令和7年度（2025年度）の税制改正に伴う仕様変更のお知らせ

いつも「マネーフォワード クラウド給与」をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
令和7年度（2025年度）の税制改正により、所得税の「基礎控除」や「給与所得控除」に関する見直しと、「特定親族特別控除」の創設が⾏われました。

詳細は、以下の国税庁のページをご参照ください。
令和７年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等について | 国税庁

上記に伴う仕様変更を実施しましたのでお知らせいたします。

対象ページ

従業員情報
帳票一覧＞「退職者の源泉徴収票」
帳票一覧＞「源泉徴収簿」

対象のお客さま

マネーフォワード クラウド給与をご利用中のお客さま

変更内容の詳細

源泉控除対象区分の追加

「従業員情報」＞「一般情報」＞「扶養情報」に「源泉控除対象区分」を追加しました。
登録した方が「源泉控除対象配偶者」または「源泉控除対象親族」に該当する場合、「対象」を選択してください。

扶養等の人数の算出に使用する区分の変更

2026年1月1日以降は、従業員情報の「扶養等の人数」の算出に使用する「従業員情報」＞「一般情報」＞「扶養情報」の区分を以下のとおり変更します。

変更前

2025年12月31日までは「扶養区分」を使用します。

変更後

2026年1月1日以降は「源泉控除対象区分」を使用します。

扶養区分と源泉控除対象区分の設定

変更前

これまで、「扶養区分」は以下に該当する場合、「対象」を選択する想定でした。

• 配偶者が「源泉控除対象配偶者」に該当する
• 扶養親族の年間の所得の合計金額が48万円以下（2019年以前は38万円以下）

変更後

本リリース後はそれぞれ以下の場合に、「対象」を選択してください。

「源泉控除対象区分」

• 登録する方が「源泉控除対象配偶者」または「源泉控除対象親族」に該当する

「扶養区分」

• 扶養親族の年間所得の合計金額が58万円以下（2025年以前は48万円以下）

CSVファイルの項目追加

「CSVで従業員情報を追加・更新 / ダウンロード (1/2)」画面でダウンロードできるCSVファイルに「源泉控除対象区分」を追加しました。

CSVファイルのバージョン更新

CSVファイルについて、機能のアップデートに伴うバージョンの更新を行いました。

• 従業員情報CSVファイル

税制改正後の源泉徴収税額表への対応

税制改正に伴い、令和8年分「源泉徴収税額表」を使用した所得税額の自動計算に対応しました。

帳票の様式変更

税制改正に伴い、以下の帳票の様式を変更しました。

• 「給与所得者の源泉徴収票」
• 「令和8年分 給与所得に対する源泉徴収簿」

マネーフォワード クラウド人事管理との連携項目の変更

「マネーフォワード クラウド人事管理」の登録内容に応じて「源泉控除対象区分」を連携できるようになりました。
詳細については、以下のガイドをご参照ください。
「マネーフォワード クラウド人事管理」との連携方法

マネーフォワード クラウド年末調整との連携項目の変更

「マネーフォワード クラウド年末調整」で回収された、翌年の扶養控除等申告書の内容を元に「源泉控除対象区分」を連携できるようになりました。
詳細については、以下のガイドをご参照ください。
「マネーフォワード クラウド年末調整」から翌年申告内容を取り込む方法

「SmartHR」との連携項目の変更

「SmartHR」の登録内容に応じて「源泉控除対象区分」を連携できるようになりました。
詳細については、以下のガイドをご参照ください。
「SmartHR」から従業員を取り込む方法

「オフィスステーション労務」との連携項目の変更

「オフィスステーション労務」の登録内容に応じて「源泉控除対象区分」を連携できるようになりました。
詳細については、以下のガイドをご参照ください。
「オフィスステーション労務」の連携設定

対応のお願い

「源泉控除対象区分」の設定の変更について

本リリースを行った時点で登録している「扶養区分」の情報をもとに、「源泉控除対象区分」のデータを移行しました。
「扶養区分」が「対象外」となっている場合は、「源泉控除対象区分」についても「対象外」として移行されます。
そのため、年齢が19歳以上23歳未満で、年間所得の合計金額が58万円を超え、100万円以下の「源泉控除対象親族」に該当する「特定親族」については、2026年1月支給以降の給与計算の確定処理を行う前に「源泉控除対象区分」を手動で「対象」に変更してください。

今後も皆さまのご要望に基づき、新機能開発・機能改善を進めてまいります。
ご意見・ご要望がございましたら、お問い合わせ窓口よりお送りください。