• 更新日 : 2026年9月28日

Midjourneyプロンプトの書き方とは?基本構文からビジネス活用・商用利用まで解説

PointMidjourneyプロンプトの書き方は?

Midjourneyプロンプトは「主語・背景・画風・パラメータ」の4要素を順に記述するのが基本です。

  • 重要な要素ほどプロンプトの前方に配置する
  • –ar・–no text など業務頻出パラメータを活用
  • ChatGPT連携で日本語から英語プロンプトを自動生成

Q. Midjourneyの画像を商用利用するには?

A. Basic以上の有料プランに加入すれば商用利用が可能です。ただし実在ブランド名や人名をプロンプトに含めることは避けてください。

Midjourneyは、テキストプロンプトから画像を生成するAI画像生成サービスです。Midjourneyのプロンプトは英語での記述が基本となるため、どう構成すればよいか迷うバックオフィス担当者は少なくありません。本記事では、Midjourneyプロンプトの書き方の基本構成から業務別テンプレート、ChatGPT連携による自動生成、商用利用のルールまで、業務でMidjourneyを活用するために知っておきたいポイントを解説します。

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※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。

Midjourneyプロンプトの基本的な書き方は?

Midjourneyのプロンプトは「主語・背景・画風・パラメータ」の4要素を順に記述するのが基本です。

Midjourneyは2025年6月にデフォルトモデルをV7へ、2026年7月にはV8.2へと更新しており、現行モデルでも、長い指示を詰め込むより、生成したい対象・場面・画風などを簡潔で具体的な語句や文章で伝えることが推奨されています。。4要素の役割と記述順を把握しておけば、試行錯誤の回数を減らせるでしょう。

重要な要素を具体的かつ簡潔に書く

Midjourneyは具体的かつ簡潔なプロンプトほど強く反映します。そのため「何を描くか(主語)」を最初に置き、続けて「どんな場面か(背景・状況)」「どんなタッチか(画風・スタイル)」の順で出力内容を整理して記述するのがセオリーです。

例えば、社内マニュアル用にオフィスで働く人物のイラストを作りたい場合、次のような構成になります。

要素 記述例 役割
主語 a business person typing on a laptop 何を描くかを明示
背景・状況 in a bright modern office 場面・環境を指定
画風 flat design illustration, minimal color palette タッチや色調を制御
パラメータ –ar 16:9 –no text 縦横比や除外要素を設定

主語をあいまいにすると、意図しないオブジェクトが画面を占めてしまうケースが多いため、「誰が・何が」を具体的に書くことがポイントです。

業務で使う頻度の高いパラメータを押さえる

Midjourneyには多数のパラメータがありますが、業務利用で頻繁に使うものは限られています。代表的なパラメータは以下のとおりです。

  • –ar(アスペクト比):出力画像の縦横比を指定する。スライド用なら –ar 16:9、SNS投稿用なら –ar 1:1 など用途に合わせて設定
  • –no(除外指定):画像に含めたくない要素を指定する。例えば –no text と書けば文字の混入を防げる
  • –v(バージョン指定):使用するモデルバージョンを選ぶ。2026年8月時点の既定モデルはV8.2だが、社内で挙動を統一したい場合は –v 7 のように明示指定する運用も選べる
  • –raw:Midjourney独自の美化処理を抑え、プロンプトの指示に忠実な出力を得やすくなる。V7以前のプロンプトでは同じ働きをする –style raw と表記されていたため、古いテンプレートを流用する際は表記の違いに注意する
  • –stylize(略:–s):0〜1000の範囲でMidjourneyの創作的な解釈の強さを調整するパラメータ

特に –no text はビジネス用画像で重宝します。指定しないと画像内にランダムな英字が描き込まれることがあり、資料やバナーに使いにくくなるためです。

参考:Version|Midjourney公式ドキュメント

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Midjourneyの業務用プロンプトテンプレートは?

業務用途に合わせたテンプレートを用意しておくと、画像生成のたびにゼロからプロンプトを考える手間を省ける。ストックフォトの検索や選定にかかっていた時間の圧縮につながる場合もあるでしょう。

ここでは、バックオフィス担当者が使う頻度の高いテンプレートを紹介します。

スライド・プレゼン用のフラットデザインを生成できる

社内プレゼンや提案書に挿入するイラストは、情報を邪魔しないシンプルなフラットデザインが適しています。以下のテンプレートをベースに、主語部分だけ差し替えれば複数の場面を統一感あるテイストで量産できるでしょう。

テンプレート例:

[主語], flat design illustration, simple geometric shapes, soft pastel color palette, white background, –ar 16:9 –no text –raw

