- 更新日 : 2020年6月15日
移動平均法とは
移動平均法とは、棚卸資産の評価方法の一つで、仕入れの都度、その時点での在庫分に合算し、合計金額を合計数量で割ることで平均原価を求め、払い出し原価とする方法である。
計算式は以下の通りである。
移動平均単価 = (受入前棚卸資産の評価額 + 今回受入金額) ÷ (受入前棚卸資産数量 + 今回受入数)
そして、期末棚卸額 = 期末棚卸数量 X 直近で算出された移動平均単価となる。
移動平均法をはじめとする棚卸資産の評価方法は、総平均法・単純平均法・売価還元法を除き、期中にあっては棚卸資産(商品)の払出単価の決定方法として、期末にあっては期末棚卸資産の評価額の決定方法として、2つの性格を有していることに注意が必要だ。
移動平均法のメリットは総平均法とは異なり、払出時に平均単価を決定しできるので、随時評価が可能であるところ。
逆にデメリットは会計事務処理が煩雑であることと、棚卸計算法には適用できないところである。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。