
マネーフォワード 掛け払いを介し、生産者とバイヤー間の決済を簡略化できました。
- 導入サービス
- 掛け払い
- 業種
- IT・メディア 商社・卸売
- 事業規模
- 法人(51~300名)
課題
・生産者とバイヤーをつなげるサービスにおいて、スムーズな決済を実現したかった。
・優れたAPIを用いてサービス開発を行いたかった。
・他の決済代行サービスは、与信審査に時間がかかっていた。結果
・決済をまとめることで請求に伴う手間やリスクを解消できた。
・APIを利用することで効率的なサービスの運営ができた。
・審査が短時間で終わり、通過率も高くなった。
有機野菜の流通・販売を中心に、生産者とバイヤーをつなげるサービスも始めました。
御社の事業内容を教えてください。
弊社は、持続可能な社会をつくることを目指して、環境負荷の小さい農法で育てられた有機野菜の流通、販売を中心とした事業を行っています。
現在、農業界は生産者の高齢化や耕作放棄地の増加などの問題を抱えているため、新規就農者の確保が重視されています。そういった中で、新規就農者の多くは有機農業を始めたいと考えているというデータがあります。日本における有機農業のマーケットは海外に比べてまだ小さいですが、その分これから広がっていくことが期待されているので、有機野菜の需要もこれから伸びていくのではないかと考えています。
しかし、現状ではまだ有機野菜は市場に流通しにくく、販路開拓に苦労されている新規就農の生産者さんが多いです。その一方で、有機野菜を仕入れたいけれど、仕入れ先がわからないというバイヤーさんの声も聞かれます。そのような有機野菜を売りたい生産者さんと、仕入れ先を探しているバイヤーさんをつなげ、流通を促進することを目的として、『farmO』というサービスを立ち上げました。『farmO』を通して、生産者さんとバイヤーさんが出会い、有機野菜の取引や情報交換などを行うことができます。この『farmO』内の取引において請求と支払いが一括で行える「決済おまとめサービス」でマネーフォワード 掛け払いを利用しています。

貸し倒れなどのリスクを解消し、請求業務を簡略化する必要がありました。
マネーフォワード 掛け払い導入以前に何か課題はありましたか?
生産者さんは地方にいることが多く、債権回収が困難であるため、貸し倒れや取り込み詐欺にあう不安があるという問題がありました。また、『farmO』を通して取引をするにあたって生産者側が行う、請求書の作成や入金の確認といった請求業務の煩雑さが改善点としてありました。
そのような取引における不安を解消し、生産者さんとバイヤーさんの間の請求業務をスムーズにするために、マネーフォワード 掛け払いを介して決済をまとめる仕組みを作りました。
導入にあたっては、審査スピードの早さを重視しました。弊社は他社決済代行サービスも併用していますが、他社の場合は与信審査の際に、書類提出や電話審査などが必要で時間がかかるという問題がありました。マネーフォワード 掛け払いは数時間以内に審査が終わり、通過率も非常に高いので驚きました。また、優れたAPIが実装されているサービスを導入したかったので、開発がしやすいAPIも魅力的でした。
請求をまとめる仕組みを構築することで、生産者さんとバイヤーさんの間の請求に関わる負担が解消されました。
マネーフォワード 掛け払いを導入していかがでしたか?
決済サービスは問題なく運用できています。生産者さんにとって、請求に関わる不安が解消され、業務がスムーズになるのは大きいと思います。バイヤーさん側もバラバラだった支払いがひとつにまとまり、支払い先ごとに振込手数料が発生する負担がなくなります。
また、API連携を行ったことでサービスの運営が非常に楽になりました。野菜は欠品などで出荷の直前に注文金額が変更になることが多いのですが、そういった時にシステムが自動で連携して、注文を自動で書き換えられるのはとても便利です。品物ごとに税率を設定できるので、APIで複数税率にも対応できています。
マネーフォワード 掛け払いを利用することでシンプルな決済フローを構築できたので、バックオフィスの負担も少なくすみ、2名という少人数で経理全体を回すことが可能になっています。

マネーフォワード 掛け払いの長所を活かすことで、新たなサービスが実現できると思います。
最後に、今後の展望と導入を検討されている企業様へのメッセージをお願いします。
『farmO』を使った掛け払いの取引をもっと増やしていきたいです。これまで生産者さんとバイヤーさんが直接取引するのはとても大変だったんですが、『farmO』を使うと注文がスムーズにでき、マネーフォワード 掛け払いとのシステム連携により支払いも一回で済むのでシンプルです。生産者の方が『farmO』を利用し、便利だから他のバイヤーさんにも紹介しようという動きが出てきているので、そういったバイラルな形で広がっていき、将来的には有機農業のプラットフォームになるよう力を注いでいきます。
マネーフォワード 掛け払いの、取引先の与信審査の速さや開発のしやすさといった長所を利用すると、BtoBのこれまでになかったサービスが作れるのではないかと思います。単なる物のやり取りにとどまらない、開かれたサービスが出てくるのを楽しみにしています。
公開日:2020年10月29日 公開当時の情報となります
今回の導入サービス

新規就農者を中心とする提携生産者が栽培した農産物の販売を行う。少量不安定な生産でも品質が高ければ適正な価格で販売できる仕組みを構築することで、環境負荷の小さい農業を実践する農業者の増加を目指す。
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