マネーフォワード クラウド請求書Plus お知らせ

請求書の端数処理に関する仕様変更のお知らせ ※2024年2月20日追記

公開日:2024年01月15日

※2024年2月20日(火)に端数処理に関する仕様変更が完了いたしました。(2024年2月20日追記)
いつも「マネーフォワード クラウド請求書Plus」をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
2024年1月に予定している、請求書および案件作成時の端数処理に関する仕様変更について、お知らせいたします。
※仕様変更のリリース月に関する記載を「1月」から「2月」に修正しました。(2024年1月15日追記)

対象ページ

対象のお客さま

マネーフォワード クラウド請求書Plusをご利用中のお客さま

変更予定時期

2024年1月中
2024年2月頃
※スケジュールについては現時点での予定のため、変更となる場合があります。
※2024年2月20日(火)端数処理に関する仕様変更が完了いたしました。(2024年2月20日追記)

売上・請求書における変更内容の詳細

「単価」「数量」に小数点が利用されている案件・請求書において、端数処理の仕様を変更します。

変更前

現在は、小数点を含んだ各品目の「単価」「数量」を乗じた際に各品目の「金額 税抜」に小数点が含まれる場合、請求書には小数点の端数が切り捨てられた金額が表示される仕組みです。
しかし、システム内部では小数点の端数を保持した状態で以降の計算を行っているため、以下の事象が発生しています。

  • 案件から請求書を作成した場合、自動作成された売上の「税額」「金額 税込」と、請求書上に表示される「小計 税込」「合計」「税額」に差額が生じる可能性がある。
  • 各品目の「金額 税抜」をもとに「小計 税込」「合計」「税額」の金額を想定すると、差額が生じる可能性がある。

売上の「税額」「金額 税抜」と請求書の「小計 税込」「合計」「税額」

①税額②金額 税込・小計 税込・合計
売上2,019円22,218円
請求書2,020円22,220円

請求書上の表示

①品目の「税抜 金額」②請求書の「小計 税込」「合計」③請求書の「税額」
品目1


品目2

5,198円
※内部で5,198.7円を保持して以降の計算を行う。


15,001
※内部で15,001.5円を保持して以降の計算を行う。

22,220円2,020円

計算の仕組み

「品目1」の「金額 税抜」は「3,999円 × 1.3 = 5,198.7円」で算出され、請求書には端数を切り捨てた「5,198円」が表示される。
システム内部では、「品目1」の金額として「5,198.7円」が保持され、以降の計算もこの数字で計算が行われる。

「品目2」の「金額 税抜」は「5,000.5円 × 3 = 15,001.5円」で算出され、請求書には端数を切り捨てた「15,001円」が表示される。
システム内部では、「品目1」の金額として「15,001.5円」が保持され、以降の計算もこの数字で計算が行われる。

請求書の「小計 税込」と「合計」はシステム内部に保持されている数字を使用するため、「(5,198.7円 + 15,001.5円)× 1.1 = 22,220.2円」で算出される。
請求書上には端数を切り捨てた「22,220円」が表示される。※(「税の端数処理」を「切り捨て」とした場合を想定)

請求書の「税額」は、請求書に表示された「22,220円」をもとに消費税を算出するため、「22,220円 × 0.1 ÷ 1.1 =2,020円」となる。
これより、税額として「2,020円」が表示される。

変更後

売上の「税額」「金額 税抜」と請求書の「小計 税込」「合計」「税額」

①税額②金額 税込・小計 税込・合計
売上2,019円22,218円
請求書2,019円22,218円

請求書上の表示

①品目の「税抜 金額」②請求書の「小計 税込」「合計」③請求書の「税額」
品目1


品目2

5,198円
※この数字を使用して以降の計算を行う。


15,001
※この数字を使用して以降の計算を行う。

22,218円2,019円

計算の仕組み

「品目1」の「金額 税抜」は「3,999円 × 1.3 = 5,198.7円」で算出され、請求書には端数を切り捨てた「5,198円」が表示される。
以降の計算も請求書に表示された「5,198円」を使用して行われる。

