「多機能ゆえの不自由」を脱し年間利用料を大幅削減、柔軟な仕様で連結月次決算が2営業日で完了する体制へ
岩村様
田村様
平野様
- 導入サービス
- 連結会計
- 業種
- 金融・保険
- 事業規模
- 法人(1001名以上)
-
課題
・使いこなせない多機能さと高いコストに加え、必要機能は高額オプションというミスマッチがあった
・連結科目への組み替えやインポート前の加工作業が煩雑だった
・数値修正に対して意図しない自動調整が入り、処理がブラックボックス化していた -
結果
・ランニングの費用が大幅削減し、初期費用も1年以内で回収できる高い投資対効果を得た
・作業効率が向上し、連結月次決算が4営業日から2営業日へと短縮された
・柔軟な仕様で意図通りの修正が可能となり、不透明さを解消して運用効率がアップ
業界でも定評のある高機能で重厚な連結会計システムを使っていた同社が、なぜあえてシステム刷新という大きな決断に至ったのか。そこには、単なるコスト削減を超えた、連結決算業務のボトルネックを解消しようとするお考えがありました。
システムリプレイスの結果、コストの大幅削減のみならず、連結月次決算期間を4日から2日へと劇的に短縮。使い慣れていたはずのシステムをあえて手放し、新たな選択をした背景と導入後に得られた手応えについて、同社経理部経理課の大矢根様、岩村様、田村様、平野様に伺いました。
経理財務領域のデジタル化を推進、第一歩として連結会計を刷新
ー連結会計システムの刷新に踏み切られた背景をお教えください。
当社では現在、経理部で業務のデジタル化を推進しています。その中で、まず着手したのが連結決算業務の見直しでした。
基幹システムと密接に紐付いている単体会計の仕組みを変えるには、関係者も多く多大な労力と時間が必要になります。一方で連結会計は、各社から収集したデータを集約する側なので、比較的スムーズに運用の見直しやシステムの刷新ができると考えました。
もともと、連結会計システム自体は導入していました。しかし、運用を続けていく中で、当社の規模や業務の実態に対して、既存のシステムが必ずしも最適ではないと感じる場面が多く、見直す必要があると感じていました。
使いきれない多機能への高額な費用、求める機能は高額オプションというミスマッチ
ー以前のシステムのどのようなところに課題を感じていましたか。
刷新前に利用していたシステムは、歴史があり多くの機能を備えていました。しかし、正直なところ使いこなせていない機能も多く、その多機能さゆえに多額の保守費用や利用料が発生していることに「もったいなさ」を感じていました。
さらに頭を悩ませていたのが、機能を追加しようとした際の追加費用です。多機能ではあるものの、標準パッケージにはない機能がいくつかありました。例えば、決算数値をより多角的に分析するためのレポート機能などがその1つでした。そのオプション1つに数百万円単位の費用がかかる状況でした。
また、システムのアカウント数にも制限がありました。アカウント数の上限が契約で決まっており、アカウント数を追加するには費用が発生するため、監査法人などの関係者に対しては、データを都度エクスポートしてメールで送信するという、アナログな運用を余儀なくされていました。情報共有のタイムラグや、メール送信の手間といった細かな非効率が、業務全体のスピードを阻害する要因になっていたのです。

シンプルさを追求した設計と、年間利用料の削減・共有の自由度が決め手
ーどのような検討を経て『マネーフォワード クラウド連結会計』の導入を決められましたか。
様々なシステムがある中で『マネーフォワード クラウド連結会計』に決めた最大の理由は、プロダクトマネージャーの方から直接伺ったシステム設計への深いこだわりです。
お話を伺う中で、私たちが既存システムで課題に感じていた「複雑すぎる操作性」や「データのブラックボックス化」を解消しようとする明確な意志を感じ、このシステムなら自社の課題を解決できると確信しました。まさに、私たちが求めていたシンプルで使い勝手の良い設計になっていたのです。
また、追加費用がかかることなくアカウントを無制限に発行できる点も魅力的でした。監査法人などの関係者に直接アカウントを付与すれば、彼らが好きな時に最新のデータを確認してもらえます。これにより、データのやり取りの手間が軽減できると考えました。
さらに、コスト面でのメリットも決定打となりました。月々のランニングコストは従来の半分以下に抑えられ、初期導入費用を含めても、わずか1年以内で投資回収ができる計算でした。この圧倒的なコストパフォーマンスは、社内の承認を得る上でも大きな後押しとなりました。
月次決算が2営業日に、加工不要のデータ連携で作業工数を削減
ーシステム導入後の変化をお教えください。
導入後の効果は、数字として顕著に表れています。これまで月次連結決算を締めるまでに単体決算の締め後4営業日ほどかかっていましたが、導入後はわずか2営業日で完了するようになりました。業務スピードが実質2倍になった計算です。
特に恩恵を感じているのは、子会社の財務諸表を取り込む際の勘定科目のマッピング作業です。以前はシステムへ取り込む前に、手作業で連結科目に変換し、取り込み用にフォーマットを調整し、ファイル形式も変更する加工作業が必要でした。子会社側で頻繁に科目の追加や変更があるため、その都度発生する変換作業は神経を使うものでした。
これまでは、加工後のデータをインポートした際に貸借不一致などのエラーが出ると、原因が元のデータにあるのか、加工段階のミスなのかを特定するのに多大な時間を要していました。海外子会社とのやり取りであれば、時差もありさらに時間がかかります。
『マネーフォワード クラウド連結会計』では、ローデータのまま取り込み、システム内で直接マッピング状況を確認できます。AIがマッピングを自動でサジェストしてくれる上に、一度設定すればシステム側が記憶してくれるため、取り込み段階でエラーに悩まされることがなくなり、作業のストレスが激減しました。
さらに、連結キャッシュ・フロー計算書の作成がこれまで以上にスムーズになったように感じます。分かりやすいユーザーインターフェースと、直近で追加されたインポート機能が掛け合わさったことで、月次の作成業務が大幅に効率化されました。修正した内容を同一画面上で即座に確認できるため、作業スピードが向上しています。

複雑な自動処理によるブラックボックスを解消、開始仕訳もすっきり
ーほかのシステムも利用されたことがある知見から、どのような企業に『マネーフォワード クラウド連結会計』がおすすめだと考えられますか。
以前のシステムは、仕訳の自動起票をはじめとする様々な自動処理機能が強力でした。しかし、自動処理をやり直す待ち時間が発生するほか、一箇所を修正すると意図しない箇所までシステムが自動で調整を入れてしまい、なぜその数値になったのかという背景がブラックボックス化してしまう課題がありました。具体的には、帳尻を合わせるためだけの意味を持たない仕訳が積み重なり、開始仕訳が膨大な量に膨れ上がっていました。
その点、『マネーフォワード クラウド連結会計』は、データの整合性を保ちつつも、担当者が「ここをこう修正したい」と考えた通りに柔軟に修正反映ができます。反映もほぼ同時なので、作業がサクサク進むことで心理的にも楽になりました。
現在、当社の連結対象は国内子会社3社、海外子会社4社、持分法適用会社1社という規模です。このくらいの規模感であれば、過度に複雑なシステムよりも直感的かつ柔軟に操作できるシステムの方が、運用効率が高いと感じています。
※掲載内容は取材当時の情報です。
公開日:2026年4月24日 公開当時の情報となります
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