減資差益

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減資差益とは、企業が欠損の補填を目的として減資した際や資本準備金を減らした際に、補填額を超えて剰余額が生じた場合に、その超過分を処理する勘定項目のことである。

資本金を下げて企業の規模を縮小することを減資と呼ぶが、これは実際の事業規模を縮小するものではなく、多くの場合は業績の悪化に伴う欠損を補填したり、株主への払い戻しを実行するために行われるものであり、資本準備金の減少も同様である。

具体的には、資本金1,000万円の企業が600万円の欠損を出した場合、資本金を400万円まで下げればその差額でちょうど欠損の穴埋めや払い戻しをすることができるという仕組みであるが、目的を達成してもなお減資した分が余ることがあり、これを減資差益として処理することになる(なお、正確には「資本金および資本準備金減少差益」という勘定項目である)。

かつては、対比する概念として減資差損というものも存在しており、これは株主への払戻額が資本金の減少額より上回る場合に発生していたものだが、2002年の商法改正以後はこうした減資が認められなくなったため、現在では減資差損は生じない。



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