主語の差し替え例を挙げます。

  • a team meeting around a table(会議シーン)
  • a person analyzing data on a screen(データ分析シーン)
  • a handshake between two business people(商談・契約シーン)

white background を指定しておくと、スライドの背景色を問わず使いやすい画像になります。

バナー・SNS用の写真風画像を作れる

採用ページやSNS投稿に使う写真風の画像は、ストックフォトを購入する代わりにMidjourneyで生成できます。自然な質感を出すためのテンプレートは次のとおりです。

テンプレート例:

[主語], candid photo style, natural lighting, shallow depth of field, modern office interior, –ar 16:9 –no text logo watermark

candid photo style(自然体の写真風)と shallow depth of field(背景ぼかし)を組み合わせると、いかにもAI生成という印象を和らげられます。SNSバナー用に正方形が必要なら –ar 1:1 に変更すれば対応できるでしょう。

マニュアル・図解用のアイコンを量産できる

業務マニュアルやFAQページに挿入するピクトグラム風のアイコンも、テンプレートで統一感を出せます。

テンプレート例:

[主語], simple line icon, single color, vector style, white background, –ar 1:1 –no shading gradient text

–no shading gradient を付けることで、印刷時にも潰れにくいシンプルな線画が得られます。

用途別のアスペクト比設定もあわせて整理しておくと便利です。

用途 推奨アスペクト比
スライド・YouTubeサムネイル 16:9
Instagram投稿・アイコン 1:1
スマホ向けバナー 9:16
ブログ記事のアイキャッチ 3:2

ChatGPTでMidjourney用の英語プロンプトを自動生成するには?

ChatGPTにシステムプロンプトを設定しておけば、日本語で画像のイメージを伝えるだけでMidjourney用の英語プロンプトを出力できます。英語が苦手でも、プロンプト作成にかかる手間を大幅に軽減できるでしょう。

日本語で伝えるだけで英語変換できる

やり方はシンプルで、ChatGPTのカスタム指示欄やチャット冒頭に、Midjourneyプロンプト生成用のシステムプロンプトを貼り付けるだけです。あとは日本語で「明るいオフィスでノートPCを使う女性のフラットイラスト、スライド用16:9」と入力すれば、対応する英語プロンプトが返ってきます。

Claude(Anthropic社の対話AI)でも同様の連携が可能なため、普段使っているツールに合わせて選べるでしょう。

連携用システムプロンプトの具体例を活用できる

以下は、ChatGPTに設定する連携用システムプロンプトの一例です。そのままコピーして使えます。

You are a Midjourney prompt engineer. When the user describes an image in Japanese, output a single Midjourney prompt in English following this structure: 1. Subject (what to draw) 2. Scene / background 3. Art style / color palette 4. Parameters (always include –ar and –no text) Keep the prompt under 60 words. Do not add explanations.

このシステムプロンプトを設定した状態で、日本語入力と出力の例を見てみましょう。

日本語入力 ChatGPTが出力する英語プロンプト
会議室でホワイトボードを使って説明する男性、フラットデザイン、16:9 a man explaining ideas on a whiteboard in a conference room, flat design illustration, soft muted colors, –ar 16:9 –no text
笑顔で握手するビジネスパーソン、写真風、正方形 two business people smiling and shaking hands, candid photo style, natural lighting, modern office, –ar 1:1 –no text logo

出力されたプロンプトをそのままMidjourneyのチャット欄に貼り付ければ画像が生成されます。微調整したい場合は、日本語で「背景をもう少し暗くして」と追加指示するだけで修正版のプロンプトが返ってくるため、英単語を調べる手間がかかりません。

Midjourney画像の商用利用ルールは?

Midjourneyで生成した画像を商用利用するには、有料プラン(Basic以上)への加入が必要です。

Midjourneyは2026年8月時点で無料プランを提供しておらず、有料会員は生成した画像を商用目的で使用できると利用規約に定められています。プランの内容や規約は変更される可能性があるため、契約前に必ず公式情報を確認しましょう。

有料プランで商用利用が可能になる

Midjourneyの料金プランと商用利用の関係を整理すると、次のようになります。

プラン 月額(USD) 商用利用
Basic 10 可
Standard 30 可
Pro 60 可
Mega 120 可

年間総収益が100万ドル(約1.5億円)を超える企業や、その従業員がMidjourneyを利用する場合は、ProまたはMegaプランへの加入が利用規約上の条件となっています。自社がこの条件に該当するかどうかは、年間売上高に照らして確認してください。Stealth Mode(生成画像を非公開にできる機能)はProプラン以上でのみ利用できます。

参考:Comparing Midjourney Plans|Midjourney公式ドキュメント、Using Images & Videos Commercially|Midjourney公式ドキュメント、Terms of Service|Midjourney公式ドキュメント

