- 更新日 : 2026年1月20日
GitHub Copilotを導入するには?料金プランからVSCodeでの使い方、Microsoft Copilotとの違いまで解説
GitHub Copilotは、簡単な導入手順で開発環境に組み込める「AIペアプログラマー」です。リアルタイムのコード提案によって開発効率を劇的に向上させ、ビジネスのソフトウェア開発を加速させます。
この記事では、GitHub Copilotの基本的な機能から、類似サービスであるMicrosoft Copilotとの明確な違い、VSCodeへの具体的な導入方法、個人・法人向けの料金プラン、無料での利用条件までを網羅的に解説します。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
目次
GitHub Copilotとは何か?
GitHub Copilotは、開発者がコードを書く際に、次に来るべきコードをリアルタイムで提案してくれるAIコーディング支援ツールです。まるで経験豊富なプログラマーが隣に座ってアドバイスをくれるような体験から、「ペアプログラマー」と呼ばれています。
このツールは、GitHubとOpenAIが共同で開発しました。GitHub上に存在する膨大なオープンソースコードを学習しており、文脈を理解して関数全体や複雑なアルゴリズム、定型的なコードなどを自動で生成します。PythonやJavaScript、C言語といった主要なプログラミング言語はもちろん、多岐にわたる言語やフレームワークに対応しています。
さらに、最新のプランでは、GPT-5やClaude Opus 4.1、Gemini 2.5 Proなど複数の最先端モデルにもアクセス可能になっています。
なお、もともと「Copilot」はGitHubのAIコード支援機能として誕生しましたが、その後MicrosoftのAIブランドとして再編され、WindowsやMicrosoft 365などのサービスにも展開されています。
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GitHub CopilotとMicrosoft Copilotの違いは?
GitHub Copilotは「開発者向けのコーディング支援ツール」であり、Microsoft Copilotは「一般ユーザー/ビジネスユーザー向けの業務効率化アシスタント」であるという点が最も大きな違いです。
両者は同じOpenAIの先進的なAI技術を基盤としていますが、その目的と利用シーンが明確に区別されています。GitHub CopilotはVisual Studio Codeなどのエディタ上で開発者の生産性を高めることに特化している一方、Microsoft CopilotはWindows OSやMicrosoft 365(Word、Excelなど)のアプリケーションに統合され、文章作成やデータ集計といった日常的なビジネス業務を支援します。
用途と機能の比較
| 比較項目 | GitHub Copilot | Microsoft Copilot |
|---|---|---|
| 主な用途 | ソフトウェア開発、プログラミング | 一般的なビジネス業務、情報検索、コンテンツ作成 |
| 利用環境 | VSCode, Visual Studio, JetBrains IDEなどのコードエディタ | Windows, Edgeブラウザ, Microsoft 365アプリ (Word, Excelなど) |
| 主な機能 | コード補完・生成、デバッグ支援、ドキュメント作成 | 文章の要約・作成、データ分析、プレゼン資料作成、画像生成 |
| 主な対象者 | ソフトウェア開発者、プログラマー、エンジニア | ビジネスパーソン、学生、一般PCユーザー |
GitHub Copilotの導入方法は? (VSCode編)
GitHub Copilotの導入は、GitHubアカウントがあれば数分で完了します。最も一般的な開発環境の一つであるVisual Studio Code (VSCode) への導入は、拡張機能をインストールするだけで非常に簡単です。
導入プロセスは、GitHub Copilotの利用プランへの登録と、VSCodeへの拡張機能のインストールの2つのステップで構成されます。
STEP1: GitHub Copilotのプランに登録する
まず、GitHub Copilotの公式サイトにアクセスし、お持ちのGitHubアカウントで利用プランに登録(サブスクライブ)します。個人向けのProプランや法人向けのBusiness/Enterpriseプランなどがあります。無料トライアル期間が設けられている場合もありますので、公式サイトで確認してみましょう。
STEP2: VSCodeに拡張機能をインストールする
次に、VSCodeを開き、拡張機能マーケットプレイスで「GitHub Copilot」を検索してインストールします。
- VSCodeの左側のアクティビティバーから、四角が4つ重なった「拡張機能」アイコンをクリックします。
- 検索ボックスに 「GitHub Copilot」と入力します。
- GitHubが提供している公式の拡張機能(通常一番上に表示されます)を選び、「インストール」ボタンをクリックします。
STEP3: GitHubアカウントで認証する
インストールが完了すると、VSCodeの右下にサインインを求めるポップアップが表示されます。
- ポップアップの指示に従い、「Sign in to GitHub」をクリックします。
- ブラウザが起動し、GitHubの認証画面が表示されます。
- GitHubに登録したメールアドレス宛に送信された認証コードをコピーし、Github側の認証コード入力欄にコードをペーストして認証を許可します。
- 認証が成功すると、VSCode上でGitHub Copilotが有効になり、コードの提案が開始されます。
GitHub Copilotの料金プランと無料での利用方法は?
