• 更新日 : 2020年6月10日

現預金比率とは

現預金比率とは、経営をする企業が保有している現金が、月商の何か月分であるかを表す指標である。

現預金比率は、現金や預金などの金額を月商売上高で割ることで計算できる。

企業の経営において表面的には黒字であっても、代金の支払いと回収のバランスが崩れて現金が底をつき、資金繰りがつかなくなると倒産してしまうことがある。

こうした黒字倒産の問題を前もって防ぐためにも、現預金比率を見ることで、会社の経営にどれだけの経済的余裕があるのかを分析することができるのである。

企業が安定した経営を続けるために、仕入れや支払いに必要な資金の全てを使ってしまわないように、緊急の事態に備えて、ある程度の資金を現金や普通預金という形で保有しておく必要がある。

普通預金であれば、急な支払いが生じた時でもすぐに対応することができる。

また、現預金比率を活用することで、企業がどれだけの現金を有していて、安全な経営が行なえるようになるかという点を判断するための重要な指標となる。


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