JFE SHOJI AMERICA HOLDINGS INC.

海外拠点14社分の連結決算を1名で完遂。直感的なUIと手厚いサポートでスムーズな導入・運用を実現

JFE SHOJI AMERICA HOLDINGS INC. 吉田様
  • 課題

    ・銀行への書類提出に向けて初めての連結決算が必要となったが、表計算ソフトでのデータ集約は工数やミスの懸念から限界があった。
    ・複雑な操作や設定を要するシステムに対して、習熟までに一定の時間を要することを懸念していた。
    ・在外企業であるため、完全なクラウド提供かつ正確な外貨換算(小数点処理含む)に対応できるシステムが必要だった。

  • 結果

    ・シンプルで直感的なUIとAIを用いた科目変換機能により、本社を含む14社分の連結決算処理を1名で完遂できた。
    ・ボタン一つで完結する開始仕訳などにより手作業が自動化され、作業工数の削減とミス防止、心理的負担の軽減につながった。
    ・導入初期の手厚く迅速なサポートによってスムーズにシステムの操作・運用に習熟することができ、今後は月次決算での活用も見据えることができるようになった。

JFE商事の北米における持株会社として、製造・加工・流通など多様な事業を展開するグループ会社を傘下に持つ、JFE SHOJI AMERICA HOLDINGS INC.様。同社は銀行へのグループ経営状況の報告が必要となったことを機に、グループ14社におよぶ本格的な連結決算を初めて実施することになりました。
当初は表計算ソフトでの対応を想定していたものの、手作業による膨大な工数やミスの懸念からシステム導入を検討。比較検討の末に完全なクラウド提供かつ外貨換算に対応する『マネーフォワード クラウド連結会計』を採用しました。
今回は、前任者とともにシステム選定や初期設定を進め、導入後は直感的なUIと手厚いサポートを活用しながら、1名で14社分の連結決算処理を行っている管理部門の吉田様に、導入の背景や選定の決め手、今後の展望についてお話を伺いました。

初の連結決算に向けた壁。手作業での限界とシステムへの苦手意識

ー連結会計システムの導入を検討された背景を教えてください。

当社はアメリカに拠点を構える中間持株会社であり、今回の連結決算では当社およびグループ会社の計14社を対象としています。

これまでも必要に応じてグループ全体の数値を簡易的に集約していましたが、今回、銀行へ単体決算だけでなく、連結決算の財務諸表を提出する必要が生じました。それに伴い、初めて本格的な連結決算を実施することになったのが、今回の取り組みのスタート地点です。

当初は、日常の業務で手慣れている表計算ソフトを用いて、連結決算の作業を進める想定でした。しかし、実際の作業工程を詳細にシミュレーションしてみると、本社と13社の子会社から送られてくるデータを手作業で一つのファイルに集約することの難しさに直面しました。日本本社で使用している既存の連結会計システムから取得した数値を表計算ソフトに取り込み、数式で各種資料に連携させたうえで、内部取引の消去や連結修正仕訳などの処理を行う必要があったためです。このような手作業では担当者の工数が膨大になるだけでなく、入力ミスや計算式が崩れるといった人為的なミスが発生するリスクを排除できません。正確性が厳格に求められる銀行提出用の書類を作成するにあたり、表計算ソフトでのハンド作業をベースとした対応は現実的ではないと判断しました。

一方で、連結決算をシステム化することで、本当に工数削減に繋がるだろうかという迷いがありました。以前、日本で勤務していた頃に別の連結会計システムを利用した経験があったためです。当時のシステムは多くの機能を備えている一方、操作や仕組みを理解し、使いこなせるようになるまでには一定の時間を要しました。また、処理に時間がかかることから修正を行う場合に都度待ち時間が生じる点にも負担を感じていました。システムを活用して属人的な作業による工数負担やミスのリスクを減らしたいと思う一方で、初期の立ち上げ作業や設定業務を想像するだけで腰が重くなってしまうのが率直な気持ちでした。

4社比較で見えた圧倒的な利便性。ピュアクラウド型と外貨対応が決め手に

ーシステム導入に向けて、どのような点を考慮されましたか。

システム導入に向けた比較検討では、マネーフォワード クラウド連結会計を含めて合計4社のシステムをリストアップしました。それぞれのシステムの機能や操作性、そしてコストの観点から詳細な比較を行いました。

比較を進める中で私たちが重視した条件の1つが、シンプルで使いやすいことでした。既存の業務に合わせてシステムをカスタマイズするのではなく、できる限りシステムの標準的な機能やプロセスに自分たちの業務を合わせることで、業務そのものをシンプルかつ効率的にしていくことを選定のテーマとしていました。実際の画面を見たとき、マネーフォワードの画面は直感的に操作できるデザインだと感じました。シンプルなUIで文字の配置も見やすく工夫されており、どこに何を入力すればよいかがひと目で理解できました。入力した結果がすぐに自動で反映されていく点も魅力的であり、これなら快適に利用できると確信しました。

あわせて、クラウドで提供されているシステムであるかも選定基準の1つでした。サーバーの保守やシステムのメンテナンスといった管理の手間やサーバーの停止による利用制限をなくし、場所を問わずアクセスできる環境を構築したかったためです。しかし、比較した4社のうち、完全なクラウド型のサービスとして提供されていたのはマネーフォワード クラウド連結会計だけでした。他のシステムはオンプレミス型や半クラウド型であったりと、私たちの希望するスマートな運用体制に合致しない仕様のものばかりでした。