GitHub Copilotは有料のサブスクリプションサービスですが、認証済みの学生、教師、人気のあるオープンソースプロジェクトのメンテナーは無料で利用できます。 それ以外の個人や法人向けには、機能や管理体制が異なる複数の有料プランが提供されています。
無料での利用にはGitHub Educationへの申請など、特定の条件を満たす必要がありますが、対象者にとっては非常に価値のある特典です。なお、料金は変更される可能性がありますので、導入の際は公式サイトで最新の情報を確認するようにしましょう。
プラン比較表(個人・法人)
| プラン名 | 月額料金(1ユーザーあたり) | 主な対象者 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Copilot Free | 無料 | 個人(組織管理下でないアカウント) | 基本的なコード補完とチャット機能(月あたり「2,000 コード補完」「50 プレミアムリクエスト」の制限あり) |
| Pro | $10(または年額 $100) | 個人開発者 | 無制限コード補完+高度モデル利用。 |
| Copilot Pro+ | $39(または年額 $390 | 個人でモデル選択重視 | 全モデルアクセス、より「プレミアムリクエスト数」多め。 |
| Copilot Business | $19 / シート(ユーザー) / 月 | 企業・開発チーム | Proの全機能に加え、組織のポリシー管理やセキュリティ機能が強化 |
| Copilot Enterprise | $39 / シート(ユーザー) / 月 | 大企業 | Businessの全機能に加え、組織のコードベースを理解・参照する機能・高度カスタマイズ。 |
(料金は変更される可能性があるため、必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。)
学生・教員が無料で利用する方法
- GitHub Educationに申請: GitHub Educationの公式サイトにアクセスし、「GitHub Student Developer Pack」などの申請を行います。
- 在籍証明: 学校のメールアドレスや、日付が記載された学生証の画像などをアップロードすることなどにより、学生または教員であることを証明します。
- 承認: 申請が承認されると、対象ユーザーとして、GitHub Copilot Proプランが無料または特典として利用可能になるケースがあります。※ただし「必ず無条件で」ではなく、条件ありと明記されています。
GitHub Copilotはどのような機能があるか?
GitHub Copilotは単なるコード補完ツールにとどまらず、開発のあらゆる場面をサポートする多彩な機能を備えています。チャット形式での相談や、ターミナル操作の支援も可能です。
これらの機能はすべて、開発者がコーディングという本質的な作業に集中できるよう設計されています。
コードの補完と生成
エディタ上でコードを書き始めると、その文脈に合った続きのコードを灰色で提案します。コメント(自然言語)で「〜〜する関数を作って」と書くだけで、その処理を実装するコードブロック全体を生成することも可能です。これはC言語やPythonなど、数多くの言語で機能します。
Copilot Chat(チャット機能)
VSCodeなどのエディタ内や、GitHubのWebサイト上で、チャット形式でAIに質問や依頼ができます。
- コードの説明: 選択したコードが何をしているのかを自然言語で説明させることができます。
- リファクタリング: コードをより効率的で読みやすい形に修正する提案を受けられます。
- バグ修正: エラーの原因を特定し、修正案を提示させることができます。
- テスト作成: 関数に対応する単体テストのコードを自動で生成させることができます。
Copilot for CLI(ターミナル機能)
コマンドライン(ターミナル)上で、実行したい操作を自然言語で質問すると、適切なコマンドを提案してくれます。例えば「gitで前のコミットを取り消すコマンドは?」と尋ねれば、git revert HEADのようなコマンドを提案してくれるため、複雑なコマンドを覚える必要がなくなります。
GitHub Copilotを導入するメリットと注意点は?
GitHub Copilotを導入する最大のメリットは開発生産性の飛躍的な向上ですが、AIが生成したコードを鵜呑みにせず、内容を理解して利用することが重要です。
AIは強力なアシスタントですが、最終的なコードの品質とセキュリティに対する責任は開発者自身にあります。
主なメリット
- 開発スピードの向上: 定型的なコードや繰り返し書くコードを自動生成することで、コーディング時間を大幅に短縮できます。
- 新しい技術の学習支援: 未知のライブラリやフレームワークを使う際に、Copilotが具体的な使用例を提示してくれるため、学習の助けになります。
- バグの削減: 人間が見落としがちな単純なミスや、一般的なコーディングパターンに基づいた堅牢なコードを提案することで、バグの混入を減らす効果が期待できます。
利用上の注意点
- コードの正確性とセキュリティ: Copilotが提案するコードが常に最適かつ安全であるとは限りません。特に、セキュリティ上の脆弱性を含んだコードを提案する可能性もあるため、必ず人間の目でレビューし、内容を理解してから採用する必要があります。
- 著作権とライセンス: Copilotは公開されているコードを学習データとしています。提案されたコードが、特定のライセンスを持つ既存のコードと酷似している可能性がゼロではありません。商用利用の際は、意図せずライセンス違反とならないよう注意が必要です。
- 思考力の低下への懸念: AIの提案に頼りすぎると、自分で問題を解決する能力が低下する可能性も指摘されています。あくまで「支援ツール」として活用し、なぜそのコードが提案されたのかを考える習慣を持つことが大切です。
GitHub Copilotで開発の未来を体験する
本記事では、AIペアプログラマーであるGitHub Copilotの概要から、Microsoft Copilotとの違い、VSCodeへの具体的な導入方法、そして詳細な料金プランまでを解説しました。
GitHub Copilotは、単なるツールを超え、ソフトウェア開発のあり方そのものを変える可能性を秘めています。導入は非常に簡単で、特に学生や教員は無料でその強力な機能を試すことができます。ただし、生成されたコードのレビューを怠らないなど、賢い付き合い方が求められます。まずはご自身の環境で導入し、コーディング作業がどれほど効率化されるか体験してみてはいかがでしょうか。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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