• 更新日 : 2020年6月15日

直接税とは

直接税とは、納税義務者と税負担者とが同一人であることを想定している租税の事をいい、別人であることを想定している場合は間接税という。

所得税、法人税、相続税などが直接税で、消費税、酒税などは間接税である。直接税は納税者に税の痛みを意識させ、能力に応じて税を負担させるが消費税などの間接税は能力に応じて税を負担させることがないという違いがある。

国税における直接税には、所得税、相続税、法人税があり、地方税における直接税には、住民税(道府県税と市町村税)、事業税、自動車税、固定資産税が存在する。

税収に占める直接税と間接税の割合を示す直間比率は国によって異なる。米、英、独・仏と比べた場合、日本は米国に次いで直接税の比率が高い国となっている。

収入や財産に応じて課税される直接税、収入に関わらず一定税率が課税される間接税を組み合わせることでバランスを保つようにしている点では類似している。


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