電子契約サービスの導入に関する調査(2022年時点)
リモートワークの急速な普及に伴い導入が進んだと言われている電子契約サービス。
実際の普及率はどれくらいなのでしょうか?また、導入の決め手となるのはどのようなポイントなのでしょうか?
50名以下の企業経営者・役員の方に、電子契約サービスに関するアンケートを実施しました。
電子契約サービスを導入している企業
導入していない
80.3%
導入している
19.7%
電子契約サービスを導入した理由(複数回答)
取引先から電子契約での締結を求められることが多くなってきたから | |
---|---|
印紙代、郵送費などコストを削減したかったから | |
専門家(弁護士など)や知人におすすめされたから | |
契約にかかわる業務(押印、レビューなど)を効率化したかったから | |
紙の契約書では契約締結まで時間がかかっていたから | |
紙の契約書の管理が複雑になっていたから | |
わからない・覚えていない | |
会社の規模が大きくなってきたから | |
法務担当者の変更があったから | |
バックオフィス業務の生産性に課題があるから | |
CMや広告などでそのシステムの存在を知ったから | |
経営状況が悪化してきたから | |
その他 |
電子契約サービスを導入する際、
複数サービスを比較・検討したか
現在使用している電子契約サービスを選んだ理由(複数回答)
- 1契約書の作成から管理まで行えるから34.7%
- 2紙の契約書にも対応できるから24.4%
- 3導入が簡単そうだったから23.7%
- 4価格が安かったから18.2%
- 5専門家(税理士・社労士など)や知人におすすめされたから14.4%
契約業務で解決したい課題
(複数回答、電子契約サービスを導入していない企業も含む)
契約書の作成に手間がかかる | |
---|---|
契約書印刷・押印・送付に手間がかかる | |
契約書の管理が煩雑 | |
契約書チェックに時間がかかる | |
紙の契約書の保管スペースが足りない | |
社内の承認プロセスが煩雑 | |
その他 |
まとめ
- ・50名以下の企業で、電子契約サービスを導入しているのは2割程度。
- ・電子契約サービスを導入した理由で最も多いのは「取引先に求められることが多くなってきたから」。
- ・導入時に複数サービスを比較・検討したのは6割程度。3割弱は比較せずに導入している。
- ・契約書の作成から管理まで行えるサービスや、紙の契約にも対応しているサービスに魅力を感じる人が多い。
- ・電子契約サービスを導入していない企業も含めると、現在の契約業務で契約書の作成や印刷・押印・送付に手間がかかると感じている企業が多い。
調査概要
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象ユーザー:50名以下の中小企業経営者・役員
サンプル数:3,203
調査実施期間:2022年6月