- 作成日 : 2026年4月28日
IntelliJでGitHub Copilotを使うには?導入手順・法人設定・具体的な活用方法を解説
IntelliJへのGitHub Copilot導入は、プラグインのインストールとGitHubアカウント認証の2ステップだけで即日完了します。
- コード補完の速度:定型コード作成が最大約83%短縮され、開発リードタイムを大幅に削減できます。
- 法人プランの必要性:個人プランは入力コードが学習に使われる場合があり、業務利用はBusinessプラン一択です。
GitHubの公式調査ではCopilot導入後のタスク完了速度が最大55%向上しており、採用コスト高騰に悩む企業にとって費用対効果の高い投資です。
IntelliJにGitHub Copilotを導入すると、AIが次に書くべきコードをリアルタイムで提案し、開発速度を短縮できます。プラグインの追加とアカウント認証だけで即日利用でき、法人向けプランを選べば機密コードの漏洩リスクも防げます。本記事では、導入手順・セキュリティ設定・実際の使い方を順に解説します。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
目次
GitHub CopilotをIntelliJで使う利点は?
GitHub CopilotをIntelliJで使う主な利点は、開発チームの生産性が大きく向上し、社内システムの構築や改修にかかる時間を短縮できることです。GitHubの公式調査では、Copilotを導入した開発者のタスク完了速度が最大55%向上したとのデータがあり、人手不足に悩む企業にとって費用対効果の高い投資となります。
中小企業の経営者や、業務効率化を推進するバックオフィス担当者にとって、社内システムのDX推進は避けて通れない課題ではないでしょうか。しかし、優秀なエンジニアの採用コストは年々高騰しており、開発リソースの確保に頭を悩ませている企業は少なくありません。そこで注目されているのが、今いる開発メンバーの生産性をAIによって引き上げるアプローチです。
参考:調査:GitHub Copilot が開発者の生産性と幸福度に与える影響を定量化|GitHub
開発の生産性が大きく向上する
IntelliJ IDEA(インテリジェイ アイデア)はもともとコードの自動補完や整理機能に優れた統合開発環境(IDE)として知られており、GitHub Copilotを追加することで、AIが文脈とプロジェクト構造を読み取りながらコードをリアルタイムで提案します。これによりエンジニアは入力の手間を減らし、論理設計やセキュリティ対策といった高度な知的作業に集中できるようになります。
例えば、社内の勤怠管理システムや経費精算ツールを自社で開発している場合、開発スピードの遅れが業務全体のボトルネックになりがちです。AIのサポートにより開発のリードタイムが半減すれば、バックオフィス部門からの機能追加要望にも素早く対応できます。結果として、外部開発会社への外注費削減や社内エンジニアの残業代抑制といった財務面のメリットも得られるでしょう。
定型コードの自動生成で時短になる
GitHub Copilotは、毎回似たような記述を繰り返すボイラープレート(定型コード)を数文字の入力だけで自動生成するため、プログラミングの手作業を短縮できます。
具体的に短縮できる作業時間の目安は以下の通りです。
| 作業の種類 | 通常の所要時間 | Copilot利用時 |
|---|---|---|
| 単純なデータ変換処理の実装 | 約30分 | 約5分 |
| 定型的なテストコードの作成 | 約1時間 | 約10分 |
| エラー時の例外処理の追加 | 約20分 | 約3分 |
社内の書類管理システムを構築する際など、単純なデータ登録画面を大量に作るようなプロジェクトでは、この時間短縮効果が何倍にも膨れ上がります。生まれた余力を業務改善の企画や既存システムの保守に充てられるのが大きな利点です。
この記事をお読みの方におすすめのガイド4選
続いてこちらのセクションでは、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを簡単に紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
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人事労務担当者向け!Chat GPTの活用アイデア・プロンプトまとめ14選
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IntelliJへのGitHub Copilot導入手順は?
