生命保険業界に特有の労務管理とは?
勤怠管理システム・給与計算ソフト導入で変わること

更新日:2024年2月13日

生命保険業界における労務管理の特徴

生命保険業界では、内務職員と営業職員に適用される報酬体系や各種制度が異なることは一般的です。内務職員は自社の正社員ですが、営業職員は個人事業主として扱われることが多く、労務管理や採用選考を一元化することが困難になっています。

管理本部と営業職の管理体制の違い
内務職員のみ電子管理、営業職員は紙で勤怠管理や履歴書を管理するといったケースも珍しくありません。一元管理しないことで給与計算に時間がかかるだけでなく、採用活動の手間も煩雑化することがあります。

履歴管理上の難しさ
また、営業職員は各営業所や支部単位で採用するため、異動の際には勤務履歴などを紙の書類で送付することが必要です。迅速性に欠けるだけでなく、情報の整理が難しくなるなどの弊害も出ています。

生命保険業界に特徴的な労務管理のポイントはある?

① 営業職員と内務職員とで勤怠管理の仕組みを変える必要がある

営業職員は個人事業主、内務職員は正社員のため、給与体系も有給などの制度適用も大きく異なります。そのため、まとめて勤怠管理をすることが難しく、別個に管理する仕組みを構築している生命保険会社は少なくありません。別個に管理することで、勤怠管理の手間が増え、人件費などのコスト増にもつながっています。また、営業所ごとに勤怠管理の仕組みが異なる会社もあり、さらに煩雑化するケースもあります。

➁ 社員数が多い分、勤怠データから給与計算まで時間がかかる

生命保険会社では社員数が多く、勤怠データの集計から給与計算までに時間がかかる傾向にあります。手計算ですべて行う場合、適用される時給や制度が異なることから、ミスが発生しやすいのも問題です。生命保険の営業もオンライン化が進み、対面以外で顧客獲得から契約まで進むケースも少なくありません。しかし、営業職員が顧客に個別にアプローチする従来式の営業手法も健在で、一定以上の社員の確保は不可欠です。

③ 紙ベースの管理・給与明細の発行だとコストがかかる

紙で勤怠データを管理する場合、社員が多い分、コストも莫大になることが予想されます。また、給与明細も紙書類として発行すると、印刷代や紙代などがかさむでしょう。紙ベースの管理はコストがかかるだけでなく、森林伐採や地球温暖化にもつながり、環境問題への意識が低い企業というイメージを社会に与えかねません。限りある資源を守り、また、社会的信頼性を獲得するためにも、オンライン化が必要です。

生命保険業界の労務管理を支える!マネーフォワード クラウドの機能

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拠点ごとの勤怠設定

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打刻方法の柔軟性

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給与明細の電子化

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マネーフォワード クラウドは多彩なシステムとの連携が可能です。勤怠管理システムと給与計算ソフトを連携し、勤怠管理から給与明細書の発行までをワンストップで対応することもできます。また、給与明細書は電子書類として発行されるため、ペーパーレス化も推進します。

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