概要
従業員ごとに固定残業時間(みなし)を設定し「固定残業手当(みなし)」を支給する方法、ならびに固定残業時間(みなし)を超過した時間に対して「固定残業超過分手当」を支給する方法をご案内いたします。
「固定深夜残業手当(みなし)」「固定深夜残業超過分手当」および「固定休日労働手当(みなし)」「固定休日労働超過分手当」についても、設定の流れは同一です。
対象ページ
- 「基本設定」>「支給項目設定(月給)」
- 「従業員情報」>「一般情報/給与情報」
目次
一般的な設定の方法と計算例
以下のケースを例にご案内いたします。
・固定残業手当(みなし):200,000円
・固定残業時間(みなし):45時間
・実際の残業時間:50時間
固定残業時間(みなし)を超過した時間(5時間)については、法令に基づく割増賃金を支給します。
※勤怠項目名は事業者の設定によって、「残業時間」または「法定外時間(平日)」のいずれかで表示されます。
「支給項目」の設定
対象ページ:「基本設定」>「支給項目設定(月給)」
「固定残業手当(みなし)」「固定残業超過分手当」にチェックをつけ、「保存する」をクリックします。
※2つの支給項目は連動しており、一方にチェックをつけると、もう一方にもチェックがつきます。
「固定残業超過分手当」の「時間数/日数」には「法定外時間(平日)」を指定しています。
この設定では、給与計算画面の「法定外時間(平日)」に入力されている時間数から、従業員ごとに設定する「固定残業時間(みなし)」を差し引き、「超過した時間数」をもとに「固定残業超過分手当」を計算します。
「時間数/日数」にて用いる項目は、お客さまにて任意の「勤怠項目」を選択できます。
「従業員情報」の設定
対象ページ:「従業員情報」>「一般情報/給与情報」
- 固定残業時間の設定
「一般情報」>「業務情報」の「編集」をクリックし、固定残業時間(みなし)に「45.0」を設定します。 - 固定残業代の設定
「給与情報」>「支給項目」の「編集」をクリックし、固定残業手当(みなし)に「200,000円」を設定します。
実際の給与計算
①「固定残業手当(みなし)」は、設定した「200,000円」が表示されます。
②「法定外時間(平日)」には「50時間」が入力されています。
③「固定残業超過分手当」は、45時間の固定残業時間(みなし)を超過した残業時間「5時間分」が計算されます。
この例での「固定残業超過分手当」の計算式は下記のとおりです。
【割増基礎:300,000】÷【所定労働時間(月平均):164.00】×【1.25】×【法定外時間(平日):50時間-固定残業時間(みなし):45時間=5時間】=11,433円(端数切上)
設定時の注意事項
「従業員情報」「一般情報」>「業務情報」の「固定残業時間(みなし)」に何も入力がない場合や、「0時間」と設定している場合には、「固定残業手当(みなし)」や「固定残業超過分手当」が給与計算画面に表示されません。
給与計算画面に表示されない場合には、「固定残業時間(みなし)」に時間が入力されているかをご確認ください。
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