概要
このガイドでは、マネーフォワード クラウド年末調整の従業員用画面で「住宅ローン控除」に必要な情報を入力する手順についてご案内します。
全体の流れは、「マネーフォワード クラウド年末調整の流れ(従業員用)」をご参照ください。
対象のお客さま
マネーフォワード クラウド年末調整をご利用中のお客さま
目次
全体の流れ
1.「5. 住宅ローン」をクリックする
「年末調整トップ」画面で「5. 住宅ローン」をクリックします。
2.住宅ローン控除の申告の有無を確認する
- 「住宅ローン控除の確認をはじめます」という画面が表示されます。
- 「はい」「いいえ」という選択肢の下に、税務署や金融機関等から届く証明書のサンプルが表示されます。
サンプルの下にある「次へ」をクリックします。
画面に表示された内容を確認し、該当する場合は「はい」を選択します。
※住宅ローン控除は、2年目以降の控除について年末調整で申告できます。
なお、「はい」を選択した場合は、住宅ローン控除の登録画面に進みます。
事前に以下のような資料を用意しておくとスムーズに進められます。
・住宅借入金等特別控除申告書
・住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書
・住宅借入金等特別控除計算明細書 ※令和元年(平成31年)中に住宅ローンの適用を受けた方
3.住宅ローン控除を確認する
- 「住宅ローン控除の確認」画面では、住宅借入金等特別控除申告書と借入金残高証明書を見ながら、各項目を入力します。
- 必要な情報を入力したら、「保存して次へ」をクリックします。
入力例については、このガイドの「マネーフォワード クラウド年末調整での入力項目」をご参照ください。
※登録する住宅ローンを追加する場合は、「住宅ローンを追加」をクリックして入力欄を追加してください。
マネーフォワード クラウド年末調整での入力項目
お手元の「住宅借入金等特別控除申告書」と「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」を参照し、必要事項を入力します。
住宅借入金等特別控除申告書(見本)
【新様式】
出典:給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書兼(特定増改築等)住宅借入金等特別控除計算明細書の記載例|国税庁
【旧様式】
出典:給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書の記載例|国税庁
住宅借入金等特別控除区分
適用を受けている住宅借入金等特別控除の区分を、「住」「住(特家)」「認」「認(特家)」「増」「震」「震(特家)」から選択します。
「住宅借入金等特別控除申告書」の欄外にある印字「(●年中居住者用)」を参照して選択してください。
※旧様式の場合、「(●年居住者用)」は右下の欄外に印字されています。
区分 | 控除申告書・証明書の表示 | 記載方法 |
---|---|---|
一般の住宅借入金等特別控除の場合(増改築等を含む。) | (元号●年中居住者用) | 住 |
一般の住宅借入金等特別控除の場合(増改築等を含む。)で住宅が特例居住用家屋に該当するとき | (元号●年中居住者・特例居住用家屋用) | 住(特家) |
認定住宅(等)の新築(取得)等に係る住宅借入金等特別控除の場合 | (元号●年中居住者・認定住宅(等)用) | 認 |
認定住宅等の新築等に係る住宅借入金等特別控除の場合で住宅が特例認定住宅等に該当するとき | (元号●年中居住者・認定住宅等(特例認定住宅等)用) | 認(特家) |
特定増改築等住宅借入金等特別控除の場合 | (元号●年中居住者・特定増改築等住宅借入金等特別控除用) | 増 |
東日本大震災によって自己の居住の用に供していた家屋が居住の用に供することができなくなった場合で、平成23年から令和7年12月31日までの間に新築や購入、増改築等をした家屋に係る住宅借入金等について震災特例法第13条の2第1項「住宅の再取得等に係る住宅借入金等特別控除」の規定(以下「震災再取得等」といいます。)の適用を選択した場合 | (元号●年中居住者・震災再取得等用) | 震 |
震災再取得等の適用を選択した場合で住宅が特例居住用家屋に該当するとき | (元号●年中居住者・震災再取得等(特例居住用家屋)用) | 震(特家) |
参考:給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引|国税庁
特定取得区分
特定取得区分では、「対象外」「特定取得」「特別特定取得(特例取得、特別特例取得含む)」「特例特別特例取得」のいずれかを選択します。
「住宅借入金等特別控除申告書」の「居住開始年月日」欄に印字された「(特定)」または「(特別特定)」の区分を参照して選択してください。
※「(特定)」または「(特別特定)」が記載されていない場合は、「対象外」を選択してください。
(イ)居住開始年月日
「(イ)居住開始年月日」では、居住を開始した日付を入力します。
「住宅借入金等特別控除申告書」の「(イ)居住開始年月日」欄に印字された日付を入力してください。
住宅借入金等の金額(年末残高)
「住宅借入金等の金額(年末残高)」では、「住宅借入金等年末残高」の金額を入力します。
金融機関から発行された「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」と「住宅借入金等特別控除申告書」で計算した金額を参照して入力してください。
なお、こちらは、源泉徴収票の「住宅借入金等年末残高」に反映されます。
(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額
「住宅借入金等特別控除申告書」で計算した「住宅借入金等特別控除額」の金額を入力します。
お手元で「住宅借入金等特別控除額」を計算し、入力してください。
なお、こちらは、源泉徴収票の「住宅借入金等特別控除の額」欄などに反映されます。
・「住宅借入金等特別控除額」は、お客さまにて計算していただく必要があります。
・令和元年(平成31年)中に住宅ローンの適用を受けた場合、『住宅借入金等特別控除計算明細書』を元に入力と提出が必要です。詳細は以下の国税庁サイトをご参照ください。
年末調整で(特定増改築等)住宅借入金等特別控除の適用を受ける方へ | 国税庁
合計
「合計」には、「控除合計額」が表示されます。
「控除合計額が控除限度額を超えている」というチェックボックスは、複数の住宅ローン控除の適用がある場合に、その合算値が限度額を超える場合に設定していただく項目です。
※控除限度額については、こちらをご参照ください。
借入が複数ある場合について
借入先が複数ある場合は、借入金を合算して「住宅借入金等の金額(年末残高)」に金額を入力します。
「住宅借入金残高証明書」には、それぞれの証明書画像を追加してください。
※「住宅ローンを追加する」の必要はありません。
画像の添付について
「住宅ローン控除の確認」画面では、「住宅借入金等特別控除申告書」や「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」の画像を添付することが可能です。
- 各証明書ごとに表示されている「画像を追加」をクリックします。
- 「ファイルを選択」をクリックし、添付する画像を選択します。
複数の画像を追加する場合は、「画像を追加」をクリックしてください。
※不要な画像は「削除」ボタンで削除することができます。
以上で「住宅ローン控除」に必要な情報の入力は終了です。
「マネーフォワード クラウド年末調整の流れ(従業員用)」を参照の上、申告書の提出を行ってください。
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