- 更新日 : 2026年9月28日
Udioの使い方とは?ダウンロード停止の注意点から商用利用・料金プランまで解説
UdioはAI作曲ツールですが、2026年8月現在はダウンロード機能が停止中のため、業務でのBGM活用は実質困難な状態です。
- 音楽生成自体は無料から利用可能
- UMG提携後、ダウンロードが無効化
- 書き出し不要の試聴・確認用途のみ有効
Q. Udioでダウンロードできないのはなぜ?
A. 2025年10月のUniversal Music Groupとの提携を機に音声・動画のダウンロードが無効化され、2026年8月時点でも再開は未発表です。
Udio(ユーディオ)はテキスト入力だけでBGMを生成できるAI音楽作成ツールですが、2026年8月現在は楽曲のダウンロードが停止されており、業務での使い方には注意が必要です。本記事ではUdioの基本操作からAI作曲ツールとしての料金プラン、商用利用時に押さえるべき制約までを解説します。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
Udioとは?
Udio(ユーディオ)は、テキストの指示だけで楽曲を自動生成できるAI音楽生成ツールです。元Google DeepMindの研究者らを含むチームによって2023年12月に設立され、2024年4月にベータ版が公開されました。
開発の背景とサービス概要
結論として、Udioは音楽制作の専門知識がなくてもBGMやオリジナル楽曲を作れるAI作曲サービスです。生成AIが音楽を生み出す仕組みを採用しており、テキストプロンプトからボーカル入りの楽曲もインストゥルメンタル(歌なし)の楽曲も出力できます。開発元は元Google DeepMindのメンバーを含むチームで、SunoやStable Audioと並ぶ代表的なAI音楽生成AIの一つとして知られています。
対応ジャンルと日本語生成の精度
Udioはポップ、ジャズ、クラシック、ローファイなど幅広いジャンルに対応しており、業務用途では歌詞なしのインストBGMを中心に使われるケースが多いです。日本語プロンプトにもある程度対応していますが、英語タグのほうが生成精度が高い傾向にあるため、ジャンル名や雰囲気を表す形容詞は英語で指定するのがコツです。
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※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
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Udioの登録方法と始め方は?
Udioのアカウント登録はGoogleアカウントとの連携で数分で完了し、クレジットカード登録なしでも利用を開始できます。メールアドレスやDiscordアカウントでの連携にも対応しています。
登録から初回生成までの手順
登録から初回生成までは、次のステップで進めます。
STEP1. Udio公式サイト(udio.com)にアクセスし、「Sign Up」を選択する STEP2. Googleアカウント・Discordアカウント・メールアドレスのいずれかでログインする STEP3. 利用規約に同意し、アカウント作成を完了する STEP4. トップ画面のプロンプト入力欄にテキストを入力し、「Create」ボタンで初回生成を実行する
無料プラン(Freeプラン)でも一定数の楽曲を生成できるため、まずは無料で操作感を試すのがよいでしょう。社内の複数メンバーで使う場合は、共有アカウントではなく担当者ごとにアカウントを作成すると生成履歴の管理がしやすくなります。
Udioの基本操作と曲の作り方は?
Udioでの曲作りは「プロンプト入力→生成→Extend機能で1曲に仕上げる」という流れで進みます。音楽理論や楽器演奏のスキルは不要です。
プロンプトとタグでジャンル・雰囲気を指定する
Udioの「Create」画面では、テキストプロンプトとタグを組み合わせて生成する楽曲の方向性を指示します。
- プロンプト欄:楽曲の雰囲気やシーンを自由に記述する
- タグ:ジャンル名や楽器名を英語タグで追加する(例:Corporate, Piano, Upbeat)
- Lyrics欄:歌詞を入れる場合は記述し、インスト曲にする場合はInstrumentalを選択する
業務用BGMを作る場合はLyrics欄をInstrumentalに設定すると、歌声の入らないクリーンなBGMを生成できます。
Extend機能で30秒の断片をフルサイズに拡張する
Udioで1回に生成される楽曲は数十秒程度です。「Extend」機能を使うことで曲を前後に延長し、1〜3分程度のフルサイズに仕上げられます。
- STEP1. 生成された楽曲を再生し、イメージに合う候補を選ぶ
- STEP2. 楽曲の詳細画面で「Extend」ボタンを押す
- STEP3. 「Add Section Before(前に追加)」または「Add Section After(後に追加)」を選択する
- STEP4. 必要に応じて「Add Intro」「Add Outro」で曲の始まりと終わりを整える
- STEP5. 延長を繰り返し、希望の長さになったら保存する
各延長時にプロンプトを微調整できるため、「サビに向けて盛り上げる」「エンディングは静かにフェードアウトする」といった構成も作り込めます。
Udioでダウンロードができないのはなぜ?
