いつも「マネーフォワード クラウド人事管理」をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
このたび、ワークフローの条件分岐機能において、機能の追加と仕様変更を予定していますので、お知らせいたします。
これにより、条件分岐を含むワークフローについて、申請者が複数の組織を兼務している場合でも、所属している組織ごとに各条件分岐の判定を行えるようになります。
対象ページ
設定>ワークフロー
対象のお客さま
マネーフォワード クラウド人事管理で以下のユーザー区分やロールが設定されているお客さま
- 「全権管理者」のユーザー区分
- 「ワークフロー」画面を操作可能なロール
変更予定時期
2025年10月下旬頃
※スケジュールについては現時点での予定のため、変更となる可能性もあります。
追加機能の詳細
ワークフローの詳細画面に、「申請者が兼務している場合」に関する設定が行える「基本設定」メニューを追加します。
「兼務先からの申請を許可」にチェックを入れると、申請者が選択した所属情報に応じて各条件の判定が行われ、ワークフロー経路が決定します。
これにより、申請者が複数の組織を兼務している場合も、所属している組織ごとにワークフロー経路を判定できるようになります。
仕様変更の詳細
これまで、条件分岐の判定では、申請者の「主務」と「兼務」の両方の所属情報を参照して判定する仕組みでした。
本リリース後は、条件分岐の判定方法を、申請者の「主務」の所属情報、または申請者が選択した所属を参照して判定を行う仕組みに変更します。
- 申請者が選択した所属情報で各条件分岐の判定を行いたい場合は、ワークフローごとに「申請者が兼務している場合」の設定をお願いします。
- 各ステップの承認者については、申請者の主務の所属のみが参照される仕組みのため、本変更の対象外です。
具体例
本項では、所属組織について主務と兼務がある申請者の申請に、条件分岐があるワークフローが適用されている場合を例に説明します。
設定条件
- 申請者の所属組織:主務が「製造部」、兼務が「営業部」
- 条件分岐の条件:「申請者の所属組織」「次のいずれかと等しい」「営業部」
- 条件分岐の条件に一致する場合の経路:「営業本部が承認ステップ」
- 条件分岐の条件に一致しない場合の経路:「人事部が承認ステップ」
- 「兼務先からの申請を許可」:チェックを入れていない
「条件分岐ステップ」が「NO」の場合は、「人事部が承認ステップ」の経路でステップが進行します。
変更前
これまでは、申請者の所属組織において兼務に「営業部」が含まれているため、「条件分岐」は「YES」となり、「営業本部が承認ステップ」の経路でステップが進行する仕組みでした。
変更後
仕様変更後は、申請者の所属組織において主務が「製造部」であるため、「条件分岐」は「NO」となり、「人事部が承認ステップ」の経路でステップが進行する仕組みとなります。
対応のお願い
本仕様変更により、ワークフロー内の条件分岐の判定方法が変更されるため、登録しているワークフローの設定によって、承認経路が変わる可能性がございます。
そのため、お知らせに記載されている「仕様変更の詳細」をご参照のうえ、本仕様変更までに条件分岐を含むワークフローの内容をご確認いただき、必要に応じてご修正くださいますようお願いいたします。
今後も皆さまのご要望に基づき、新機能開発・機能改善を進めてまいります。
ご意見・ご要望がございましたら、お問い合わせ窓口よりお送りください。
※本サポートサイトは、マネーフォワード クラウドの操作方法等の案内を目的としており、法律的またはその他アドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトに記載している内容の正確性・妥当性の確保に努めておりますが、実際のご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家に相談するなど、ご自身の判断でご利用ください。