• 作成日 : 2026年2月26日

Geminiでパワポ作成はどこまでできる?活用するメリット・デメリットや手順など解説

PointGeminiでパワポ作成は可能?

GeminiはGoogleスライドを経由することで、構成からデザインまでパワポ作成業務を劇的に効率化できます。

  • 構成・原稿案:テーマを伝えるだけで目次とスライド各枚の本文を自動設計
  • スライド生成:有料版はGoogleスライド上でデザイン済みの下書きを直接作成
  • オリジナル画像:プレゼンの文脈に沿った著作権フリー画像をその場で生成

Q:パワポファイルを直接生成できる?
A:現状は不可で、Googleスライド生成後に.pptxへ変換します。

「来週のプレゼン資料、構成すら決まっていない」と焦っていませんか? Googleの生成AI「Gemini」を活用すれば、構成案の作成からスライドのデザイン生成まで、PowerPoint(パワポ)作成の業務時間を劇的に短縮可能です。

本記事では、Geminiで自動化できる範囲やメリット・デメリット、そして高品質な資料を作るための具体的な手順とプロンプトまでを網羅的に解説します。業務効率化の鍵を、ぜひ手に入れてください。

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Geminiでパワポ作成はどこまで自動化できる?

結論、GeminiからPowerPoinファイルを直接生成することはできません。一度、Googleスライドを生成してから、.pptxファイルに変換する必要があります。

とはいうものの、スライドの構成や原稿、画像素材の準備やレイアウト変更など、スライド作成に必要な大部分の作業をGeminiによって効率化可能です。これにより、作成者は内容のブラッシュアップや意思決定という本質的な作業に集中できるようになります。

構成案やテキスト原稿の自動化

Geminiではテーマとターゲットを伝えるだけで、全ページの目次構成と説明文を数秒で設計できます。

プレゼン資料作成で最も時間がかかる「何をどの順番で話すか」というシナリオ作りを、Geminiのチャット機能が強力にサポートします。具体的には以下3つの方法でスライド作成を効率化可能です。です。

  • スライド構成の提案:「新入社員向け」「決裁者向け」などのターゲットに合わせ、最適な目次とストーリー構成を作成。
  • テキストの流し込みと要約:手元にある長文のマニュアルや議事録を読み込ませ、スライド原案を自動に作成。
  • キャッチコピーの作成:スライドのタイトルや、聴衆を惹きつける印象的なフレーズを複数案生成

スライドのデザイン生成と画像素材の作成

Geminiではスライドのデザイン生成と画像素材の作成も可能です。具体的には、以下のようなデザイン関連の作業も効率化できます。

  • スライドそのものの生成:プロンプト(指示文)から、タイトル・本文・配置がセットになったスライドを下書きとして直接生成
  • 画像の生成:「握手をするビジネスマン」「未来的な都市」など、プレゼンの文脈に合ったオリジナル画像をその場で生成・挿入
  • デザイン調整:スライドの内容に合わせて、配色やレイアウトのパターンを瞬時に提案
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パワポ作成でGeminiを活用するメリットは?

資料作成の工数を劇的に削減しつつ、客観的な視点やオリジナル素材によって資料の質を高められます。

Geminiをスライド作成業務(パワポ作成)に導入することで、単なる時短だけでなく、資料の説得力向上やコスト削減といった複合的な効果が期待できます。具体的なメリットと、効果を最大化するための活用のコツを解説します。

初稿作成の時間を大幅に短縮できる

白紙の状態からたたき台となる初稿を数分で作成できるため、作業時間を半分以下に短縮可能です。

資料作成において最もエネルギーと時間を要するのは、白紙のスライドを前に「何から書き始めるか」を悩み、構成をひねり出す「0から1を生み出す工程」です。Geminiを使えば、この最も重い工程を一瞬で突破できます。

  • 初稿のスピードアップ:テーマを入力するだけで、数秒から数分でベースとなるスライドが完成します。
  • 修正ベースの作業へ移行:人間はゼロから作るのではなくAIが作ったものを修正・加筆する作業に集中できるため、精神的な負担も大幅に軽減されます。

客観的な視点とアイデアを取り入れらられる

自分では思いつかない切り口や構成案を提案してもらうことで、資料の論理構成と説得力が増します。

一人でプレゼン資料を作っていると、どうしても視点が偏ったり、説明不足による論理の飛躍に気づかなかったりすることがあります。Geminiは、優秀な壁打ち相手として機能します。

  • 複数パターンの提案:「この商品の魅力を伝える構成を3パターン考えて」と指示すれば、多様な切り口で提案を受けられます。
  • 客観性の確保:第三者視点でのフィードバックを即座に得られるため、独りよがりな資料になるのを防げます。

素材探しの手間とコストを削減できる

具体的な指示さえ入力すれば、プレゼン資料に適した画像を探すためにフリー素材サイトを何十分も探し回る必要はありません。Geminiの画像生成機能を使えば、思い描いたイメージに近いビジュアルをすぐに作成できます。

例えば「未来的なオフィスでの会議シーン」や「ビジネスマン同士が握手している様子」といった具体的なキーワードを入力するだけで、目的に合った画像を生成することが可能です。

パワポ作成でGeminiを活用するデメリットや注意点は?

