示文)を工夫すると、Notion AIが生成する要約の質が変わります。デフォルトの要約は汎用的な内容になりがちですが、具体的な指示を与えることで自社に合った形式の出力が得られます。
効果的なプロンプトの例を以下に示します。
- 決定事項・保留事項・次回までのタスクの3カテゴリに分けて要約してください
- 各議題について、背景→議論内容→結論の順に整理してください
- 予算に関する発言は金額を含めて正確に記載してください
よく使う指示文をNotionページ内にストックしておき、コピー&ペーストで呼び出すようにすると、毎回安定した品質の要約を得られます。
専門用語の事前整理で誤認識を減らす
AIの文字起こしで特に誤認識が起きやすいのが、業界固有の専門用語・製品名・社内略語です。例えば、社内で「エムエス」と呼んでいるシステムが「えむえす」とそのまま文字起こしされてしまうケースがあります。
2026年6月時点のNotion AIには用語辞書を直接登録する機能はありませんが、以下の方法で誤認識を軽減できます。
- 会議前にNotionページへ専門用語リストを貼り付け、AIの参照コンテキストとして活用する
- 議事録生成後にNotion AI上で置換して誤変換を一括修正する
- 会議中に正式名称で発言するよう参加者に周知する
特に経理・会計系の会議では「売掛金」「買掛金」「減価償却」といった専門用語が頻出します。事前に用語リストを用意しておくことで、修正作業を最小限に抑えられます。
Notion AI議事録の料金と導入効果はどのくらい?
Notion AIのミーティングノート機能はビジネスプラン以上で利用でき、費用対効果を試算すると多くのケースで投資回収の見通しが立てやすくなります。
ビジネスプラン以上で利用できる
AIミーティングノート機能を含むNotion AIは、ビジネスプラン(1メンバーあたり月額3,150・年払い時)およびエンタープライズプランに標準搭載されています。フリープランやプラスプランでは利用できない点に注意が必要です。
| プラン | 月額料金(年払い) | AI議事録機能 |
|---|---|---|
| フリー | 0ドル | 利用不可 |
| プラス | 1,650円/メンバー | 利用不可 |
| ビジネス | 3,150円/メンバー | 利用可能 |
| エンタープライズ | 要問い合わせ | 利用可能 |
料金は変更される場合があるため、導入前に公式サイトで最新情報を確認してください。なお、AIリクエスト回数にはプランごとの上限があり、大量の会議を処理する場合はアドオン購入が必要になるケースもあります。
参考:料金プラン|Notion
削減時間からROIを試算できる
Notion AI議事録の導入効果を社内で説明する際は、削減時間をベースにROI(投資対効果)を数値化すると説得力が高まります。以下のモデルケースで試算してみましょう。
チームで週3回の会議において、議事録作成を担当者1名が行い、1回あたりの作成に40分かかっていると仮定します。
| 項目 | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 月間の議事録作成時間 | 480分(8時間) | 60分(1時間) |
| 月間の削減時間 | ― | 7時間 |
| 月間の削減コスト(時給2,500円換算) | ― | 約17,500円 |
| Notion AIの月額コスト(1名) | ― | 3,150円 |
| 差額 | ― | 14,350円 |
上記のように高い投資対効果が見込めます。また、Notionはプロジェクト管理・ドキュメント管理・ナレッジベースとしても活用できるため、議事録以外の業務効率化効果を含めると投資回収の見通しがさらに高まります。例えば、議事録のDB蓄積によって過去の決定事項を探す時間が月2時間短縮されたり、タスクの抜け漏れによる手戻りが月1件減ったりすれば、間接的なコスト削減効果はさらに大きくなります。
導入稟議を上げる際は、こうした定性的な効果も合わせて資料にまとめておくと承認を得やすいでしょう。まずは議事録担当者1名から小さく導入し、削減時間や活用状況を検証したうえで、必要に応じてチーム全体への展開を検討する方法も有効です。
Notion AI議事録に関するよくある質問
無料プランでも議事録機能を使えますか?
フリープランおよびプラスプランでは、AIミーティングノート機能は利用できません。ビジネスプラン(月額3,150円・年払い時)以上への加入が必要です。まず機能を試したい場合は、Notionのトライアル期間を活用する方法があります。
対面会議でも文字起こしできますか?
対面会議でも利用できます。PCの内蔵マイクや外付けマイク、スピーカーフォンを使って会議室の音声を直接録音することで文字起こしが可能です。ただし、大きな会議室や騒音が多い環境ではマイクの集音性能が精度に影響するため、外部機器の活用を検討するとよいでしょう。
日本語の文字起こし精度はどの程度ですか?
Notion AIは日本語の文字起こしに対応しており、標準的なオフィス環境であれば実用的な精度で認識されます。ただし、業界固有の専門用語や社内略語は誤認識されやすい傾向があります。会議前に専門用語リストをNotionページに用意しておく、または生成後に一括置換で修正する運用を組み合わせると精度を補完できます。
Web会議ツールとの連携に設定は必要ですか?
Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsとの連携は、Notionデスクトップアプリ上でツールを選択するだけで利用できます。初回利用時に各ツールへのアクセス許可を求められる場合があるため、事前に権限設定を確認しておくとスムーズです。
Notion AI議事録で会議後の作業時間を短縮するために
Notion AIのミーティングノート機能は、録音ボタンひとつで文字起こし・要約・タスク抽出を自動化し、30分以上かかっていた議事録作成を数分に短縮できます。テンプレートで出力形式を統一し、プロンプトを具体化することで精度がさらに高まります。まずはデスクトップアプリを導入し、定例会議1つから運用を始めてみるのが導入の第一歩です。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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