「マネーフォワード クラウド債務支払」で銀行振込作業の工数を83%以上削減!電帳法対応をはじめ、さまざまな経理業務の効率化が実現
コーポレートデザイン部 大久保 陽啓様(写真左)
クラシコ様は、仕入先から届く紙の請求書を元に手作業で債務支払業務を行っていましたが、会社の成長にともない仕入先が拡大し、業務負担が増大していました。今回「マネーフォワード クラウド債務支払」を導入したことで、銀行振込の自動化、ペーパーレス化、内部統制の強化、会計仕訳処理の自動化、電子帳簿保存法への対応など、さまざまな業務メリットが実現しました。銀行振込にかかる作業工数が83%以上削減されるなど、「マネーフォワード クラウド債務支払」がもたらしたさまざまな導入効果について、経理担当の大和様、大久保様にお話しを伺いました。
毎月大量に届く紙の請求書……。受け取りや保管の煩雑さに加えて、手入力による銀行振込作業のミスが不安だった
大和様: 仕入先から届く請求書の支払い業務に苦労していました。以前は、紙の請求書を郵送してもらい、経理部門で取りまとめてチェック、インターネットバンキングで振込、という処理をしていました。
会社が成長して支払い件数が100件を超えた頃から、この処理が負担になってきました。毎月請求書が大量に届くので管理や保管に手間取り、紛失のリスクもありました。インターネットバンキングでの振込作業も大変でした。振込依頼をCSVファイルで一括処理する方法もありましたが、取り込みエラー時の対応が煩雑なので、私は手作業で全件入力していました。お金が絡む業務のミスは会社の信用に関わるので、振込作業では金額に間違いがないか何度も何度もチェックをするなど、かなり神経を使いながら業務を行っていました。
紙の請求書の問題を解決するため、ある時から請求書をPDFで送ってもらうよう仕入先に依頼をしましたが、紙の請求書とPDFを両方送ってくる会社があり、二重支払いのリスクなど別の問題も生まれてしまいました。また、請求書がPDFに変わっても振込作業の負担自体は変わらないので、業務改善の効果は限定的でした。
銀行振込の自動化、ワークフロー、「マネーフォワード クラウド会計」との仕訳自動連携など、請求書支払の課題を解決する機能がすべて揃っていた
大和様: 当社では以前から「マネーフォワード クラウド会計」「マネーフォワード クラウド経費」「マネーフォワード クラウド給与」「マネーフォワード クラウド社会保険」を利用していました。とても便利で個人的にもマネーフォワードの大ファンだったので、請求書の支払業務もマネーフォワードで効率化したいと考えていました。営業の方から「マネーフォワード クラウド債務支払」の詳しいご説明をいただいた時には、「もっと早くこれを知りたかった!」と、とても後悔しました(笑)。銀行振込の自動化やワークフロー、「マネーフォワード クラウド会計」との仕訳自動連携はどれも当社にとって必要なもので、すぐに導入を決めました。
導入作業には2カ月ほどかけて、新しい会計期から「マネーフォワード クラウド債務支払」の利用を開始しました。社員には画面キャプチャなどを貼り付けた操作マニュアルを配付しました。マネーフォワードシリーズはどのサービスも画面構成が感覚的にわかりやすいので、すぐに新しいやり方に馴染んでくれたようです。仕入先にはこれまで通り請求書をPDFで送ってほしいとお願いするぐらいで、特に何かを新しく依頼することはありませんでした。大きな混乱はなく、スムーズに「マネーフォワード クラウド債務支払」の利用が開始できたと思います。
請求書支払の銀行振込が3時間→30分に短縮!請求書PDFの一元管理により発注担当者とのコミュニケーションもスムーズに
大和様: 導入後、請求書支払いの業務フローは以下の通りになりました。
- 1:各部門の発注担当者が、仕入先からPDFを入手し、「マネーフォワード クラウド債務支払」に情報を登録、請求書PDFをアップロードし、支払い申請をする。
- 2:各部門の部門長が、「マネーフォワード クラウド債務支払」で発注担当者の支払い申請を確認し、承認する。