情報の正確性確認(ファクトチェック)、機密情報の保護、そして人間味の補完が不可欠です。

Geminiは強力なツールですが、完璧ではありません。生成AI特有のリスクや弱点を理解し、人間が最終的な責任を持ってチェック・修正することで、業務でのトラブルを未然に防ぐことができます。

情報の正確性とハルシネーションのリスクがある

AIはもっともらしい嘘(ハルシネーション)をつく可能性があるため、数値や固有名詞は必ず一次情報で確認してください。

生成AIは、確率に基づいて文章を生成するため、事実とは異なる情報を自信満々に回答することがあります。これを「ハルシネーション」と呼びます。「AIが書いたから正しいはずだ」という思い込みは捨て、以下の項目は必ず人間の目で裏取りを行ってください。

  • 具体的な数値:市場規模、人口、売上高などの統計データ。
  • 固有名詞:企業名、人物名、製品名の正式名称。
  • 時系列:日付、期間、歴史的な出来事の順序。
  • 法的根拠:法律や規制に関する記述の最新性。

機密情報の入力と著作権のリスク管理が必要

未公開データは入力せず、生成画像の権利侵害にも配慮する必要があります。

業務利用における最大の懸念点はセキュリティと著作権です。予期せぬ情報漏洩や権利侵害を防ぐため、以下のルールを徹底しましょう。

  • 機密情報の非入力:顧客の個人情報、未発表の売上データ、パスワードなどはプロンプトに入力しないでください。特定の固有名詞は「A社」「B製品」のように伏せ字にするのが安全です。
  • 学習設定の確認:企業向けプラン(Gemini for Google Workspaceなど)ではデータが学習に利用されない設定が一般的ですが、利用規約を必ず確認してください。
  • 画像の類似性チェック:AI生成画像が、既存の有名キャラクターやブランドロゴに酷似していないか確認します。商用利用が不安な場合は、権利関係が明確な有料素材サイトを併用することをおすすめします。

無機質な「AIっぽさ」を修正する手間がかかる

AI生成物は整いすぎているため、体験談や感情表現を加えて人間味を持たせることが重要です。

AIが生成したスライドや文章は、論理的で整ってはいるものの、どこか無機質で熱量に欠ける「AIっぽさ」を感じさせることがあります。これを解消し、相手の心を動かす資料にするには、以下のひと手間が効果的です。

  • エピソードの追加:具体的な失敗談や成功体験など、人間ならではのストーリーを一文加える。
  • 独自表現への書き換え:自社のスローガンや、普段使っている独特の言い回しに修正する。
  • 感情語の挿入:「ワクワクする」「悔しい思いをした」といった、感情に訴えかける言葉を意図的に盛り込む。

Geminiでパワポ作成する手順は?(無料版・有料版)

以下では、実際にGeminiを活用してパワポを作る手順を解説します。

ステップ1:チャットで構成案(ストーリー)を作成する

まずは、GeminiのCanvas機能を利用して、構成案を作成します。具体的な流れは以下のとおりです。

  1. Geminiにアクセス: ブラウザでGeminiを開く
  2. Canvasを起動: チャット欄のツールから「Canvas」を選択
  3. 役割と条件を指定: 以下のプロンプトテンプレートを使用して構成案を出力させます。

【構成作成用プロンプト】 あなたはプロのプレゼンテーション作家です。 以下の条件で、スライド全体の構成案(目次)と、各スライドの本文(箇条書き3点)を作成してください。

  • テーマ: 新入社員向けの会社説明会
  • ターゲット: 20代の若手社員、やる気はあるが不安も抱えている
  • ゴール: 会社のビジョンに共感し、入社への意欲を高める
  • 枚数: 10枚程度
  • トーン: 親しみやすく、かつ信頼感のある表現

AIが出した構成案を見て、「もっと具体例を入れて」「ここは削除して」と修正指示を出し、テキスト情報を完成させます。

ステップ2:スライド本体を生成する

次に作成した構成案をもとにスライド本体を生成します。具体的な流れは以下のとおりです。

  1. Canvas画面右上の「作成」を押す
  2. 「作成するアプリの説明を入力」欄に「Googleスライド」と書き込む
  3. スライドが作成されるので、「スライドにエクスポート」を押す
  4. 「スライドを開く」ボタンを押すとGoogleスライドが立ち上がる

