• 作成日 : 2026年7月6日

Gemini CLIの使い方とは?インストール・初期設定・基本コマンド・活用例まで完全解説

PointGemini CLIの使い方は?

Gemini CLIは、ターミナルから自然言語でファイル操作やデータ集計を自動化できるGoogleの無料AIエージェントです。

  • Node.js 20以上で1コマンドインストール
  • 無料で1日1,000リクエスト利用可能
  • 100万トークンの大容量コンテキスト

Q. インストール方法は?

A. npm install -g @google/gemini-cliの1コマンドで完了します。

Gemini CLIは、Googleが提供する無料で使えるターミナル型のAIエージェントで、バックオフィス業務や書類整理、データ集計までを自然言語で指示できます。本記事では、Gemini CLIの使い方を初心者向けに、インストール手順から認証、基本コマンド、業務での活用事例、料金プラン、よくある質問までを網羅的に解説します。Gemini CLIの導入方法や始め方を知りたい方は、この記事だけで実務レベルに到達できる構成です。

ただし、Gemini CLIは、2026年6月18日より個人プランからのリクエスト受付を停止します。今後は、Antigravity CLIに移行することが発表されているためご注意ください。

参考:よくある質問|Gemini Code Assist

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※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。

Gemini CLIとは?特徴と他ツールとの違い

Gemini CLIは、Googleが2025年6月にオープンソースとして公開した、ターミナル(コマンドライン)から直接Geminiを操作できるAIエージェントです。Webブラウザ版のGeminiと違い、ローカルのファイル操作・コマンド実行・Web検索までをAIが自律的に行える点が最大の特徴です。

Gemini CLI は、組み込みツールとローカルまたはリモートの MCP サーバーで理由と行動(ReAct)ループを使用して、バグの修正、新機能の作成、テスト カバレッジの改善などの複雑なユースケースに対応します。

Gemini CLIの主な特徴

Gemini CLIには、無料枠の広さ、コンテキスト長、拡張性という3つの強みがあります。Gemini 2.5 Pro と 100 万トークンという広大なコンテキスト ウィンドウにアクセスできます。そのうえで毎分 60 回モデル リクエスト、1日あたり1,000 回のリクエストを無料で提供します。

項目 内容
提供元 Google(Apache 2.0ライセンスのOSS)
利用可能モデル Gemini 3 Pro / Gemini 3 Flash
コンテキストウィンドウ 最大100万トークン
無料枠 1分60リクエスト・1日1,000リクエスト
動作環境 macOS / Windows / Linux(Node.js 20以上)

参考:Gemini CLI : オープンソース AI エージェント|Google Cloud

ブラウザ版GeminiやClaude Code・Codex CLIとの違い

Gemini CLIはターミナル上で動作するため、ローカルファイルの読み書きやシェルコマンド実行をAIに任せられる点が、Web版Geminiと根本的に異なります。Code Assistが「コーディング作業に特化したIDE内蔵アシスタント」であるのに対し、Gemini CLIは「ターミナルから利用する汎用的な対話ツール」です。

競合のClaude Code(Anthropic)やCodex CLI(OpenAI)と比べると、Gemini CLIは無料枠とコンテキスト長で優位に立つ一方、コード品質ではClaude Codeに一歩譲ると評価される場面もあり、用途による使い分けが現実的です。

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この記事をお読みの方におすすめのガイド4選

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※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。

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chat GPT以外の生成AIでも活用できるので、普段利用する生成AIに入力してご活用ください。

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Gemini CLIで何ができる?主な機能と活用シーン

Gemini CLIでできることは、大きく分けて「ファイル・データ操作」「Web検索」「外部ツール連携(MCP)」「コード生成・実行」の4種類です。コーディングだけでなく、書類整理や議事録要約などのバックオフィス業務にも幅広く活用できます。

Web検索との連携で最新情報を取得

Gemini CLIは「GoogleSearch」ツールを内蔵しており、ターミナルから離れずにWeb上の最新情報を取得できます。たとえば「今日の為替レートを調べて、想定売上を再計算して」のような依頼に対し、AIが自動で検索を行い結果を統合します。

MCPサーバー・拡張機能による外部連携

Model Context Protocol(MCP、エムシーピー)と呼ばれる規格を介して、GitHubやSlack、Google Driveなどの外部サービスと接続できます。Gemini CLI には、簡単にインストールして実行できる非常に便利な拡張機能が用意されています。以下のコマンドで導入でき、業務システムとAIを橋渡しするハブとして活用可能です。

gemini extensions install (拡張機能のURL)

