- 作成日 : 2026年2月25日
WordでCopilotが表示されないときの原因と対処法を分かりやすく解説
WordでCopilotが表示されないときは、原因を「契約・更新・設定」に分けて確認すると、無駄な再インストールを避けて早く復旧できます。
- 契約とサインイン先:対象ライセンスがあるか、別アカウントで開いていないかを確認します。
- 更新と反映:Word/OfficeとOSを更新し、付与直後はサインアウト→再起動で反映を待ちます。
- 設定と環境:管理者/プライバシーで無効化されていないか、回線やプロキシ制限がないかを切り分けます。
WordでCopilotが見当たらない場合、主な理由は「契約(ライセンス)が対象外」または「更新・設定・環境が要件を満たしていない」のどちらかです。つまり、やみくもに再インストールするより、まず原因を丁寧に切り分けるほうが、最短で復旧できます。
当記事ではWordでCopilotが表示されないときに確認すべきポイントを、契約・更新・管理者設定・アカウント・ネットワークといった観点から順に整理し、基本の対処手順からエラーメッセージ別の対応まで体系的にまとめています。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
目次
WordでCopilotが表示されない原因は?対処法も併せて紹介
WordでCopilotが表示されない原因は「ライセンス」「反映待ち」「更新不足」「管理者/プライバシー設定」「アカウント」「ネットワーク」の6分類に整理できます。まずは自分の環境がどれに該当するかを把握し、該当項目から順に確認していくのが効率的です。
WordでCopilotが表示されない主な状況とチェックポイントは次のとおりです。
| 状況(症状) | 最初に疑うポイント | 次のステップ |
|---|---|---|
| Copilotがまったく出ない | ライセンス/更新チャネル/管理者設定 | 契約確認→チャネル確認→設定確認 |
| 「利用できません」系の表示 | ライセンス・アカウント種別 | サインイン中のアカウント確認 |
| 「アップデートが必要」 | Word/Office更新・チャネル | Office更新→チャネル確認 |
| 社内PCだけ表示されない | 管理者設定・プライバシー・ネットワーク | 管理者へ接続要件の確認 |
ライセンスが対応していない
Copilotは対応する契約がなければWordに表示されません。
Wordの画面にCopilotが出るかどうかは、端末やアプリの状態よりもMicrosoft 365の契約(ライセンス付与)に強く依存します。WordのCopilotは「対象のMicrosoft 365サブスクリプション」または「Microsoft 365 Copilotライセンス」が必要です。
出典:Microsoft サポート「Word の Copilot へようこそ」
確認の考え方は大きく2つに分かれます。
- 組織アカウント(会社・学校)で利用する場合
Copilotは多くのケースでアドオンとして提供され、前提となるベースライセンスが必要です。管理者がユーザーに割り当てていないと、当然ながらWordには表示されません。 - 個人アカウント(Personal/Family)で利用する場合
プランによってCopilotの利用可否が異なり、AIクレジット(利用枠)の概念も関係します。
特に多いのが「購入したつもりなのにWordに出ない」というケースです。組織利用では、管理者が割り当てを忘れている、あるいは前提ライセンスが不足している、といった状況が頻発します。
対処方法
- 組織利用:管理者に「自分のアカウントへCopilotが割り当て済みか」を確認
- 個人利用:契約プランとAIクレジットの残量を確認(枠切れも要注意)
ライセンスがまだ反映されていない
ライセンス付与直後は、Word側の表示が追いつかないことがあります。
割り当てや契約変更を行っても、サインイン状態やキャッシュの影響で、Wordの画面がすぐ更新されないことがあります。ここで焦って再インストールすると、時間だけが無駄になりがちです。
- Word/Officeアプリをすべて終了(タスクトレイも確認)
- サインアウト→再サインイン
- PCを再起動してWordを再度起動
上記の手順で表示されるようになれば、原因は「反映待ち」や「認証状態の更新不足」である可能性が高いです。
WordやOSが最新ではない
Microsoft 365 Appsの更新状態が要件を満たしていないと、Copilotは表示されません。
Copilotを利用するには、Microsoft 365 AppsがCurrent ChannelまたはMonthly Enterprise Channelである必要があります。また、アプリとネットワークの要件も満たす必要があります。
出典:Microsoft「更新チャネルを変更してデバイスを Copilot 用に準備する」
