株式会社ビューカード

経費精算にかかる時間を月間60時間から半分に短縮!クラウド経費導入で手入力のミスもなくなり、申請・承認ともにスムーズに

株式会社ビューカード 総務部 長尾 成美 様
総務部 宮川 ゆきの 様
法人カード事業部 菰田 悟史 様
Suicaを搭載したクレジットカードであるビューカードを提供する株式会社ビューカード。クレジットカード事業に加えて、金融業や銀行代理業と幅広く金融サービスを展開しています。

以前の同社は、毎月約60時間かけて120件ほどの経費精算処理をおこなっており、経理業務の効率化に課題を感じていました。そこで導入したのがマネーフォワード クラウド経費です。

今回は、同社にマネーフォワード クラウド経費導入の背景や導入後の効果についてお伺いしております。

月間約120件の申請を経費担当3名で処理。経費の申請から承認までの一連作業に月間60時間以上を要していた

長尾様:当社は、クレジットカード事業や銀行代理業などの金融サービスを展開する企業です。590名の従業員が在籍しており、毎月120件ほどの経費申請を3名の担当者で処理していました。

当社は以前から経費精算の業務効率化に取り組んでおり、もともと紙の書類でおこなっていたところから、自社ワークフローシステムと表計算ソフトを使った仕組みに変更するなど改善を重ねていました。

ワークフローシステムに変更したことで紙の書類よりも効率は良くなったのですが、依然として申請側も承認側も手間がかかっていました。申請から承認、精算までの一連作業に、毎月60時間ほど要していたのです。

宮川様:特に時間がかかっていたのは、表計算ソフトを使った申請書の作成と、申請内容の確認や修正です。

申請者は金額や用途といった経費の内容を手入力しなければならず、金額の入力ミスや合計金額の計算ミスといったヒューマンエラーが発生していました。加えて、経費の科目ごとに申請書のフォーマットや提出書類が異なっていたこともあり、複数科目で申請する際は作業も煩雑だったと記憶しています。

また、経費担当者は、申請内容と添付された領収書の内容を1件ずつ照らし合わせて確認しなければなりません。特に交通費は、定期券の適用範囲内か、申請金額と経路の金額が合っているかなどを調べる必要があり、時間を要していました。

申請書の作成に手間がかかることもあり、多くの従業員が月末にまとめて申請していたため、毎月100件ほどある交通費の申請を4日間かけて処理していました。

経費精算の効率化を目指しクラウド経費の導入を検討。交通系ICカードとの連携が決め手に

長尾様:経費精算システムの導入を検討した理由は、経費精算にかかる人的コストや作業時間を削減したいという思いがあったことです。加えて、電子帳簿保存法への対応も頭の片隅にはありました。

3社ほどのサービスの機能面やコスト面を半年ほどかけて比較検討した結果、交通系ICカードと柔軟に連携できることが決め手になりマネーフォワード クラウド経費の導入を決めました。

当社の経費精算は、全体の8割を交通費精算が占めています。そのため、交通系ICカードとの連携による申請内容の自動入力が、経費精算の効率化に最も効果があると判断しました。

宮川様:弊社の法人カードとの連携が可能だったことも、マネーフォワード クラウド経費を選んだ理由として挙げられます。

導入時は従業員から一部反発の声もあったもののすぐに解消。直感的に操作できるUIで、誰でも簡単に使いこなせる

長尾様:マネーフォワード クラウド経費の導入時は、まず出張の多い従業員にトライアルとして使ってもらいました。そのうえで、ヒアリングで得られた意見を活かしながら導入時の案内や社内マニュアルを作成しました。

経費申請の方法が変わることに対して反対の声がなかったわけではありません。一部の従業員からは反発の声も届きました。

総務部としては、従業員に納得してもらったうえでマネーフォワード クラウド経費を導入したかったので、交通費の申請内容の手入力や明細の出力、合計金額の計算が不要になることを丁寧に説明しました。結果的に、導入してから不満の声を聞いたことはありません。

経費担当としては、マネーフォワード クラウド経費は直感的に操作でき、不明点はマネーフォワード社が提供しているよくある質問を読んで解決できるため、すぐに使いこなせました。よくある質問を読んで解決できなくても、サポートデスクに問い合わせるとすぐに対応してくださるので助かっています。

宮川様:私は経費担当になって初めてマネーフォワード クラウド経費を利用しましたが、操作や運用で困ったことは一度もありません。特に難しい操作はなく、わからないことはチャットボット機能を使ってすぐに解消できています。

以前の勤め先では経費を申請していた側だったので「マネーフォワード クラウド経費があったら、経費の申請が楽だったのに」と感じています。

経費精算処理にかかる時間が半減。ミスの修正に要する手間もなくなった

長尾様:マネーフォワード クラウド経費の導入後は、月の経費精算処理が約60時間から25時間程度に短縮されました。申請者の作業時間も含めると、経費の処理時間は社内全体で半減しています。

特に効率化に貢献しているのは、データ連携や領収書のスキャンで申請内容が自動入力されることです。

マネーフォワード クラウド経費は、領収書をスマートフォンで撮影してアップロードすると、システム上に金額や税金、インボイス制度の登録番号が自動で入力されます。申請者は勘定科目や用途など領収書だけではわからない情報を入力するだけで良いので、申請が効率化されました。

