マネーフォワード クラウド請求書Plus(FAQ)

Q. 「売上」と「請求書」の金額に差額が生じます。なぜですか?

マネーフォワード クラウド請求書Plusでは、「売上」と「請求書」で税額計算の仕組みが異なるため、金額に差額が生じる場合があります。
計算方法の詳細や調整方法については以下をご参照ください。

税額の計算方法

マネーフォワード クラウド請求書Plusの「売上」と「請求書」における税額の計算方法は以下のとおりです。

「売上」の税額計算方法

「売上」の税額は、品目ごとに税額を計算する積上げ計算方式を採用しています。
なお、2023年10月から開始予定のインボイス制度(適格請求書等保存方式)においても、適格請求書発行事業者の場合は積上げ計算が可能です。

「請求書」の税額計算方法

「請求書」の税額は、2023年10月から開始予定のインボイス制度(適格請求書等保存方式)に則って計算しています。
そのため、請求書に記載した品目の税抜金額を各税区分ごとに合計し、その金額に対して税額を計算します。

適格請求書等保存方式の概要 (令和3年7月)|国税庁

具体例

単価「908円(税抜)」・消費税率「10%」・端数処理「切り捨て」の品目3点の「案件」画面での表示を例に説明します。

売上

単価「908円(税抜)」・消費税率「10%」の1品目あたりの税額は「90円」。
この「90円」を3点分合計すると、税額は「270円」。
税込総額は、品目3点の税抜金額「2,724円」と税額「270円」を加えた「2,994円」となる。

請求書

単価「908円(税抜)」を合計すると、3品目の税抜金額は「2,724円」。
この金額に消費税率「10%」で税額を算出すると、税額は「272円」。
税込総額は、品目3点の税抜金額「2,724円」と税額「272円」を加えた「2,996円」となる。

よって、税額計算の仕組み上、売上と請求書で2円の差額が生じることになります。

設定

差額の調整方法

「売上」と「請求書」の差額を調整されたい場合は、以下手順での調整をご検討ください。

クラウド請求書Plusで差額を調整する方法

  1. 売上」画面で差額が発生した売上をクリックします。
    設定
  2. 右上の「編集」ボタンをクリックします。
    設定
  3. 売上の金額「税抜」「税額」を希望の数字に変更します。
    設定
  4. 売上を分割計上しており、他の売上も税額を調整をする場合は、左上の「<」「>」またはプルダウンをクリックし、各売上にて手順2・3の操作を実施します。
    設定
  5. 編集が完了したら、右下の「保存」をクリックします。
    設定

クラウド会計Plus・クラウド会計で金額調整の仕訳を登録する方法

クラウド会計Plusやクラウド会計に売上データを連携し、売上高と税額の調整仕訳を別途登録します。

  • 仕訳登録例

(売掛金)〇〇円 / (売上高)[課売] 〇〇円円
(売上高)[対象外] 〇〇円 / (仮受消費税)[対象外]〇〇円

更新日:2023年03月17日

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