結論から言うと、2026年8月時点でUdioは楽曲・動画・ステムのダウンロード機能を停止しており、生成した曲を社外のPR動画や店舗BGMとして書き出すことができません。これはUdio自身が公式ヘルプセンターで明言している仕様変更で、業務利用を検討する際に最も重要な注意点です。
UMGとの提携で何が変わったのか
Udioは2025年10月29日にUniversal Music Group(UMG)と提携し、その一環として全会員の一時的な追加クレジット付与や月間クレジット上限の増加が行われた一方で、音声・動画・ステムのダウンロードが無効化されました。この提携により、Udioは将来的に生成した楽曲を配信・書き出しできない「ウォールドガーデン(閉じた庭)」型のサービスへ移行する計画です。Udioは同時期にWarner Music Groupとも和解・提携しており、大手レーベルとの権利処理を進めながらサービス形態を作り直している段階にあります。
参考:Changes associated with the Universal Music Group ("UMG") partnership|Udio Help Center
現時点でBGMを外部利用する方法はあるか
現状、Udio単体で生成した楽曲を動画編集ソフトや店舗の音響機器に取り込むことは基本的にできません。ダウンロード機能が無効化されて以降、生成自体は可能でもファイルとして書き出すことはできない状態が続いています。2026年8月20日時点でも、UMGとの共同プラットフォームの正式ローンチは発表されておらず、2025年10月の発表内容が最新の公式情報です。業務用BGMの内製化を検討している企業は、この制約を踏まえたうえで導入可否を判断する必要があります。
Udioの料金プランは?
Udioの有料プランは月額10ドルのStandardプランから利用でき、Free・Standard・Proの3段階で提供されています。ただし前述のとおり、いずれのプランでもダウンロードは現在停止中です。
| プラン | 月額料金 | 月間クレジット | 主な制限 |
|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | 100(1日10) | フル尺楽曲は1日3曲まで |
| Standard | 10ドル(年払い8ドル/月) | 2,400 | クレジット繰り越し不可 |
| Pro | 30ドル(年払い24ドル/月) | 6,000 | 優先処理・並列生成に対応 |
Free会員は1日10クレジットに加え月100クレジットの範囲で生成でき、フル尺(約2分10秒)の楽曲は1日3曲までという制限があります。Standardは月額10ドル(年払いなら月換算8ドル)で月間2,400クレジット、Proは月額30ドル(年払いなら月換算24ドル)で月間6,000クレジットが付与されます。
Udioでビジネス向けBGMを作るプロンプト例は?
ビジネスシーンに合ったBGMは、タグとプロンプトの組み合わせで再現できます。ただし前述のとおり現状は書き出しができないため、以下は生成・試聴段階での参考として活用してください。
社内研修・決算報告向けの落ち着いたBGMを作る
研修動画や報告資料のバックに流すBGMは、聞き手の集中を妨げない穏やかなトーンが求められます。
| 項目 | 設定例 |
|---|---|
| タグ | Ambient, Piano, Calming, Corporate |
| プロンプト | A calm and trustworthy background music for corporate training video, soft piano melody, minimal percussion |
| Lyrics | Instrumental |
CalmingとCorporateを組み合わせることで、落ち着きがありつつビジネスの場に合う雰囲気を指定できます。
PR動画・採用動画向けのアップテンポなBGMを作る
新卒採用ページや企業PR動画では、エネルギッシュでポジティブな印象を与えるBGMが効果的です。
| 項目 | 設定例 |
|---|---|
| タグ | Upbeat, Modern, Corporate Pop, Energetic |
| プロンプト | Energetic and uplifting background music for a company promotion video, catchy synth melody, driving beat |
| Lyrics | Instrumental |
テンポの速いBGMは動画のカット割りとリズムを合わせると完成度が上がります。なお、PR動画や採用動画そのものをAIで内製化する場合は、動画生成AIツール側の商用利用条件もあわせて確認しておくと安心です。
店舗BGM・ウェビナー待機画面向けのリラックス系BGMを作る
カフェやサロンの店内BGM、ウェビナー開始前の待機画面に流すBGMには、リラックス感のあるジャンルが向いています。
| 項目 | 設定例 |
|---|---|
| タグ | Smooth Jazz, Bossa Nova, Lo-Fi Chill |
| プロンプト | Relaxing lo-fi jazz background music for a cozy cafe, warm saxophone, gentle rhythm |
| Lyrics | Instrumental |
店舗BGMの場合は長時間のループ再生が前提になりますが、現状はダウンロードができないため、実際の店舗運用に組み込む際は別途の音源調達方法とあわせて検討する必要があります。
Udioの商用利用と著作権の注意点は?