バックオフィス業務での活用例

業務シーン 活用例
書類管理 PDFファイル名の一括変更、フォルダ振り分け
経理処理 領収書PDFの読み取り、月次集計
営業支援 顧客リストの整形、メール文面の生成
総務・人事 アンケート結果の集計、社内文書の要約
情報収集 Web検索を伴う調査と要約レポート作成

参考:Gemini CLIのクイックガイド|Google Codelabs

Gemini CLIのインストール方法は?前提条件と手順を解説

Gemini CLIのインストールは、Node.js 20以上を用意したうえで、以下のコマンドを1行実行するだけで完了します。所要時間は数分程度です。Gemini CLIはnpm install -g @google/gemini-cliの1コマンドでインストールできます。事前にNode.js 20+のインストールが必要です。

STEP1:Node.js(バージョン20以上)の準備

ターミナルで以下のコマンドを実行し、Node.js(ノードジェイエス、JavaScript実行環境)のバージョンを確認します。

node –version

20未満または未インストールの場合は、Node.js公式サイトからLTS(長期サポート版)をダウンロードしてください。Windowsはmsi、Macはpkgインストーラーが用意されています。

参考:Node.js公式サイト

STEP2:Gemini CLI本体のインストール

ターミナル(WindowsならPowerShellまたはコマンドプロンプト、MacならTerminal)で以下を実行します。

npm install -g @google/gemini-cli

グローバル環境に導入され、どのフォルダからでも gemini コマンドが使えるようになります。試用目的なら以下のコマンドでインストールせず実行することも可能です。

npx @google/gemini-cli

STEP3:インストール確認とアップデート

以下のコマンドを実行し、バージョン番号が表示されればセットアップ完了です。

gemini –version

権限エラー(EACCESなど)が出る場合は、npmのprefixをユーザーディレクトリに変更するか、Macでは sudo を付けて再実行します。アップデートは以下のコマンドで行えます。

npm update -g @google/gemini-cli

参考:Gemini CLI installation, execution, and releases|Gemini CLI公式ドキュメント

Gemini CLIの初期設定はどう進める?認証から起動までの流れ

Gemini CLIの初期設定は、起動コマンドを実行した後、テーマ選択とGoogleアカウント認証を行うだけで完了します。所要時間は1〜2分です。

STEP1:Gemini CLIの起動とテーマ選択

ターミナルで以下のコマンドを入力すると、初回はカラーテーマの選択画面が表示されます。

gemini

好みのテーマを選択してください(後から /theme コマンドで変更可能)。

STEP2:Googleアカウントでの認証

続けて認証方法の選択画面が表示されます。最も簡単なのは「Login with Google」を選び、自動で開くブラウザでGoogleアカウントにログインする方法です。

認証方法 用途・特徴
Login with Google(OAuth) 個人利用向け。無料枠が最大
Gemini API Key AI Studioで発行。従量課金
Vertex AI 企業向け。エンタープライズ保護

Gemini CLIは無料で利用可能だが、無料プランではデータがAIトレーニングに利用される点に注意が必要です。社内データや機密情報を扱う場合は、有料プランやVertex AIの利用を推奨します。

STEP3:プライバシー設定(オプトアウト)

無料プランで利用統計の送信を避けたい場合は、設定ファイル ~/.gemini/settings.json に以下の内容を追記します。

{ “privacy”: { “usageStatisticsEnabled”: false } }

これによりオプトアウトが有効になり、利用統計の送信が停止されます。

Gemini CLIの基本的な使い方は?コマンドと操作方法を解説

Gemini CLIの基本操作は、起動後にプロンプト(>>)に日本語で指示を入力するだけです。さらにスラッシュコマンド(/)、ファイル参照(@)、シェル実行(!)の3種類のプレフィックスを使い分けると、操作の幅が一気に広がります。

自然言語による指示の出し方

Gemini CLIは日本語の指示をそのまま理解します。たとえば以下のような指示が通ります。

> このフォルダ内のCSVファイルを読み込んで、月別の売上を集計して

> 議事録のテキストファイルを要約して、Markdown形式で保存して

> 請求書フォルダの中身をリスト化し、未払い案件だけ抽出して

業務用途なら、書類リネーム、フォルダ整理、データ抽出などターミナルで完結する作業を任せられます。

スラッシュコマンドの一覧

スラッシュコマンドはGemini CLIの内部操作に用いるショートカットです。

コマンド 用途
/help コマンド一覧の表示
/clear 会話履歴のクリア
/theme カラーテーマの変更
/auth 認証方法の切り替え
/tools 利用可能なツールの確認
/memory プロジェクトメモリの管理
/chat チャット履歴の保存・呼び出し
/quit Gemini CLIの終了

