電子帳簿保存法に対応して請求書等を保存できる「マネーフォワード クラウドBox」をリリースしました

いつもマネーフォワード クラウドをご利用いただきありがとうございます。

2020年11月5日より、マネーフォワード クラウドシリーズに新サービス「マネーフォワード クラウドBox」が加わりました。

マネーフォワード クラウドBoxは、領収証や請求書などの取引関係書類を、電子帳簿保存法の要件を満たすかたちで電子保存できるストレージサービスです。2020年10月の電子帳簿保存法改正に合わせてリリースいたしました。

マネーフォワード クラウドシリーズをご利用の場合、サービス利用料金は無料です。日々の業務効率化やペーパーレス化にお役立ていただけましたら幸いです。

なぜ開発したのか?

電子帳簿保存法とは

電子帳簿保存法とは、帳簿や領収書・請求書など、国税関係書類を一定要件のもと電子データで保存することを認める法律です。1998年の制定後、段階的に要件緩和などの見直しが進んでいます。

2020年10月の改正では、電子データの保存要件の緩和がなされます。これによりバックオフィス業務の効率化やペーパーレス化がさらに進むと考えられています。

2020年10月改正の変更点

2020年10月1日施行の電子帳簿保存法改正では、電子的に作成・受領した書類(電子帳簿等保存制度)に関する保存方法が見直されます。なお、紙で作成・受領した書類(スキャナ保存制度)は適用外となりますのでご注意ください。

改正のポイントは、請求書等の取引関係書類への「タイムスタンプの付与」です。

■改正前

これまでの電子帳簿保存法では、請求書等の電子データを保存する際に、以下のいずれかの方法で処理する必要がありました。多くの中小企業ではこの要件に対応することが難しく、電子保存が普及していない現状がありました。

a.受領者側が、データの受領後、遅滞なくタイムスタンプを付与

b.改ざん防止等のための事務処理規程を作成し運用

■改正後

今回の改正では、上記a,bの方法に加えて、以下による保存方法も認められるようになりました。

c.受領者側が、データを自由に改変できないシステム・サービス等を利用

d.発行者側でタイムスタンプを付与

参考|財務省ホームページ「令和2年度税制改正」>「5 納税環境整備」

クラウド会計・経費精算サービスの活用を促進

上記cに当てはまる「受領者側が、データを自由に改変できないシステム・サービス等」とは、ユーザーによるデータ改変ができないクラウド会計や経費精算サービス等を指しています。

つまり、政府は電子データの保存用件を緩和することやクラウド会計等の活用促進により、企業におけるバックオフィス業務の効率化、ひいては生産性の向上につなげたいという思いがあります。

こうした流れを受け、マネーフォワードは電子帳簿保存法改正に対応して請求書等を電子データ化し、クラウド上で保管ができるサービス「マネーフォワード クラウドBOX」を開発提供する運びとなりました。

マネーフォワード クラウドBoxとは?

「マネーフォワード クラウドBox」は、電子帳簿保存法の要件を満たして、領収証や請求書などの取引関係書類を電子化し、クラウド上で保管ができるサービスです。取引情報などを元に、簡単に必要な書類を検索し、確認することができます。

特 長:

・電子帳簿保存法の要件を満たし、領収書や請求書を電子保存することが可能

・電子保存できるため、原本の保管の手間を削減できる

・電子保存した領収書や請求書の管理や検索が可能

 

料 金:無料

マネーフォワード クラウドBoxで何ができるか?

現在のマネーフォワード クラウドBoxは、「マネーフォワード クラウド請求書」と連携することで、以下の請求書等(領収書、見積書などの取引関係書類を含む)を、電子帳簿保存法の要件を満たすかたちで電子保存することができます。

 

・「マネーフォワード クラウド請求書」を通じて受領した請求書等

・「マネーフォワード クラウド請求書」を通じてメール又は郵送※した請求書等

※郵送を利用する場合、電子保存のためには、3ヶ月前までに税務署に届出が必要です

 

マネーフォワード クラウドBoxで電子保存した請求書等は、自動的に電子帳簿保存法の要件を満たすため、紙への印刷や原本での保管が不要になります。

また、2023年10月1日から導入される適格請求書等保存方式(インボイス制度)において、適格請求書発行事業者は交付した適格請求書の写しを保存する義務が課されます。インボイス制度への対応も可能になる予定です。

今後の開発予定

今後は、IPO準備・中堅企業向けのクラウド会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計Plus」と連携した機能提供を予定しています。監査対応が必要な企業によりメリットを感じていただけるよう、領収書や請求書の証憑確認などの監査手続きについても、クラウド上でペーパーレスで行うことができるよう開発を進めてまいります。

 

マネーフォワードは、今後も皆さまにいただいたご要望をもとに機能開発を進めてまいります。お困りのことがありましたら、弊社サポートまでお問い合わせくださいませ。

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