「品目2」の「金額 税抜」は「5,000.5円 × 3 = 15,001.5円」で算出され、請求書には端数を切り捨てた「15,001円」が表示される。
以降の計算も請求書に表示された「15,001円」を使用して行われる。

請求書の「小計 税込」と「合計」は請求書に表示された数字を使用するため、「(5,198円 + 15,001円)× 1.1 = 22,218.9円」で算出される。
請求書上には端数を切り捨てた「22,218円」が表示される。※(「税の端数処理」を「切り捨て」とした場合を想定)

請求書の「税額」は、請求書に表示された「22,218円」をもとに消費税を算出するため、「22,218円 × 0.1 ÷ 1.1 =2019.82円」となる。
端数処理が切り捨てのため、税額として「2,019円」が表示される。

案件における変更内容の詳細

変更前

「案件」画面では、品目の「単価 税抜」「数量」を乗じた際に「販売合計額 税抜」に小数点が含まれると、「販売合計額 税抜」に小数点の端数を切り捨てた金額が表示される仕組みです。
しかし、システム内部では小数点の端数を保持した状態で以降の計算を行っていることに加え、売上や請求書では先に記載した計算が行われているため、以下の事象が発生しています。

  • 「案件」画面に表示される「品目」の「販売合計額 税込」、「売上」の「金額 税込」、「請求書」の「請求残高」に差額が生じる可能性がある。
  • 各品目の「販売合計額 税抜」表示をもとに「販売合計額 税込」の金額を想定すると、差額が生じる可能性がある。

案件の「品目:販売合計額 税込」「売上:金額 税込」と「請求書:請求残高」

表示金額
品目販売合計額 税込22,219円
売上金額 税込22,218円
請求書請求残高22,220円

計算の仕組み

「品目」の「販売合計額 税込」は、「3,999円 × 1.3 × 1.1 = 5,718.57円」と「5,000.5円 × 3 × 1.1 = 16,501.65円」で算出する。
その後、それぞれ端数を切り捨てた各品目の「販売合計額 税込」を合計した「5,718 + 16,501 = 22,219円」が表示される。

「売上」の「金額 税込」は「3,999円 × 1.3= 5,198.7円」および「5,000.5円 × 3 = 150,001.5円」で算出する。
その後、それぞれ端数を切り捨てた「金額 税抜」を合計し、税率を乗じて算出した「(5,198円 + 15,001円)× 1.1 = 22,218円」が表示される。

「請求書」の「請求残高」は、各品目の金額から小数点を保持した状態で計算を行うため、「3,999円 × 1.3 = 5,198.7円」「5,000.5円 × 3 = 15,001.5円」をもとに「(5,198.7円 + 15,001.5円)× 1.1 = 22,220.2円」で算出される。
その後、端数を切り捨てた「22,220円」が表示される。
※「税の端数処理」を「切り捨て」とした場合を想定しています。

変更後

案件の「品目:販売合計額 税込」「売上:金額 税込」と「請求書:請求残高」

表示金額
品目販売合計額 税込22,218円
売上金額 税込22,218円
請求書請求残高22,218円

計算の仕組み

すべての計算は、以下に統一します。

各品目の税抜金額を「3,999円 × 1.3= 5,198.7円」および「5,000.5円 × 3 = 150,001.5円」で算出する。
その後、それぞれ端数を切り捨てた金額を合計し、税率を乗じて算出した「(5,198円 + 15,001円)× 1.1 = 22,218円」が表示される。

ご注意

品目の明細ごとに端数処理を設定できる機能はありません。
今後の開発をお待ちください。


今後も皆さまのご要望に基づき、新機能開発・機能改善を進めてまいります。
ご意見・ご要望がございましたら、お問い合わせ窓口よりお送りください。

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