「@プレフィックス」と「!プレフィックス」

ファイル内容を読み込ませる場合は「@」、シェルコマンドを即時実行する場合は「!」を使います。

> @report.txt このレポートを要約して

> @src/main.py @tests/test_main.py 不整合を指摘して

> !ls -la

100万トークンのコンテキストにより、大規模ファイルを丸ごと渡して分析することも実用的です。

Gemini CLIの料金プランはどうなっている?

Gemini CLIの料金は、個人の無料プランから法人向け有料プランまで複数あり、無料プランでも実務利用に十分な容量があります。一方で、無料プランは入力データがGoogleのモデル改善に利用される点に注意が必要です。

個人向け(無料): Gemini Code Assist for individuals は$0/user/月で提供されています。Standard: 月額$22.80/user(30日無料トライアル)、年額契約では$19/user/月、Enterprise: 月額$54/user、年額契約では$45/user/月です。

プラン 料金 リクエスト上限 データ学習利用
個人向け無料 0円 60 RPM / 1,000 RPD あり
Google AI Pro 約2,900円/月 引き上げ なし
Code Assist Standard $19〜22.80 / ユーザー 引き上げ なし
Code Assist Enterprise $45〜54 / ユーザー 大幅引き上げ なし
Gemini API(従量) 入力$1.25〜/1Mトークン 任意 なし

機密情報を含まない学習・検証なら無料プランで十分ですが、社内データや顧客情報を扱う場合はデータ学習が行われない有料プラン(AI Pro以上、もしくはVertex AI経由)を推奨します。

なお、Gemini CLIおよびGemini Code Assist IDE拡張機能は、2026年6月18日以降、個人向け無料枠・Google AI Pro・Google AI Ultraの各階層でのリクエスト処理を停止する予定です。そのため、GoogleはAntigravityおよびAntigravity CLIへの移行を案内しています。Google AI Pro / Ultraユーザーは、Antigravityの1日あたりの利用上限が自動的に引き上げられます。

参考:Gemini for Google Cloud の料金|Google Cloud

Gemini CLIでよくある質問は?

Gemini CLIに関してよく寄せられる質問を、簡潔にまとめます。

Gemini CLIは本当に無料で使えますか?

はい、個人のGoogleアカウントでログインすれば、1日1,000リクエストまで無料で利用可能です。ただし無料枠では入力データがモデル学習に利用される可能性があるため、機密情報の取扱いには注意してください。

商用利用は可能ですか?

可能です。ただし企業利用ではセキュリティと管理機能の観点から、Code Assist StandardまたはEnterprise、もしくはVertex AI経由の利用が推奨されます。

インストール時に権限エラー(EACCES)が出たらどうする?

npmのグローバルインストール先をユーザーディレクトリに変更するのが最も確実です。Macなら以下のコマンドでも対応できますが、長期的にはprefix変更が安全です。

sudo npm install -g @google/gemini-cli

1日の上限に達したら?

翌日にリクエスト数がリセットされます。すぐに利用を再開したい場合は、Google AI Proへのアップグレード、もしくはGemini APIキーへの切り替えで上限を引き上げられます。

Google Workspaceアカウントでログインできない場合は?

Gemini Code Assist の無料版である Gemini Code Assist for individuals は、Google Workspace アカウントや、管轄区域で同意年齢に達していないユーザーはご利用いただけません。個人のGoogleアカウントを使うか、IT管理者にCode Assist Standardの導入を相談してください。

参考:よくある質問|Gemini Code Assist

Gemini CLIを業務に取り入れるための要点

本記事では、Gemini CLIの使い方として、特徴、できること、インストール手順、初期設定、基本コマンド、料金プラン、FAQまでを解説しました。Gemini CLIはNode.jsとGoogleアカウントさえあれば無料で始められ、書類整理やデータ集計、要約作業など、バックオフィスの定型業務をターミナルから自然言語で自動化できます。導入の手間は数分ですので、まずは無料枠で小さな業務から試し、徐々にGemini CLIの活用範囲を 広げていくのが効率的な始め方です。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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