なお、作成されたGoogleスライド上でGeminiを使った画像素材の作成やデザイン変更を行う場合は、有料プランへの加入が必要です。

無料版で画像素材を作成する場合は、Gemini上で素材を作成したあと、Googleスライドに手動で貼り付けることが必要です。また、スライドそのもののデザイン変更も、無料版の場合は手動で行う必要があります。

ステップ3:PowerPoint形式(.pptx)として書き出す

Googleスライドのダウンロード機能を使って変換します。

GeminiはGoogle製品との親和性が高いため、ベースはGoogleスライドで作るのが最も効率的です。最終納品物がPowerPointである場合は、以下の手順で変換します。

  1. Googleスライドのメニューバーから「ファイル」をクリック。
  2. 「ダウンロード」を選択。
  3. 「Microsoft PowerPoint (.pptx)」をクリック。

ダウンロード後、PowerPointでファイルを開き、フォントのズレや改行位置の微調整を行って完成です。

geminiで質の高いパワポ資料を作るプロンプトのコツは?

役割(Role)、ターゲット(Target)、形式(Format)の「RTF」に加え、スライド特有の制約条件を明確に指定することです。

「いい感じの資料を作って」という曖昧な指示では、Geminiもどのような資料を作ればよいか判断できず、ありきたりな内容になってしまいます。現場ですぐに使える、質の高いアウトプットを引き出すための重要ポイントは以下の3点です。

役割(Role)とターゲットを詳細に定義する

「誰の立場で」「誰に向けて」書くのかを指定することで、専門用語のレベルや説得のトーンが最適化されます。

単に内容を指示するだけでなく、AIにペルソナを与えることが重要です。これにより、文脈に沿った適切な語彙が選択されます。

  • 悪い例:「マーケティングの資料を作って」
  • 良い例:「あなたはIT業界で10年の経験を持つマーケティング部長です。IT用語に詳しくない中小企業の経営層に向けて、SEO対策の費用対効果を解説する資料を作ってください」

パワポ特有の形式(Format)と制約条件を与える

長文を避け、箇条書きや表形式を指定して視認性を高めます。

生成AIは放っておくと長文を出力しがちです。PowerPointに貼り付けた際に修正の手間を減らすため、あらかじめ「スライド用の形式」を強制します。

  • 文字数制限:「各スライドの本文は、箇条書き3点(各50文字以内)に収めてください」
  • 構造指定:「結論→理由→具体例の順で構成してください」
  • 付属要素:「プレゼン時に読み上げるための**スピーカーノート(台本)**もあわせて作成してください」

画像生成プロンプトでトンマナ(世界観)を統一する

画像のスタイルや色味、アスペクト比を指定することで、プロのデザイナーが作ったような統一感を出せます。

スライドに挿入する画像も、具体的なスタイル指示(プロンプト)がカギとなります。特にアスペクト比(16:9)の指定は、スライド全面に画像を配置したい場合に有効です。

  • 写真調:「未来的なオフィスの会議風景、フォトリアル、青色基調、16:9のアスペクト比」
  • イラスト調:「握手をするビジネスマン、フラットデザイン、シンプル、白背景、ベクターアート風」

コピペで使えるパワポ作成用プロンプトテンプレート

以下の型を使うことで、毎回ゼロから考えることなく高品質な構成案を出力できます。

テーマ:[新規プロジェクトの提案]

役割:[プロジェクトリーダー]

ターゲット:[予算承認権を持つ役員]

ゴール:[予算の承認を得ること]

指示:上記に基づき、PowerPointスライド10枚分の構成案を作成してください。 各スライドには以下の要素を含めてください。

  1. スライドタイトル(魅力的かつ簡潔に)
  2. メインメッセージ(1行でズバリ)
  3. ボディ(箇条書き3点、各40文字以内)
  4. 推奨する画像のイメージ(具体的なプロンプト)
  5. スピーカーノート(約200文字の口語体)

Geminiでパワポ作成を自動化し、業務効率を最大化しよう

Geminiを使えば、面倒な資料作成時間を劇的に短縮しつつ、質の高いアウトプットが可能になります。 チャットでの構成案作りからスライド生成までをAIに任せ、人間は情報の正確性確認や仕上げに集中することで、作業効率は数倍に向上します。

まずは無料版での構成作成から始め、慣れてきたらWorkspace連携で完全自動化へ。本記事で紹介した手順とプロンプトを活用し、空いた時間をコア業務に充てて成果につなげましょう。

以下記事では、ChatGPTでパワポを作成する方法を紹介しているので、ぜひあわせて参考にしてください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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