GitHub Copilotの導入手順は、IntelliJのプラグイン画面からのインストールと、GitHubアカウントによる認証の2ステップで完了します。特別なサーバー構築などは不要で、既存の開発環境に直接追加できるため、情報システム部門の負担を抑えつつ即日導入できます。
AIツールの導入と聞くと大規模なシステム改修が必要と思われがちですが、IntelliJでの利用は日常的に使っているエディタの拡張機能(プラグイン)として提供されているため、スムーズに追加できます。
STEP1:専用画面から検索して追加する
まずはIntelliJ IDEAにプラグインを追加します。スマートフォンのアプリストアで新しいアプリを追加するような感覚で実行できます。対象となるIntelliJのバージョンが古すぎると動作しない場合があるため、事前に最新バージョンへアップデートしておきましょう。
- IntelliJ IDEAを起動し、設定(Settings)画面を開く
- 左側のナビゲーションメニューから「Plugins」を選択する
- 上部のタブで「Marketplace」が選択されていることを確認する
- 検索窓に「GitHub Copilot」と入力して検索を実行する
- 検索結果に表示された公式プラグインの「Install」ボタンをクリックする
- インストール完了後、IDEを再起動する
この手順を踏むことで、AI機能がエディタに統合され、バックグラウンドで動作する準備が整います。
STEP2:GitHubアカウントで連携認証する
エディタの再起動が終わったら、有効な利用権を持つGitHubアカウントと連携させます。法人で契約したライセンスを個人のアカウントに紐づけている場合も、この認証作業が必要です。
- 画面右下に表示されるCopilotのアイコンをクリックする
- メニューから「Login to GitHub」を選択する
- 表示された8桁のデバイスアクティベーションコードをコピーする
- 自動で立ち上がるブラウザの画面にコードを貼り付ける
- 「Authorize GitHub Copilot」をクリックして連携を許可する
- IntelliJの画面に戻り、アイコンの斜線が消えていることを確認する
導入時によくあるトラブルとして、企業のネットワーク環境が原因で通信が遮断されるケースがあります。以下の事前確認を行っておきましょう。
- 社内ネットワークから外部APIへの通信が許可されているか確認する
- セキュリティソフトの監視除外リストに開発ツールを追加する
- 必要に応じてプロキシ設定をIntelliJのシステム設定に反映させる
通信エラーが発生した場合は、ネットワーク管理者にこれらの設定変更を依頼してください。
GitHub CopilotをIntelliJで法人利用する際の注意点は?
法人導入時の注意点は、情報漏洩を防ぐために法人向けプランを契約し、自社コードの学習利用を無効化する設定を行うことです。個人向けプランでは入力したコードがAIの学習に使われる場合がありますが、法人向けプランでは規約でデータが保護されます。
AIを業務に活用する際、経営層や法務担当者が懸念するのはセキュリティリスクです。無料のAIチャットツールに自社の機密コードを貼り付けてしまい、他社の環境で自社のコードが提案されてしまうという情報漏洩パターンは珍しくありません。
法人向けプランで情報漏洩を防ぐ
企業で安全に利用するためには、適切なプランの選択が前提となります。GitHub Copilotには個人向けの「Free」「Pro」「Pro+」プランと、組織向けの「Business」および「Enterprise」プランが用意されており、コードの学習利用可否やライセンス管理の方法が大きく異なります。
各プランの違いを比較してみましょう。
| 項目 | 個人向け (Free / Pro / Pro+) |
法人向け (Business/Enterprise) |
|---|---|---|
| 主な対象者 | 個人開発者・フリーランス | 中小企業・開発チーム |
| 入力コードの学習利用 | デフォルトで利用される (設定で拒否可) |
一切利用されない (規約で保護) |
| ライセンスの中央管理 | できない | できる |
| 管理者向けポリシー設定 | なし | あり |
GitHubの公式発表によると、2026年4月24日より、個人向けプラン(Free/Pro/Pro+)のユーザーは、プロンプトやコードスニペットなどの「インタラクションデータ」がデフォルトでAIモデルの学習に使用される運用に変更されました。 設定画面から「オプトアウト(学習利用の停止)」を選択することは可能ですが、設定漏れによる機密漏洩のリスクを考慮すると、業務利用では最初から学習が遮断されている法人プランの選択が不可欠です。従業員が個人プランを業務PCで利用することを禁止し、会社が管理する法人ライセンスを一括で付与する体制を整えることが大切です。
自社コードの学習利用設定を確認する
法人向けプランを契約すれば基本的なセキュリティは担保されますが、管理画面で正しいポリシー設定が行われているかを確認してください。
意図しないトラブルを防ぐために管理者が行うべき設定手順は以下の通りです。
- GitHubの組織アカウントに管理者権限でログインする
- 設定メニューからCopilotのポリシー管理画面を開く
- パブリックコードの提案に関する設定項目を確認する
- 既存コードと一致する提案を「Block(ブロック)」に設定する
パブリックコードの提案をブロックする設定は、著作権侵害リスクを抑えるためにも有効です。AIが提案したコードが既存のオープンソースソフトウェアと完全に一致していた場合、知らずに自社システムに組み込んでしまうとライセンス違反に問われるリスクがあります。
安全に運用するための社内ガイドラインに含めるべき項目は以下の通りです。
- 個人で契約したAIツールへの業務コードの入力禁止
- AIが生成したコードの最終的な責任は人間が負うことの明記
- 本番環境に反映する前のコードレビューとテストの義務化
IntelliJでのGitHub Copilotの具体的な使い方は?
