決裁願のテンプレート(エクセル)一覧

経費精算システム「マネーフォワード クラウド経費」が提供する決裁願のテンプレート・ひな形(エクセル)の一覧ページです。様々なビジネスシーンで利用できるエクセル形式の決裁願のテンプレートを無料でダウンロードすることができます。

決裁願とは

決裁願とは、最終的に方針を承認する権限のある役職に承認、または否決して結論を出してもらうことを申請する書類です。同様の読みの漢字で「決裁」と「決済」がありますが、決裁とは権限を持つ人間が結論を出すことであるのに対し、決済とは簡単にいうと、「お金のやり取りが済みました」という意味になります。同じ「けっさい」でも全く違う意味を持つため、混同しないよう注意しましょう。

会社の中で決裁が必要な場面は多々ありますが、例えば各部門(部署)における営業チームなどで良い新規の営業施策が立案され、その案を実行するために上司・最終権限を持つ方(社長)の承諾・承認をもらえるよう提出する、といった場面で決裁願が提出・受理されます。

会社によりさまざまな異なる過程を経ますが、一般的にはまず直属の上司や各部門(部署)の上司に稟議書を提出し、稟議書の決裁がおりてから、会社の権限を持っているさらに上位者(社長)の承認・承諾を得るために書く書類が決裁願となります。稟議書との違いですが、稟議書とは案を出し、上司の決裁を待つ書類であることに対し、決裁願とはその稟議書の内容を上司が判断し決裁をし、決定した案をさらに上の上司(社長)へ承認してもらうようにお願いする書類となります。稟議書を通さずに直に決裁願を提出する会社もあります。

決裁願を提出するにあたり、さまざまな下準備が必要となります。良い案があったとしても会社側で損が発生するほど費用が発生するなど、会社の不利益にならないような案を出さなければいけません。予定をしっかり組み、目的に合わせて、上司が納得するような案を出していく必要があります。また、許可してもらいたい支払いや、新しく取引を開始したい業者との契約など、上位者(社長)に認められる必要のある事柄について報告し、決裁してもらいます。

決裁願の書き方

様式は会社により異なります。

1. 記載日の記入~決裁願を提出する日付を記入します。
決裁の前に稟議書が通った日付も記入する場合もあります。

2. 起案者氏名の記入
決裁の内容を提案した担当者の氏名を記入します。

3. 所属名
起案者の所属する部門(部署)を記入します。

4. 件名
発案した案件の題名です。例えば営業での案の場合に「○○キャンペーンの実施の件」など、一目で何をしたいのかわかるように簡潔に題名として記入します。

5. 条件
発案した事柄での条件を記入します。
→最低条件として○○人が必要、○○資材を購入、○○時間が必要など、条件はさまざまありますが、こちらも簡潔に書くことを心がけましょう。

6. 目的・内容
ここで発案した内容を細かく記入する必要があります。4と5はあくまでどのような案を出したのか、何が必要なのかを示すものですので、簡潔にわかりやすく記入しますが、目的・内容の部分で起案者が本当に考えている内容をすべて記入し、上位者(社長)が納得できる文面にしましょう。その案への思いや、案を実施した際に会社にどれだけの利益があるのか、そして会社にどのくらい貢献できる案なのかを記入します。

7. 使用金額
その案を実施するためにかかる費用はどのくらいになるのかしっかり計算し、金額を記入します。
→その金額になった明細を添付するとよりわかりやすいものになります
稟議書提出・決裁までの間に既に目を通してもらっている場合は、決裁願の際は添付書類を添付しなくても問題ない場合もあります。

8. 実施日
実施したい日付を記入します。

9. 実施場所
実施したい場所を記入します。

10. 決裁を上位者(社長)へ提出するまでに承諾してもらった上司や部門(部署)の責任者などの押印を受け、意見等を記入してもらいます。
こちらも様式によっては印だけの場合もあります。承認印も会社によりますが、
→経理責任者:会社で何かを実施する際は必ずといっていいほどお金が動くことになりますので、経理責任者の承認が必要です。
→業務責任者:その業務を実施するにあたり責任者として動いてもらう人間の承認が必要です。
→所属長または所属責任者:起案した社員の所属する部門(部署)の上司の承認が必要です。

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