個別消込で消込した内容が学習されない場合、以下5つの原因が考えられます。
A.学習機能がオンになっていない
学習機能のオンオフは得意先コードごとに設定されています。デフォルトではオンになっていますが、何らかの原因で学習機能がオフになっている可能性があります。
得意先マスターにて、該当得意先の「カナ自動学習」欄にチェックが入っているか確認してください。
※チェックをオンにした後に消込を行うと、学習機能がはたらき、次回からは横並びになります。
一括でチェックを確認・更新する場合は、得意先マスターをエクスポートしてカナ学習の列を0⇒1に書き換え、再度インポートしてください。
B.債権代表者との学習履歴がない
債権代表者グループを作成している場合、債権代表者がもつカナ学習履歴のみが参照されます。
子コードと学習していた履歴は参照されません。
個別消込画面で呼出して債権代表者と消込すると、債権代表者にカナが学習履歴が蓄積され、次回からは横並びになります。
C.学習履歴と振込依頼人名のカナが異なっている
消込品質の担保の仕様上、カナ学習したデータと振込依頼人名が完全一致しないと、横並びになりません。
全く同じカナに見える場合でも、スペースやアンダーバーの有無が異なると別データとして扱われます。
例)学習カナが「アールエーシー」の場合 振込依頼人名「アール エーシー」「アール_エーシー」は横並びにならない
再度個別消込画面で呼び出して消込すると、異なるカナも学習し、次回からは横並びになります。
※入金元が振込番号や請求書番号などを振込依頼人に付与して振込している場合、番号まで含めて学習してしまいます。
番号等をつけずに振込するよう先方に依頼するか、個別消込画面で都度呼び出して消込を行ってください。
例)振込依頼人名:アールエーシー からの入金があった場合 ①1月に「カ)アールエーシー 101869」から入金・消込 ⇒「カ)アールエーシー 101869」として学習 ②2月に「カ)アールエーシー 205098」から入金 ⇒「カ)アールエーシー 205098」は学習していないため、一括消込の対象とならない。 個別消込した場合、「カ)アールエーシー 205098」を学習。
D.仕向情報の有無が異なっている
学習履歴は仕向情報も含めて振込依頼人名を学習します。
したがって仕向情報までを学習した後に仕向情報が無い入金データを取込すると、一括消込画面で横並びになりません。
(カナ学習履歴 仕向情報有の履歴のみ登録)
(入金データ 上段赤枠:仕向情報無 下段青枠:仕向情報有)
(一括消込 仕向データのみが紐づいている)
個別消込画面で呼出して消込すると、仕向情報が無い振込依頼人名も学習し、次回からは横並びになります。
E.複数の得意先に同じカナが学習されている
同じ振込依頼人名が複数の得意先で学習されている(債権代表者グループの子コード含む)場合、下記の優先順位が一番高い得意先のみに紐づきます。
消込回数が多い>最終更新日時が新しい>その他
子コードと学習してからグルーピングした場合や、一括インポートで学習履歴を取り込んだ場合など、想定通りに紐づかない場合があります。
(学習履歴:得意先0036「花田クリニック」が最新データ)
(一括消込:得意先0036「花田クリニック」にのみ紐づいている)
個別消込画面で呼び出して消込すると、消込回数が蓄積され、次回からは横並びになります。
もしくは使用しない得意先のカナ履歴を削除すると、正常に紐づく場合があります。
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