IntelliJでのGitHub Copilotの基本的な使い方は、自然言語のコメントでAIに指示を出す方法と、提案されたコードをショートカットキーで適用する方法の2つです。この2つの操作を習得するだけで、ゼロからコードを打ち込む手間が省け、プログラミングの時間を削減できます。
このセクションはエンジニア向けの操作説明ですが、社内エンジニアが実際にどう活用するのかをイメージすることで、ツール導入の費用対効果や依頼時のコミュニケーションに役立てられます。
コメントから目的のコードを生成する
開発現場でよく使われるのが、コメント行(プログラムの実行に影響しないメモ書き)を利用したコード生成です。やりたいことを自然言語で書くだけで、AIが意図を汲み取って実際の処理を記述してくれます。
例えば、バックオフィス向けの社内ツールを開発している際に、次のような指示を日本語で入力します。
このように入力して改行を押すと、AIが数秒以内に該当する処理全体をグレーの文字で画面上に提案します。ファイルへの書き出し処理やデータベースの検索処理など、毎回手作業で入力するのが面倒な定型作業をAIに任せることで、業務自動化ツールの開発スピードが上がります。
さらに、画面右側のチャットウィンドウから対話形式でコードの改善案を相談することも可能です。エラーが発生した際に「このエラーの原因と修正方法を教えて」と質問すれば、解決策を即座に提示してくれます。
提案されたコードを素早く適用する
AIから提案されたコードを効率よく扱うためには、専用のキーボードショートカットを覚えておくことがポイントです。マウスを使わずにキーボードだけで操作を完結させることで、思考を途切れさせることなく開発を進められます。
頻繁に使用する主要なショートカットキーは以下の通りです。
| 操作の目的 | Windows / Linux | macOS |
|---|---|---|
| 提案されたコード全体を受け入れる | Tabキー | Tabキー |
| 別の提案候補を見る | Alt + ] | Option + ] |
| 提案をキャンセルする | Escキー | Escキー |
提案内容が要件に合っていればTabキーを押して確定し、すぐに次の作業に移ります。内容が少し違う場合は、別の候補を表示させたり、提案をキャンセルして自分で書いたりといった対応が可能です。
社内での導入と活用をスムーズに進めるためのアクションプランは以下の通りです。
- 導入の費用対効果を試算し、法人向けプランの予算を確保する
- 情報漏洩を防ぐための社内利用ガイドラインを策定する
- IntelliJを最新版にアップデートし、プラグインを追加する
- セキュリティ設定でパブリックコードの提案をブロックする
- 小規模な社内ツールの改修からAIサポートを試験的に導入する
AIの出力したコードは常に正確とは限りません。最終的な品質を担保するためには、エンジニアによるレビューとシステムテストが欠かせません。人間の専門知識とAIの処理速度を上手く掛け合わせることで、限られたリソースでも業務効率化とコスト削減を実現できるでしょう。
IntelliJへのGitHub Copilot導入で開発効率を高めよう
IntelliJにGitHub Copilotを導入すると、定型コードの自動生成により開発速度が向上し、エンジニアの開発リソース不足を解消できます。導入手順はプラグインの追加とアカウント認証のみで即日利用が可能です。法人プランを選択してコードの学習利用を制限すれば、機密情報を守りながら安全にAIツールを運用できます。まずは統合開発環境(IDE)を最新版へアップデートし、AIを活用した生産性の高い開発体制を整えましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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