焦点であった交通費精算も、システム上に表示された交通系ICカードの履歴から申請する項目を選ぶだけで経路や金額が自動入力されるようになったため、申請時の作業負担が大幅に減りました。

宮川様:以前は申請時に交通系ICカードの履歴を印字する決まりだったため、申請者は毎月履歴を出力し、会社に提出しなければなりませんでした。当社の従業員は普段から使っている交通系ICカードを業務にも使っており、個人的な用途で利用した明細も印字されてしまうため、提出には心理的なハードルがあったように感じます。人によっては、プライベートの移動をマスキングして隠していました。

しかし、マネーフォワード クラウド経費導入後は、必要な情報だけを選んで申請できるようになったため、マスキングする必要もなくなりました。プライベートな情報を見られずに済むので、申請する従業員の抵抗感も減ったと感じています。

経費申請用に交通系ICカードの履歴を選択する画面(イメージ)

 

長尾様:経費担当は、連携サービスにより交通費データが自動入力されるため、実際の移動と申請内容が合致しているかをチェックする必要がなくなりました。

また、申請側のミスによる差し戻しや再チェックといった作業にかかる時間を削減できています。

以前は、申請内容にミスがあると、申請者に返却し訂正のうえで再提出してもらっていました。この際、申請書類や添付書類の受け渡しが必要なため、従業員が社内にいないと数日かかってしまうこともありました。

現在はミスそのものがほとんどなくなり、まれにある勘定科目のミスや一部の入力漏れといった軽微なミスも経理側で修正できています。修正した履歴はシステムに残り、申請者本人に伝わるので、次回以降のミスの防止にも役立っています。

経理担当者同士の情報共有として、システム上のチャット機能で処理の経緯がメモできることも便利です。

宮川様:領収書が添付されている申請は、申請内容と領収書の画像が一画面で同時に確認できるので、別ウィンドウを開きながらチェックする必要がなくなりました。これも効率化に貢献しています。

チャット機能で申請者とのコミュニケーションも円滑に。内部統制の強化にも一役買っている

宮川様:マネーフォワード クラウド経費の導入は、想定外の効果もいくつかありました。

そのうちの1つが、チャット機能を使うことで経費担当と申請者とのコミュニケーションがスムーズになった点です。

チャットでの連絡は、ビジネスメールでよくある定型的なあいさつを必要としないため、1通の連絡を送る際にかかる時間が短くなりました。また、チャットでメッセージを送るとメールで通知されるため、システムを日常的に開かない従業員にも、経理からの連絡に気づいてもらえる点が便利です。

長尾様:もう1つの想定外の効果は、経費申請データを不正に加工できない仕組みが内部統制の強化につながっていることです。

連携機能によって自動入力された経費明細は、実際に経費として利用された事実を表すため承認がしやすいです。

加えて、金額などの変更を検知する機能も備わっているため、なぜ変更したのかの経緯を申請者に尋ねることができます。特別な事情があって変更している場合は、その旨を記入してもらう欄があるので一目で状況を把握できるようになりました。

管理職の従業員からは、部下の申請内容を上司が確認・承認する際にも役立っているという声が届いています。

交通費の処理が多い企業には特におすすめ。業務効率化で生まれた時間を働きやすい環境作りに活用したい

長尾様:マネーフォワード クラウド経費を導入してから、連携サービスの便利さを日々実感しています。当社のように営業担当者が頻繁に移動しており、交通費が多く発生する企業であれば、マネーフォワード クラウド経費を導入することで経費精算の時間を大幅に削減できるはずです。

宮川様:チャット機能での文字数制限の緩和にも期待しています。チャットはよく使う便利な機能なので、入力できる文字数がもう少し増えると、より使いやすくなってありがたいです。

長尾様:マネーフォワード クラウド経費により経費精算を効率化できたので、今後は従業員がより働きやすい環境作りに取り組みたいと考えています。

マネーフォワード クラウド経費は、従業員が多い企業ほど経費申請や精算の負荷を減らせるシステムだと実感しています。特に、当社のように交通費の経費精算が多い企業には最適だと思うので、ぜひ、マネーフォワード クラウド経費を利用してみてほしいです。

Suicaを便利に使えるクレジットカード ビュー法人カード

株式会社ビューカードが提供するビュー法人カードは、経費精算の効率化を目指す企業に最適なクレジットカードです。
経費の支払いにビュー法人カードをご利用いただくことで、経費精算や立て替えにかかる手間と時間を解消できます。交通系ICカードへチャージできるため、特に行き先が都度変わったり、1日に複数箇所を電車で回ったりする従業員が多い業界・業種の企業にぴったりです。
マネーフォワード クラウド経費とも連携しており、利用明細の自動取得が可能なため、よりスムーズな経費精算が実現できます。
マネーフォワード クラウド経費とあわせ、経費精算業務の効率化に向けてぜひご検討ください。
詳細はビュー法人カードのWebサイトでご確認いただけます。 https://www.jreast.co.jp/card/corporation/

株式会社ビューカード
2009年設立。東京都品川区大崎に本社を構え、ICカード乗車券Suicaを搭載したクレジットカードビューカードの提供や金融業に加えて、決済処理代理業や両替業、銀行代理業といった幅広い金融サービスを手掛けている。JR東日本グループの完全子会社。