いつも「マネーフォワード クラウド経費」をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
このたびは、マネーフォワード クラウド経費でインボイス制度に対応するための機能についてお知らせいたします。
- 画像は開発中の画面です。リリース時には変更となっている可能性があります。
- リリース時期や詳細については、今後のお知らせをご確認ください。お問い合わせいただいてもお答えいたしかねます。
対象ページ
- 管理設定>経費機能設定>インボイス制度
- 管理設定>経費機能設定>科目・税区分>経費科目
- 管理設定>経費機能設定>科目・税区分>税区分
- 申請>経費精算>明細一覧>新規登録
- 申請>経費精算>明細一覧
- 承認>経費精算>申請一覧
- 経理業務>経費精算>明細一覧
対象のお客さま
マネーフォワード クラウド経費をご利用中のお客さま
※「インボイス制度」などの設定は、クラウド経費を「管理」権限でご利用中のお客さまのみ可能です。
リリース予定日
2023年8月 ~ 2023年9月
追加機能の詳細
インボイス制度に対応するために、いくつかのメニューや項目を追加いたします。
「管理設定」>「経費機能設定」画面に「インボイス制度」メニューを新設します。
「インボイス制度」メニューをクリックすると、「仕入控除税額の端数処理」および「特例区分」の設定画面が表示されます。
「インボイス制度」メニューの新設
「管理設定」>「経費機能設定」に「インボイス制度」メニューを新設します。
こちらの画面では「仕入控除税額の端数処理」および「特例区分」の設定を行います。
- 「マネーフォワード クラウド会計・確定申告」と連携設定を行っている場合、「仕入控除税額の端数処理」は表示されません。
- 「マネーフォワード クラウド会計Plus」と連携設定を行っている場合、「仕入控除税額の端数処理」は表示されますが、連携されません。
「経費科目」に「特例区分」の追加
「管理設定」>「経費機能設定」>「科目・税区分」>「経費科目」画面に「特例区分」の項目を追加します。
これにより、「経費科目」ごとに「特例区分」を設定できるようになります。
「税区分」に「インボイス経過措置」を追加
「管理設定」>「経費機能設定」>「科目・税区分」>「税区分」画面に「インボイス経過措置」欄を追加します。
「インボイス経過措置」欄は、「管理設定」>「経費機能設定」>「基本設定」画面の「連携サービス」で「連携しない(他社会計サービスと連携する)」を選択している場合に表示されます。
経費明細の登録画面に「適格請求書発行事業者登録番号」を追加
経費明細の登録画面に「適格請求書発行事業者登録番号」の入力項目を追加します。
「適格請求書発行事業者登録番号」を入力すると、国税庁のAPIを通じて、入力した登録番号が国税庁に登録されているかを自動で判定できます。
国税庁に登録されている場合は、「登録情報を表示」をクリックすることで「登録情報」を確認可能です。
「適格請求書発行事業者登録番号」に存在しない登録番号が入力された場合や、登録番号が無効の場合は、アラートが表示されます。
なお、「適格請求書発行事業者登録番号」の有効確認は、経費明細に入力した「日付」を取引日とみなし、その日付時点の情報で以下のように判定されます。
- 「有効」の場合:「インボイス経過措置」が「適格」と判定される。
- その他の場合:「80%控除」と判定される
- 「日付」が2023年9月30日以前の場合:「適格請求書発行事業者登録番号」の入力内容に関わらず「適格」と判定され、消費税額の全額が仕入税額控除の対象となる。
- 経費科目設定で「特例区分」を設定していない
- 「税区分」が課税仕入
- 通貨がJPY
※領収書に記載がない場合は入力不要です。
経費明細の登録画面に「消費税額」を追加
経費明細の登録画面に「消費税額」の項目を追加します。
「消費税額」は、選択した税区分に沿って自動で計算されます。
「消費税額」は、必須項目となります。
「承認」および「経理業務」の経費明細の編集画面に「インボイス経過措置」項目を追加
「承認」および「経理業務」の経費明細の編集画面に、「インボイス経過措置」の項目を追加します。
「インボイス経過措置」では、「適格」と「80%控除」を選択できます。
「インボイス経過措置」項目は、それぞれ以下の方法で確認してください。
- 承認:「承認」>「経費精算」>「申請一覧」画面で承認する申請の「内容確認」をクリックし、各明細の「詳細」を選択する。
- 経理業務:「経理業務」>「経費精算」>「明細一覧」画面で各明細の「詳細」をクリックする。
「明細一覧」に項目を追加
「明細一覧」画面に「消費税額」欄を追加します。
「承認」と「経理業務」の「明細一覧」では、「インボイス経過措置」欄も表示されます。
経費精算申請の詳細画面にある「合算仕訳」に項目を追加
経費精算申請の詳細画面にある「合算仕訳」に、インボイス制度に関連する項目を追加します。
スマートフォンアプリ版の対応について
スマートフォンアプリについても、「消費税額」や「適格請求書発行事業者登録番号」の入力項目を追加します。
また、レシートに複数の税率が記載されている場合に、税率ごとに分けて明細を登録できるようになります。
また、iOSアプリ版とAndroidアプリ版でも対応時期は異なりますので、あらかじめご了承ください。
オペレーター入力のインボイス制度対応について
オペレーター入力では、現在の「日付」「支払先」「金額」「税区分」に加え、以下項目の入力に対応予定です。
- 適格請求書発行事業者登録番号
- 税率ごとの消費税額
OCR入力のインボイス制度対応について
OCR入力では、OCR入力では、現在の「日付」「支払先」「金額」に加え、以下項目の入力に対応予定です。
- 適格請求書発行事業者登録番号
- 税率ごとの消費税額
会計ソフトとの仕訳連携について
クラウド会計・確定申告に仕訳を連携している場合
「マネーフォワード クラウド会計・確定申告」への仕訳連携時に、「インボイス経過措置」の情報も連携されるようになります。
これにより、クラウド会計・確定申告で仕入控除税額が計算されます。
また、仕訳の摘要欄に「日付」「適格請求書発行事業者登録番号」「特例区分」が連携されるようになります。
クラウド会計Plusに仕訳を連携している場合
「マネーフォワード クラウド会計Plus」への仕訳連携時に、「インボイス経過措置」「消費税額」「仕入控除税額」の情報も連携されるようになります。
これにより、クラウド会計Plusの消費税設定に従って仕入控除税額が計算されます。
また、仕訳の摘要欄に「日付」「適格請求書発行事業者登録番号」「特例区分」が連携されるようになります。
他社会計ソフトをご利用で、仕訳エクスポートしている場合
「費用計上仕訳」について、以下を出力項目として設定できるようになります。
出力単位 | 出力できる項目 |
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明細単位 |
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申請単位 |
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集計単位 |
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今後も皆さまのご要望に基づき、新機能開発・機能改善を進めてまいります。
ご意見・ご要望がございましたら、お問い合わせ窓口よりお送りください。
※本サポートサイトは、マネーフォワード クラウドの操作方法等の案内を目的としており、法律的またはその他アドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトに記載している内容の正確性・妥当性の確保に努めておりますが、実際のご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家に相談するなど、ご自身の判断でご利用ください。