多地域展開企業の労務業務はどうしてる?よくある課題と解決策
更新日:2024年6月4日
多地域展開をしている企業の労務担当者は、一箇所のオフィス内で完結しづらい業務が多々あるため、多くのお悩みをお持ちではないでしょうか。勤務時間の管理や給与計算業務・書類配布など、遠隔であっても正確かつ効率的に業務を遂行する必要があります。この記事では、多地域で営業所など拠点をもつ企業にとってのマネーフォワード クラウドを活用するメリットに焦点を当てます。
多地域展開企業が直面するよくある課題
1.地域ごとの保険料変更の手間がかかる
地域ごとに社会保険料率が異なるため、保険料の計算と更新時の負担が大きいということはないでしょうか。正確な計算をするには、従業員の住所変更、地域ごとの保険料率の変更等、多くの管理業務が伴います。従来の方法では、これらの情報を手動で更新する必要があり、手間と時間がかかる上に、ヒューマンエラーのリスクも拭い去れません。
2.リアルタイムで勤務時間が把握できない
従業員の勤務時間を正確に把握することは重要なことですが、複数の地域に拠点を持つと、各拠点で働く従業員の勤務時間を一元管理するのが難しくなります。従来のタイムカードや手動入力の方法では、情報がリアルタイムで共有されず、正確な労働時間の管理や、過労防止などの労務管理が困難になります。
3.給与明細など書類発送作業の工数が負担
多地域展開を行う企業では、給与明細書やその他の重要な人事書類を各拠点や従業員に郵送する必要があります。これには膨大な印刷や封入、発送の工数がかかり、また郵送コストも無視できません。さらに、書類の紛失や遅延なども潜在的なリスクとして常に存在します。
マネーフォワード クラウドを活用した解決策のご提案

毎年改定される社会保険料率には自動アップデートで対応
社会保険料率は自動でアップデートされます。また、管轄の都道府県を指定することで保険料率を取り込むことができ、支給日に応じた料率が自動で反映されるため、料率変更のタイミングを迷うこともありません。年齢によって異なる資格喪失や介護保険料の控除なども自動で更新できるため、負担の軽減に繋がります。

各拠点の労働状況をリアルタイムで把握できる
複数拠点の管理をしていても、各拠点の労働状況が1箇所で管理可能で、勤務状況を一覧で確認することができます。打刻方法はICカード・モバイル・PC・タブレットと多彩にあるため、事業所や従業員の状況によって使いわけが可能です。さらに、「マネーフォワード クラウド勤怠」で自動集計したデータをワンクリックで「マネーフォワード クラウド給与」へ連携することにより、給与計算の効率化につながります。

給与明細の電子化で配布業務がなくなる
給与明細を電子化することで、紙の明細の印刷・封入・各拠点への郵送といった業務を1クリックで完結させることができます。
従業員はWeb上で確認できるため、間違ってほかの従業員の給与明細を渡してしまうといった万が一のリスクを回避できます。