実在ブランド名や人名の入力を避ける

商用利用が認められていても、プロンプトの内容によっては著作権や肖像権のリスクが生じます。回避するために注意したいポイントは以下のとおりです。

  1. 実在する企業のロゴやブランド名(例:Nike, Apple)をプロンプトに含めない
  2. 実在の人物名(芸能人、政治家など)を指定しない
  3. 著名なアーティストやデザイナーの名前を画風指定に使わない(例:「in the style of ○○」は避ける)
  4. 生成画像に意図せず既存キャラクターに似た要素が含まれていないか目視で確認する

「フラットデザイン」「ミニマルスタイル」のように一般的な画風名で指定すれば、権利侵害のリスクを大幅に下げられます。社内で生成画像を使う際のルールとして、プロンプトに固有名詞を入れないガイドラインを設けておくと安心です。

Midjourneyプロンプトのよくある質問

Midjourneyのプロンプト作成で読者が抱きやすい疑問をQ&A形式で取り上げます。

単語の羅列と自然な文章、どちらが精度が高い?

Midjourneyでは、単語の羅列と自然な文章のどちらが常に優れているとは限りません。重要なのは、生成したい対象や場面、構図、画風などを具体的かつ簡潔に伝えることです。

Midjourney公式でも、長く複雑な指示を詰め込むより、必要な要素を絞った短くシンプルなプロンプトが推奨されています。例えば「a woman presenting a chart to her team in a bright conference room」のように、描きたい状況を明確に表現すると、意図を伝えやすくなります。

なお、アスペクト比を指定する「–ar」や除外要素を指定する「–no」などのパラメータは、プロンプト本文の末尾にコマンド形式で記述します。

参考:Version|Midjourney公式ドキュメント

日本語でプロンプトを入力しても使える?

Midjourneyは日本語入力にも対応していますが、英語に比べると出力の精度が下がる可能性があります。日本語で指示を出した際に想定する画像生成ができない場合は、英語でのプロンプトに切り替えてみましょう。。

英語に不慣れな場合は、前述のChatGPT連携を使って日本語から英語へ変換する方法が効率的です。

社内の機密情報をプロンプトに入力しても大丈夫?

Midjourneyへの入力内容は、AIモデルの学習データやDiscordサーバー上のログとして残る場合があるため、機密情報や個人情報をプロンプトに含めるのは避けるべきです。

社内で導入する際に設けておきたいルールの例は以下のとおりです。

  • 社名・製品コードネーム・未公開情報はプロンプトに入力しない
  • 顧客名・取引先名など個人を特定できる情報を含めない
  • 生成画像を社外公開する前に、上長または法務担当の確認を通す運用フローを設ける

Stealth Modeを利用できるProプラン以上であれば、生成した画像が他のユーザーから閲覧されるリスクを軽減できます。社外向けの画像を頻繁に生成する部署では、Proプランへのアップグレードも選択肢として検討する余地があります。

画像の品質を上げるコツは?

生成画像の品質を高めるために、すぐ試せるテクニックがあります。

  1. プロンプトを20〜50語程度に収める:長すぎると要素が競合し、意図が分散しやすい
  2. –no で不要な要素を明示する:「text」「watermark」「blurry」など排除したい要素を指定
  3. –raw を追加する:Midjourneyの自動美化を抑え、指示に忠実な出力を得る
  4. 生成後に「U」ボタンでアップスケールする:DiscordではU1〜U4で使用したい画像をグリッドから選択した後、「Upscale (Subtle)」または「Upscale (Creative)」を選ぶと解像度を高められます。

1回の生成で完璧な画像を得ようとするより、テンプレートをベースに主語や背景を少しずつ変えながら複数パターンを生成し、最適なものを選ぶほうが効率的です。4枚の候補から選べるMidjourneyの仕組みを活かし、複数パターンを素早く量産して選ぶという発想が、業務効率化につながるでしょう。

MidjourneyとChatGPTの画像生成機能の違いは?

Midjourneyは芸術的な画風表現やディテールの作り込みに強みがあり、DALL-Eはチャットツールとの統合や指示追従性のわかりやすさに強みがある、という傾向の違いがあります。

Midjourneyは基本的にDiscordまたは公式Webアプリからの利用が中心で、画風のバリエーションを作り込みたい場合に適しています。一方、ChatGPT Imagesでは、チャットで会話しながら画像を生成・編集できるため、非デザイナーでも指示を追加しながら調整しやすい特徴があります。自社の用途がイラストの作り込みを重視するのか、対話ベースの手軽さを重視するのかで使い分けるとよいでしょう。

Midjourneyプロンプトをビジネス活用に取り入れるために

Midjourneyプロンプトは「主語・背景・画風・パラメータ」の4要素を順に記述することで、英語が苦手でもビジネス用画像を効率よく生成できます。用途別テンプレートを社内で共有すれば、画像調達にかかる手間の削減につながるでしょう。ChatGPTとの連携で日本語から英語プロンプトへの変換も自動化できるため、まずは1パターンのテンプレートを試し、自社のビジネス活用に取り入れてみてはいかがでしょうか。


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