出典:Microsoft「Microsoft 365 Copilot 管理者向けのアプリとネットワークの要件」
起きやすい問題は次の2つです。
- Office更新が止まっている:バージョンが古く、Copilotがまだ配信されていない
- 更新チャネルが対象外:組織でチャネルが固定されており、要件を満たしていない
対処方法
- Office更新を実行して最新化
- 組織端末の場合、更新チャネルは管理者が制御していることが多いため、変更できない場合は管理者へ相談
管理者設定やプライバシー設定で無効になっている
管理者が接続エクスペリエンスを制限していると、Copilotは表示されません。
接続エクスペリエンス(Connected experiences)が無効化されていると、Copilotを含む一部機能が利用できなくなる可能性があります。
出典:Microsoft「Microsoft 365 Copilot のデータ、プライバシー、セキュリティ」
組織利用で特に多い状況は以下のとおりです。
- 情報保護・コンプライアンスの観点から接続エクスペリエンスが制限されている
- 生成AIの利用を一時的に制限している社内方針がある
対処方法
- 自分で変更できないことが多いため、管理者に「Copilot利用可否」「接続エクスペリエンスの設定状況」を確認
- プライバシー設定で接続機能をオフにしている場合、ポリシー側の解除が必要
アカウントに不具合がある
サインインしているアカウントの種類や状態がズレていると、Copilotは表示されません。
Wordは複数アカウントを扱えるため、意図せず別アカウントでログインしている、認証情報が古い、といった理由でCopilotが出ないことがあります。
- Copilotを付与したのは会社アカウントなのに、Wordは個人アカウントでログインしている
- パスワード変更後、認証トークンが不整合になっている
- 個人プランで使うつもりなのに、Wordは組織アカウントでサインインしている
対処方法
- Wordの「アカウント」画面でログイン中のアカウントを確認
- サインアウト→正しいアカウントで再ログイン
- 改善しない場合はキャッシュや資格情報のクリアが有効
ネットワークや利用環境に問題がある
プロキシやファイアウォールなどで通信が制限されている環境では、Copilotが正常に動作せず、表示が不安定になることがあります。
Copilotはアプリ要件だけでなくネットワーク要件も満たす必要があり、組織ネットワークの制御やブラウザー設定が影響するケースも少なくありません。特にWeb版(Word Onlineなど)では、サードパーティCookieの有効化が前提となる場合がある点にも注意が必要です。
対処方法
- 社内ネットワークでのみ問題が起きる場合は、テザリングなど別回線で挙動を比較し、ネットワーク要因を切り分ける
- Web版を利用する際は、ブラウザーのCookie設定(特にサードパーティCookie)が有効かを確認
- 組織のネットワーク制御が疑われる場合は、管理者に要件や制限状況の確認を依頼する
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WordでCopilotがどうしても表示されないときの対処法は?
原因が特定できない場合でも、「キャッシュ削除→権限のあるアカウントで再ログイン→Office修復→サポート相談」という順で進めると、無駄な手戻りを最小限にできます。いきなり再インストールに踏み切るのは負荷が大きいため、まずは軽い作業から試すのが賢明です。
キャッシュや一時ファイルを削除してみる
表示の不整合は、キャッシュや一時データをクリアすることで改善する場合があります。
WordやOffice関連の一時データが残っていると、ライセンスの反映やサインイン状態の更新が正しく行われず、Copilotが表示されない原因になります。
- Word/Officeアプリをすべて終了
- Windowsの一時ファイル削除(ストレージ設定など)を実行
- PCを再起動し、Wordを開いて表示を確認
この作業は負荷が軽く、失敗しても影響が小さいため、最初に試す価値があります。
組織管理者の権限でログインし直す
組織利用の場合、正しいアカウントでサインインしているかが重要です。
Copilotは対象ライセンスが割り当てられたユーザーでのみ利用できるため、サインインしているアカウントが異なると表示されません。
出典:Microsoft サポート「Word の Copilot へようこそ」
- Wordのアカウント画面で、現在サインインしているアカウントを確認
- いったんサインアウト
- Copilotが割り当てられている会社・学校アカウントで再サインイン
- Wordを再起動して表示を確認
組織ポリシーによる制限が疑われる場合、この時点で「どのアカウントで」「どの端末で」「何が表示されないか」という情報が揃うため、管理者へ相談しやすくなります。
Officeを修復・再インストールしてみる