Udioの利用規約では無料・有料を問わず生成物の商用利用は、現状認められていません。また、個人利用の場合であっても無料プランで作成されたものについては、Udio表記が必要です。
利用規約上の商用利用条件
Udioの利用規約上、有料・無料を問わずすべての利用者に生成した楽曲の商用利用は認められていません。また無料プランでは「Created with Udio」のクレジット表記が求められる運用が案内されてきました。もっとも、この権利があってもファイルを取得できなければ動画や店舗BGMへの組み込みはできません。
アップロード機能と著作権侵害リスク
Udioには既存の音源をアップロードして参考にさせる機能があります。この機能を使う際、他者が権利を持つ楽曲をアップロードすると著作権侵害に該当するリスクがあるため、自社が権利を保有する音源のみに限定して利用するのが安全です。
AI生成物と著作権法上の考え方
日本国内でAI生成物を業務利用する場合は、文化庁が公表している考え方を踏まえて社内ルールを整備することが望ましいでしょう。文化庁は令和6年3月に文化審議会著作権分科会法制度小委員会において「AIと著作権に関する考え方について」を取りまとめ、関連文書とともに公開しています。プロンプトの工夫や構成指示など人間による創作的関与の有無によって著作物性の解釈が変わりうるため、AI音楽に限らず生成AI全般の利用ガイドラインを社内で整備しておくと安心です。
Udioの使い方でよくある質問
Udioの使い方でよくある質問をまとめました。
Sunoなど他のAI音楽ツールとの違いは?
最大の違いは、2026年8月時点でダウンロードの可否が異なる点です。Udioは高音質な仕上がりが強みですが、UMGとの和解以降ダウンロードが無効化されており、楽曲を書き出したり配信したりすることができません。一方、比較対象としてよく挙がるSuno(スノ)は、有料プランで生成・ダウンロードした楽曲については商用利用が可能とされていますが、2026年9月3日からは全プランに新たな月間ダウンロード上限が導入される予定です。業務でファイルの書き出しが前提となる場合、現状はSunoのほうが実務上の選択肢になりやすいといえます。
参考:Suno vs Udio 2026: The Honest Head-to-Head Comparison|Chartlex
Udioのダウンロードはいつ再開される?
2026年8月時点で、ダウンロード再開や新プラットフォームの正式な開始時期は公式に発表されていません。UMGとUdioのいずれからも共同プラットフォームの公開に関する続報はなく、2025年10月の提携発表が最新の公式情報にとどまっています。今後の動向は、Udio公式サイトやヘルプセンターで随時確認することをおすすめします。
生成した曲の著作権は誰に帰属する?
Udioの利用規約上、生成された出力についてユーザーが自由に所有できる仕組みにはなっていません。現行規約では、Udioおよびそのライセンサーが出力に関する権利を保有すると定められており、ユーザー側に所有権が生じる場合についても、その権利をUdio側へ譲渡する旨が規定されています。
一方、日本の著作権法上、AI生成物そのものに著作権が成立するかどうかは別の問題です。文化庁は、人間による創作的な寄与が認められるかなどを踏まえ、個別に判断する必要があるとの考え方を示しています。
そのため、Udioを利用する場合は、著作権法上の著作物性だけでなく、Udioの利用規約上認められている利用範囲も確認する必要があります。
Udioのダウンロード停止中の今、何に気をつけるべきか
Udioはテキスト入力だけでBGMを生成できるAI作曲ツールですが、2026年8月現在は音楽生成AIとしての操作自体は可能でも、ダウンロード機能が停止しているため業務での即時活用は難しい状況です。導入を検討する際は、まず無料プランで操作感を確かめつつ、公式ヘルプセンターでダウンロード再開の最新情報を確認することから始めるとよいでしょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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