クラフトバンク株式会社

急成長中のクラフトバンクはなぜマネーフォワード クラウド契約を選んだのか?

クラフトバンク株式会社 Head of HR 岩本 光博様
Head of Business 田久保 彰太様
クラフトバンク株式会社は、建設工事受発注プラットフォーム事業を展開・運営している企業様です。

2021年4月にユニオンテック株式会社からの会社分割により設立された同社は、約23,000社の会員数を持つプラットフォームを運営しているほか、ハウスメーカーなどの発注企業に協力会社を紹介する「クラフトバンク協力会社紹介」、建設業のDXを包括的に支援する「クラフトバンク建設DX相談窓口」を急拡大させています。

「バックオフィスのデジタル化」に向けて、会社設立後わずか1ヶ月でマネーフォワード クラウド契約を導入。Head of HRとして人事・採用を担当されている岩本様、法務統括の糴川様、Head of Businessを務める田久保様の3名に、サービス選定時のポイントやバックオフィスのデジタル化への想いを伺いました。

バックオフィスのデジタル化は当たり前。その中で何を選ぶか。

ーーマネーフォワード クラウド契約導入の背景を教えてください。

岩本様:「バックオフィスのデジタル化」を前提に新会社の設立を進める中で、電子契約サービスを導入することは決めていました。バックオフィス向けのツールはマネーフォワード クラウドに決定していたので、マネーフォワードが5月に電子契約サービスをリリースすると聞いて、お話を伺いました。

ーー 新会社の設立と同時にバックオフィスにも投資をした背景は何だったのでしょうか?

岩本様:会社設立後すぐにバックオフィス向けのツールを導入することに、投資という意識はそこまで持ちませんでした。スタートアップでは珍しい話ではないですが、私を含むバックオフィスのメンバーの多くが、事業側も兼務しているからです。あるとすれば、弊社は設立の時点で複数事業が立ち上がっていたこともあり、ツールを導入することで”人がやらなくていいこと”を増やしていく必要がある、という意識が特に強かったのかもしれません。

 

ーー 契約業務における貴社の課題は何でしたか?

糴川様:そもそもバックオフィスの専任が少ないことや、リモートワークの導入によりオフィスに出社する機会が減っていることもあって、契約書については可能な限り電子締結で済ませることが喫緊の課題でした。また、同じ理由により、締結後の契約書の管理が煩雑になってしまうのを避けることも課題でした。

ーー以前は別の契約サービスを導入されていたとお聞きしました。新会社で利用するサービスの選定ポイントはどこだったのでしょうか?

糴川様:利用方法と課金モデルの2つのポイントでサービスを選んでいました。分割前の会社形態では、1件あたりの工事単価が高い契約書が多かったので、節税メリットがありました。一方で、現在はIT事業がメインなので、印紙が発生する契約書はそこまで多くなく、節税メリットがあまりないので、従量課金モデルよりもユーザー課金の方が良いなという印象でした。

田久保様:プロダクト開発のラーニングとして位置付けている工事請負事業では、弊社と工事会社様とが取引を開始するタイミングで工事請負契約を締結する必要があり、さらにその後も一案件ごとに注文請書を締結しなければなりません。従量課金モデルのサービスを利用したこともありましたが、工事単価が高くない場合、従量課金だと事業利益の削減幅は軽視できないレベルでした。

「シンプルなUI」と「他社にはない新たな課金モデル」が導入の決め手

ーーマネーフォワード クラウド契約の決め手は何ですか?

岩本様:「マネーフォワード クラウドのサービス間の連携」と「コスト」の2点です。バックオフィス向けのツールをマネーフォワードにすると意思決定した後だったので、サービス間の連携ができるというのが大きかったように思います。また、会社を立ち上げたばかりの時期はコストを極力落としたいというのが本音なので、ユーザー単位での課金モデルは、大きかったですね。

ーー導入後、1週間程で利用を開始されましたが、困ったことはありましたか?

糴川様:以前は別の電子契約サービスを利用していたこともあり、電子契約の導入に対するハードルや使い方について問題はなかったです。一方で、今までのツールと比較することもあり、現場からも質問を多くもらいましたが、都度カスタマーサクセスやプロダクトの方に相談させてもらえたので安心でした。現場から質問や相談が上がってくるということは、しっかり使われている証拠だなと思っています。

田久保様:現場でも特に混乱を招いたり、困ったりしたことはありませんでした。社内への周知は、オンライン会議で簡易的な説明をしただけです。契約書のワークフロー申請もとてもシンプルなので、建設業界出身の専門人材のように紙媒体での受発注契約に慣れていたメンバーでも、直感的に操作できるのだと思います。

ーー2ヶ月ほどご利用いただいておりますが、当初の課題はどれくらい解決できていますか?

岩本様:私はある程度解決できていると思っています。特に、承認者として押印する回数はかなり減りましたね。契約締結が多い工事請負契約書などは、押印権限を田久保に委譲しているのもあり、押印行為による業務負担は軽減されています。

田久保様:やはり紙で押印していた時と比べると、印紙代はもちろん、押印にかかる工数はかなり削減できました。製本作業や押印のために出社する回数も大幅に減りました。

糴川様:正直まだまだ解決できていないですね。ただ、当初の目的であったNDAや工事請負契約書が電子契約に移行できたことや、従量課金ではないのでコストを気にせずに利用できるという点では達成はできています。

将来的には、社内の契約書をすべて電子化したいと考えています。まだ現在の機能面では実現できないこともありますが、御社の開発スピードは早いので、期待しています。

ーー最後に、マネーフォワードに期待することを教えてください。

岩本様:マネーフォワードのサービス同士の連携にはとても期待しています。今後リリース予定の人事管理などに情報が自動連携されるとバックオフィスのDX化が進むと思います。

糴川様:契約書の管理や保管に関する機能の強化をとても期待しています。御社は比較的後発のサービスだからこそ、逆にその強みをプロダクト作りで活かしていただきたいなと思います。

ーー従業員の皆さん、そしてバックオフィス担当者の皆さんの負担をより軽減できるようなプロダクトづくりに尽力して参ります。本日は貴重なお話をありがとうございました!

公開日:2021年8月5日 公開当時の情報となります