アプリ側の破損や更新失敗が疑われる場合、Officeの修復が有効です。
表示が崩れる、更新が進まない、Wordが不安定といった症状がある場合は、まず修復を試し、それでも改善しない場合に再インストールを検討します。
ただし、再インストールは時間がかかり、原因がライセンスやポリシーにある場合は改善しないことも多いため、事前に「更新チャネル」「プライバシー制御」「ライセンス状況」を確認しておくと無駄が減ります。
出典:Microsoft「更新チャネルを変更してデバイスを Copilot 用に準備する」
Microsoftサポートに相談する
組織の制御やクラウド側の要件が絡む場合、サポートや管理者に相談するのが最短ルートになることがあります。
Copilotはアプリ単体ではなく、クラウド設定・契約・ネットワーク要件など複数の要素が関係します。また、デバイスベースのライセンスでは利用できないなど、契約形態による制約も明示されています。
出典:Microsoft「Microsoft 365 Copilot 管理者向けのアプリとネットワークの要件」
- 利用しているアカウント種別(会社・学校/個人)
- Copilotが割り当てられているか(管理者確認の結果)
- Wordがデスクトップ版かWeb版か
- 表示されたエラーメッセージの文言
- 社内回線のみで発生するのか、自宅回線でも同じか(切り分け結果)
WordでCopilotが表示されないときによくあるエラーメッセージと対処法
エラーメッセージは、ほぼそのまま原因カテゴリを示しています。表示された文言に合わせて確認する順番を変えるだけで、復旧までの時間が大幅に短縮されます。
「このアカウントでは利用できません」と表示される場合
アカウントでは利用できないと表示される場合、ライセンスかサインインアカウントの問題です。Copilot in Wordは、対象サブスクリプションまたはCopilotライセンスが必要です。
出典:Microsoft サポート「Word の Copilot へようこそ」
- 会社・学校アカウント:管理者がCopilotを割り当て済みか、要件を満たしているか
- 個人アカウント:Personal/Familyなどの契約状態、AIクレジットの残量
- Wordでログインしているアカウントが契約したアカウントと一致しているか
対処方法
正しいアカウントで再ログイン→PC再起動(反映待ち)という流れが最も効果的です。
「アップデートが必要」と表示される場合
アップデートが必要と表示される場合、Microsoft 365 Appsの更新状態が要件を満たしていません。Copilotを利用するには、Current ChannelまたはMonthly Enterprise Channelが必要であり、アプリ・ネットワーク要件も関係します。
出典:Microsoft「更新チャネルを変更してデバイスを Copilot 用に準備する」
出典:Microsoft「Microsoft 365 Copilot 管理者向けのアプリとネットワークの要件」
対処方法
- Officeを最新バージョンへ更新
- 組織端末でチャネルが固定されている場合は、管理者へ変更可否を相談
- 更新しても改善しない場合は、接続エクスペリエンス(プライバシー設定)が無効化されていないか確認
Copilotボタンが表示されない場合
Copilotボタンが出ないのは「機能が使えない」だけでなく、「表示条件が揃っていない」場合にも起こります。Copilotの可用性は、ライセンス、更新チャネル、プライバシー制御、アカウント、ネットワークなど複数の要素に依存します。
出典:Microsoft サポート「Word の Copilot へようこそ」
- ライセンスが対象か(組織/個人)
- Word/Officeが最新か、更新チャネルが要件を満たしているか
- 接続エクスペリエンスが制限されていないか
- サインインアカウントが正しいか
- 社内回線のみで発生していないか(ネットワーク要件)
なお、言語設定が原因で表示されないケースは多くありませんが、設定を変更している場合は念のため確認しておくと安心です。
WordでCopilotが表示されない場合に最短で復旧するためのチェックポイント
WordでCopilotが表示されない場合は、「ライセンス確認→反映待ちと再ログイン→Word/Office更新(チャネル含む)→管理者/プライバシー制御→ネットワーク」という順で切り分けると、無駄な再インストールや長時間の問い合わせを避けやすくなります。
特に組織利用では、接続エクスペリエンスの制限やライセンス割り当てが原因になりやすいため、エラーメッセージや切り分け結果を整理して管理者へ共有すると、解決までの時間が大幅に短縮されます。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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