マネーフォワード クラウド債務支払 お知らせ

仕入控除税額の端数処理の仕様変更について

公開日:2023年12月27日

いつも「マネーフォワード クラウド債務支払」をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
このたび、仕入控除税額の端数処理について仕様を変更しましたので、お知らせいたします。

対象ページ

対象のお客さま

マネーフォワード クラウド債務支払をご利用中のお客さま

変更内容の詳細

変更前

これまでは、「税込金額 × 消費税率」の計算結果に対して端数処理した消費税額に対し、さらに経過措置割合を乗じて端数処理を行い、「仕入控除税額」として算出していました。

変更後

今回のリリースにより、「税込金額 × 消費税率 × 経過措置割合」の計算結果に対して端数処理を行う仕組みに変更しました。

  • 「管理設定」>「債務機能設定」>「基本設定」>「会計サービス連携設定」の「連携先サービス」で「マネーフォワード クラウド会計Plus」と連携している場合、今回のリリース前後でマネーフォワード クラウド債務支払から連携する仕入控除税額が異なる場合があります。
  • 「マネーフォワード クラウド会計」との連携を行われている場合は、クラウド債務支払から仕入控除税額は連携されず、仕入控除税額はクラウド会計で算出される仕組みのため、直接的な影響はありません。

具体例

マネーフォワード クラウド債務支払に、以下条件の金額がある場合を例に計算します。

  • 税込金額:3,000円
  • 税区分:課税仕入 10%
  • インボイス経過措置:80%控除
  • 仕入控除税額の端数処理の設定:端数を切り捨て

変更前

  1. 税込金額から消費税額を算出する。
    3,000 × 10 ÷ 110 = 272.72…
  2. 端数を切り捨てる。
    272.72… → 272円
  3. 経過措置適用の場合は2の金額に80%をかける。
    272 × 80% = 217.6
  4. 仕入控除税額の端数処理の設定に応じて端数を切り捨てる。
    217.6 → 217
  5. 最終的な仕入控除税額は217円となる。

変更後

  1. 税込金額から消費税額を算出する。
    3,000 × 10 ÷ 110 = 272.72…
  2. 経過措置適用の場合は1の金額に80%をかける。
    272.72… × 80% = 218.18…
  3. 仕入控除税額の端数処理の設定に応じて端数を切り捨てる。
    218.18… → 218
  4. 最終的な仕入控除税額は218円となる。

仕入控除税額の端数処理の設定について、詳細は以下のガイドをご参照ください。
「インボイス制度」画面の設定


今後も皆さまのご要望に基づき、新機能開発・機能改善を進めてまいります。
ご意見・ご要望がございましたら、お問い合わせ窓口よりお送りください。

※本サポートサイトは、マネーフォワード クラウドの操作方法等の案内を目的としており、法律的またはその他アドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトに記載している内容の正確性・妥当性の確保に努めておりますが、実際のご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家に相談するなど、ご自身の判断でご利用ください。

お問い合わせをご希望のお客さまへ

操作方法に関するお問い合わせ、製品の導入検討のお問い合わせなど、お客さまの疑問にお答えする各種サポート・サービスについてご案内します。

よく検索されるキーワード: