電子帳簿保存法運用の注意点（解像度要件の確認）

概要

このガイドでは、マネーフォワード Pay for Businessで電子帳簿保存法の解像度要件を満たすための運用プロセスについてご説明します。

対象のお客さま

マネーフォワード Pay for Businessをご利用中のお客さま

目次

• 画像の解像度要件について
• ご注意

画像の解像度要件について

電子帳簿保存法の「スキャナ保存」に対応するためには、一定の画質を担保して保存する必要があります。

ハンドスキャナ・複合機

ハンドスキャナや複合機で領収書を取り込む場合は、「25.4ミリメートル当たり200ドット以上（200dpi）相当以上かつ256階調（24ビットカラー）以上」の基準が適用されます。
一般的なスキャナの設定は「200dpi以上」を超えるため、カラーでスキャンして取り込んでください。

スマートフォン

スマートフォンでは「dpi（単位面積あたりのドット数）」を取得できないため、別途A4サイズ相当の解像度が要件になっています。
そのため、「約388万画素（縦2,338画素、横1,654画素）」を満たすように領収書を取り込んでください。

マネーフォワード Pay for Businessのスマートフォンアプリを利用すると、「388万画素」以上で画像を撮影・保存できます。

参考:スキャナ保存Q&A 問12｜国税庁

ご注意

一般的なスキャナやマネーフォワード Pay for Businessのスマートフォンアプリを利用すれば、解像度の要件を下回ることはありません。
一方、以下の使い方をすると、解像度の要件を下回る場合があります。

• マネーフォワード Pay for Businessアプリを使わず、スマートフォンの標準カメラなどで画像を撮影
• メール添付、チャットに貼り付け、ファイル共有サービスなどでPCに画像を送る
• PCでマネーフォワード Pay for Businessにログインし、画像付きで利用明細を登録

解像度の要件を下回る画像では、電子帳簿保存法の「スキャナ保存」に対応できません。
電子帳簿保存法の「スキャナ保存」に対応する場合は、上記の使用方法は避けてください。