- 3:経理担当が、「マネーフォワード クラウド債務支払」で承認済みの支払い申請を確認し、最終承認と銀行振込の指示を行う。
経理側に届く支払い申請には、一画面の中に支払先・請求金額・請求明細などの請求詳細情報が揃っています。請求書のPDFも添付されているのでチェックがしやすく、確認作業時間が大幅に短縮できました。検索をかければすぐに目当ての情報を見つけられますし、そこに情報が一元管理されているので発注担当者とのコミュニケーションもすごくスムーズになっています。
私が一番感動したのは銀行振込の自動化です。支払い承認が終わった後、支払い登録のボタンを押すと、インターネットバンキングとAPI連携をして自動で振込指示をしてくれます。以前はインターネットバンキングの振込依頼の入力に最低3時間はかかっていましたが、今は確実に30分以内で終わるようになっています。何度も何度もチェックしながら慎重に作業を行っていた以前と比べて精神的な負担もだいぶ減りました。
支払い申請を部門長が必ずチェックする仕組みに変わったことで、各部門の「費用」に対する意識が向上した
大久保様: 振込作業の自動化、「マネーフォワード クラウド債務支払」からマネーフォワード クラウド会計」への自動仕訳連携など、経理側の負担が軽減したことで、空いたリソースをその他の業務に充てられるようになりました。例えば、支払い仕訳のチェックは「マネーフォワード クラウド債務支払」を導入してから初めて行えるようになったことで、会計データの正確性をより担保できるようになりました。
副次的な導入効果として、各部門の費用に対する意識が向上した点が挙げられます。「マネーフォワード クラウド債務支払」導入後は各部門長が支払い申請を必ず確認しているので、毎月どんな費用が発生しているのか、その費用は正当な金額なのか、といった点をよりチェックするようになりました。ワークフローにより費用面への意識はかなり高まっていると思います。
支払い請求書の「スキャナ保存」「電子取引」対応が実現!マネーフォワードを利用すれば、電子帳簿保存法にも自然に対応できる
大久保様: 電子帳簿保存法への対応が一歩進んだことも導入効果です。「マネーフォワード クラウド債務支払」を導入してからは、支払い請求書の「スキャナ保存」「電子取引」を実現することができました。会計も経費精算もマネーフォワードで固めているので、電帳法については業務フローの変更など特別なことをしなくても自然に対応できる安心感があります。
マネーフォワードには本当にいろいろな業務で助けてもらっています。もし今、マネーフォワードがなくなったら、仕事をどう進めたらよいのかが想像つかないくらいですね。私たち経理だけでなく、会社にとってもなくてはならないサービスですので、これからも安定したサービス提供とさらなる機能進化を続けて、私たちの業務をもっと効率的なものにしてくれたらと思います。
同じサービスの事例
-
法対応を見据え、既存の内製システムからマネーフォワード クラウドへ。2,400名超の老舗製造業で全社的なペーパーレス化に成功
マックス株式会社 -
時間と手間がかかる紙ベースの経費精算をクラウド経費で刷新。効率化により生まれた時間でコア業務やスキル向上に取り組み会社経営に貢献
株式会社フェリシモ -
法改正をきっかけに経理業務を一新!マネーフォワード クラウド経費を導入し、グループ153社のペーパーレス化と業務効率化を同時実現
第一交通産業株式会社 -
全社的なDX推進で、経理業務のキャッシュレス化とペーパーレス化を実現!経費精算フローを効率化し、作業負荷を大幅に削減
北王コンサルタント株式会社 -
グループ11社の請求書支払を一本化!表計算ソフトによる管理を脱し、全社で経理業務の効率化を実現
BEENOS株式会社 -
経理業務の現場からのボトムアップで経理DXを推進!段階導入により、1,300名の大企業でもスムーズに経費精算・請求書支払のシステム化を実現
株式会社ジェイ・エス・エス