- 更新日 : 2020年6月15日
粗利益とは
粗利益とは「荒利益」や「粗利」とも呼ばれますが、正式には「売上総利益」といいます。粗利益は証券取引法の財務諸表等規則による損益計算書上において、売上から売上原価を差し引いた利益のことを指している。
具体的な例を挙げると、2000円で仕入れた商品を5000円で販売した場合の粗利益は3000円となる。
この粗利益の販売価格に対する利益比率を「粗利益率」と呼び、粗利益率が低い商品で事業展開していく場合は大量生産・大量販売をしていく必要がある。一方で粗利益率の高い商品は、少量販売でも採算を取ることができるため企業や事業の成長において大きな影響を与える。
粗利益には販売に伴う人件費や広告宣伝費などが含まれているため、それらの販売費や一般管理費を粗利益から引いたものが「営業利益」となる。営業利益は本業の儲けを示すものになる。
加えて、営業利益に財務活動など本業以外で継続的に発生する損益を加えると「経常利益」となり、財務力を含めた企業の総合力を示す指標として存在する。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。