AIトラベル・エンジニア出身社長の「営業の悩み」を解決したツール

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日本では「クラウド戦国時代」を迎えています。人材不足や働き方改革にあえぐ企業の“救いの手”として、国内企業のクラウドサービス利用率は年々高まっています。事業者も群雄割拠の様相を呈し、新しいクラウドサービスが続々誕生しています。

そんな中、「クラウドのプロ」とも言えるクラウドサービスを提供している企業は、多種多様なクラウドサービスの中からどんなサービスを選び抜き使っているのでしょうか。今回、全5回の特集「君たちはどう効率化しているのか」として、2018年10月5日(金)開催の「マネーフォワード クラウドExpo2018」に出展するクラウド企業5社にクラウドサービスの活用法を聞きました。

第4回は、クラウド出張手配管理サービスを手掛けるAIトラベルから、代表取締役社長の村田佑介さんに「どんなクラウドを使って、君たちはどう効率化しているのか」を教えてもらいました。

営業がつかまらない…エンジニアの悩み

企業 :株式会社AIトラベル
業種 :IT
社員数:7人(2018年8月現在)
▼今回紹介するクラウドサービス
Sales Cloud(CRM、顧客管理)
▼利用職種
営業

 

「AI Travel」は、AIを活用した出張手配の予約・管理サービスです。サービスを開発・提供するのは同名のAIトラベルで、楽天出身メンバーが中心となり2014年に創業しました。

【プロフィール】村田 佑介(むらた ゆうすけ)
2010年に京都大学を卒業後、楽天株式会社に入社し、エンジニアとして全社MVPを獲得。要件定義・設計からプログラミング・インフラ構築まで全ての工程に従事。選抜メンバーとしてシンガポールへの出向も経験した後、2014年に株式会社AIトラベルを共同創業。CTOを経て代表取締役CEOに就任。特許の発明実績多数。

 

「出発地と目的地、日時、予算を入力すると、AIが最適なホテルや飛行機・新幹線を調査し、まとめて予約ができるサービスです。出張時の面倒な手配をワンストップで代行します。

2017年からは法人向けサービスの提供も始めています。出張を手配管理する担当者の業務の自動化と効率化を進め、管理コストの削減をアシストしています」(村田さん、以下同)

正社員は7名(業務委託を含め約20名)の少人数でやりくりしています。メンバーが少ないとどうしても起こりがちですが、特定の業務を一人で担当するいわゆる「ひとり部署」に陥ることもままあり、AIトラベルではこれによる悩みもありました。

私はもともとエンジニア出身なので、経営業務の傍らで開発領域全般も見ています

一年前、営業担当が一人しかいなくてセールス業務が属人化してしまい、顧客との打ち合わせやステータスといった情報が共有されていなかったんですね。

なので、開発を進めようとしても、どの顧客がどういう機能を求めているのか、新たにこの機能を開発したら何社が動きそうかなど、いちいち営業担当にヒアリングして聞き出さないと分からなかったんですね。

でも、営業だから一日中出先にいてつかまらない。そうすると時間があっても作業が後回しになったり営業が帰社するまで待ったり、時間管理ができなくなったんです。

それで、部署をまたぎ顧客情報や営業ステータスを共有管理するCRM(顧客管理)の導入を決めました」

“CRMの王者”に決めた理由

いくつかのサービスを調べて、実際に2~3つのCRMを試験的に導入しました。初月無料などのSaaSを中心に、それぞれ1か月程度運用し、「この機能は良い」「この機能が足りていない」などとメンバーで相談しながら、最終的に導入することに決めたのがセールスフォース・ドットコムのCRM「Sales Cloud」でした。

「当時、テレアポ営業向けのターゲットリストと、実際に訪問した顧客リストを分けて管理していたのですが、これをシームレスにサービス内に移行できる機能が、他のサービスにはなかったんです。その機能がクリティカルに必要だったので、『Sales Cloud』しかないねと決まりました」


※セールスフォース・ドットコムのホームページより引用した利用イメージ

「セールスフォース・ドットコムはCRMの“王者”とも言えますが、やはり機能性も操作性も充実しています」

ただ、いざ導入してから本格的に運用できるようになるまで少し時間がかかったそうです。

自社の運用フローに落とし込んだり、他のツールと連携させたりする作業に2~3か月かかりましたね。最低限は使えているので、今は都度調整をしながら運用しています」

CRMの導入によって効率化を実感していると言いますが、とくにコミュニケーションコストの削減は明らかだったと言います。

「わざわざ営業担当にヒアリングしたり追いかけたりする必要がなくなったので打ち合わせの工数も減りました。そのおかげでタスクのハンドリングもしやすくなって、自分の業務に集中できるようになりましたね。

現時点でも、開発・人事労務・会計などでクラウドサービスは結構使っています。今後はマーケティングツールの導入も検討していますし、業務を効率化させるツールはさらに活用していきたいですね」

出張経費を大幅削減できる米国発サービスとは?

今回ご紹介したAIトラベルは、2018年10月5日(金)開催の「マネーフォワード クラウドExpo2018」に出展します。代表取締役社長の村田佑介氏によるトークセッションでは、出張経費を大幅削減できる米国の最新事例「TripBucks」に合わせ、AIトラベルが進める事業についてご紹介いただきます。

【講演タイトル】
「出張経費30%削減!? 米国発の最新事例」
株式会社AIトラベル 代表取締役社長 村田佑介氏
お申し込みはこちらから

【講演概要】
出張手配の課題解決に取り組むテクノロジー・ベンチャーのAIトラベルが、出張経費を30%も削減する米国発の最新事例「TripBucks」をご紹介。従来の出張管理と比べて何が革新的なのか?日本で導入するにはどうすればよいのか?など、試行錯誤を経てAIトラベルが考えるベストプラクティスについて、事例を交えてお伝えいたします。

【講演日時】
マネーフォワード クラウドExpo2018
2018年10月5日(金) 会場C  12:45-13:25【Expo開催場所】
ANAインターコンチネンタルホテル東京(東京都港区赤坂1-12-33)

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※掲載している情報は記事更新時点のものです。

BIZ KARTE編集部

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