また、私たちは北米を中心とした在外企業のため、外貨建てのデータを円滑かつ正確に処理できる機能が不可欠です。しかし比較したシステムの中には、そもそも外貨換算の機能が備わっていないものもありました。外貨換算機能があったとしても、小数点の処理に対応していないなど、私たちの実務レベルで要件を満たせないシステムも見受けられました。マネーフォワード クラウド連結会計は、外貨対応しているだけではなく、システムの表示言語を英語に切り替えることも可能です。将来、現地スタッフを採用したときのことを考えると大きなメリットになると思いました。

このように、使いやすさ、ピュアクラウド型であること、外貨換算の対応力があることなどの複数の観点で比較検討を行った結果、マネーフォワード クラウド連結会計が最有力候補として残りました。

充実のサポートとAI機能で、14社分の連結決算を1人で完遂

ーシステムを使い始めてどのようなことを感じましたか。

マネーフォワード クラウド連結会計を導入したことで、決算にかかる工数や心理的な負担は大幅に軽減されました。現在、本社を含む14社分の連結決算処理をすべて1人で担当しています。表計算ソフトでの運用を考えていた当初は、到底1人で終わらせることができる業務量ではないと感じていましたが、システムを活用することでスムーズに業務を回すことができています。

特に効果を感じているのが、勘定科目の変換作業です。子会社ごとに異なる科目体系を統一する作業は、連結決算において最も手間のかかる工程の1つです。マネーフォワード クラウド連結会計にはAIを活用した科目変換の推測機能が備わっており、これが大いに役立ちました。システムが適切な科目を提案してくれるため、一つひとつ手作業で確認して紐付ける手間が省けます。最初の1社分の設定を行っただけで要領をつかむことができ、残りの子会社についてもスムーズに設定を進められました。

また、開始仕訳の処理がボタンのクリックだけで完了する点にも助けられています。これまでは前年度の数値を引き継いで正しい状態に調整する作業に気を遣っていましたが、システム上で数回の操作を行うだけで正確に処理が完結します。表計算ソフトで作業を行っていたら発生していたであろう手作業での修正や、それに伴う入力ミスがなくなったことは、精神的な安心感にもつながっています。

このようにシステムを使いこなせるようになった背景には、充実したサポート体制があります。導入直後の2ヶ月から3ヶ月間は、専任の担当者による手厚いサポートを受けることができました。操作方法がわからないときに質問を投げると、担当者の方がすぐに対応し、的確な回答を返してくれました。過去のシステム利用で感じていたストレスは、このレスポンスの速さと丁寧な伴走支援のおかげで払拭されていきました。初期の立ち上げ期間が終了した後も、随時質問を受け付けてもらえる体制が整っており、安心してシステムの運用を続けられています。

少数精鋭の海外拠点に最適。今後は月次の業績把握にも活用したい

ーほかのシステムも利用されたことがある知見から、どのような企業に『マネーフォワード クラウド連結会計』がおすすめだと考えられますか。

マネーフォワード クラウド連結会計は、私たちのように海外へ進出している日系企業に特におすすめしたいシステムだと感じています。

海外の拠点を管理する部門は、日本国内の本社と比較して人員体制が限られているケースが少なくありません。少数のスタッフで多岐にわたる管理業務をこなしながら、正確な決算数値を報告する必要があります。このような少数精鋭の環境下では、担当者一人あたりの業務負荷が高くなりがちです。連結決算という複雑な業務を表計算ソフトなどの手作業で乗り切ろうとすると、いずれ限界を迎えてしまいます。限られたリソースで効率的かつ正確に業務を遂行するためには、システムの力を積極的に借りるべきだと実感しています。

マネーフォワード クラウド連結会計であれば、直感的な操作性とAIなどの自動化機能によって、システム運用に不慣れな担当者であっても正確な処理を進めることが可能です。海外ならではの複雑な外貨換算も適切に処理できるため、管理部門の負担を最小限に抑えながらグループ全体の経営状態を把握できる体制を構築できます。

今後の展望としては、システムの利用範囲を段階的に広げていきたいと考えています。現在は銀行への書類提出に向けたスポットでの利用がメインとなっていますが、まずは四半期決算での活用を進め、運用を定着させていきたいと考えています。そのうえで、将来的には月次決算のプロセスにもシステムを組み込んでいきたいと考えています。具体的には、毎月の損益計算書や貸借対照表の作成においてもマネーフォワード クラウド連結会計を活用し、グループ全体の月次の業績推移をよりタイムリーに可視化できる仕組みを作りたいと考えています。月次単位で正確な数値を把握できるようになれば、より迅速で的確な経営判断を下すための材料を提供できるようになります。管理部門としての役割を果たすためにも、システムの機能を最大限に活用し、グループ全体の成長を支える経営管理基盤を構築していきたいです。

公開日:2026年9月28日 公開当時の情報となります

JFE SHOJI AMERICA HOLDINGS INC.
JFE SHOJI AMERICA HOLDINGS INC.は、JFE商事グループにおける北米事業を統括する持株会社です。カリフォルニア州に本社を構え、現地の特性に合わせた事業戦略の策定やM&Aなどの投資、効率的な資金運用や人材育成の推進などを通じ、強固な事業基盤の構築を担っています。傘下には、鋼材の加工・販売や建材製品の製造等を行うグループ会社があり、北米の幅広い産業へ価値を提供しています。