社債発行差金

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社債発行差金とは、社債を割引発行した場合に生じる社債の額面金額と実際の発行金額との差額のことであり、勘定科目として設定されていたが、現在は会計上存在しない概念である。

旧商法においては、繰越資産の一種として社債発行差金が認められており、これが金利の一部を構成することによって社債購入者を有利にするという活用をしている企業が多く、実質的に社債発行差金は前払利息としての性格を有していた。

税法上は社債発行差金によって課税所得の操作が可能になるおそれがあるため、これを回避すべく割引債の利付債については期間均等償却が義務づけられ、商法上でも社債発行差金は償還期間内の均等償却が要求されていた。

新会社法への移行以後は繰越資産の限定列挙が廃止され、2006年8月に企業会計基準委員会によって公表された「繰越資産の会計処理に関する当面の取扱い」では社債発行差金が繰越資産の範囲から削除されたため、現在では勘定項目としての社債発行差金は存在しない。



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