満期保有債券

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満期保有債券とは、満期まで所有する意図をもって保有する債券のことである。国債、社債などが主で「満期保有目的債券」ともいわれる。
満期保有債券は取得原価を貸借対照表価額とする。ただし、債権を債権金額よりも低い価額または高い価額で取得し、取得金額と債券金額との差額が金利の調整部分であると認められる場合は、償却原価法に基づいて算定された金額で貸借対照表価額を加減しなくてはならない。

満期保有債券の考え方

有価証券は保有目的によって種類が異なる。
満期保有債券を保有していると一定期間ごとに利息が発生する。満期保有目的はその利息目的で長期間にわたって保有される債券である。それに対して、売買目的有価証券は資金運用の目的で所有される有価証券である。
なお、満期保有債券は基本的に売却することは認められていない。ただし、企業側に正当な理由があれば売却することは可能である。正当な理由とは以下の場合に限られる。

(1)資金運用方針の変更又は特定の状況の発生に伴って、保有目的区分を変更する場合
(2)本報告により、保有目的区分の変更があったとみなされる場合
(3)株式の追加取得又は売却により持分比率等が変動したことに伴い、子会社株式又は関連会社株式区分から他の保有目的区分に又はその逆の保有目的区分に変更する場合
(4)法令又は基準等の改正又は適用により、保有目的区分を変更する場合

(金融商品実務指針第 80 項『有価証券の保有目的区分の変更』より引用)

満期保有債券勘定の取引と仕訳例

公社債の有価証券200,000円(購入手数料は5,000円)を満期保有の目的で購入した。債権の代金200,000円は小切手で支払い、購入手数料の5,000円は現金で支払った。

借方・満期保有目的債券 205,000円/貸方・当座預金 200,000円
                       現金     5,000円



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