• 更新日 : 2020年6月15日

自己金融とは

自己金融とは、会社が商品やサービスの提供で儲けた収益の一部を内部に留保して、会社自体で自ら必要資金を賄うことである。

会社が経営に必要な資金を調達する場合は、株式や社債の発行による増資や、金融機関からの借入などの方法があるが、自己金融では外部に頼らない資金調達であり非常に重要な手段である。

自己金融は、利益の一部を内部留保するだけではなく、減価償却費など現金での支払いを必要としない資金留保も含む。

自己金融により突然の損失に備えるだけでなく、設備の拡張や経営資金の充実などの効果を得ることができるのである。

会社が商品やサービスの提供により儲けた利益から、株主に対して配当金を還元したり、社員への賞与などの経費を引く必要があるが、残った金額は社内に留めることになる。

これを社内留保と呼ぶが、内部留保によって調達できた資金に関しては利子や配当金の支払いが必要ではないため、会社にとっては非常に有利な調達方法となるのである。


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